アマガエルの糞害対策DIY
こんなDIYに取り組む人は全国探してもあまりいないと思いますw
ほとんどの方は、なんのこっちゃと思うことでしょう。
こんなこともあるんだなと、読んでいただければと思います。
我が家の目の前には大きな田んぼがあります。田んぼにはアマガエルがたくさんいます。
そのカエルたちが、ウッドデッキに上がり、リビングの窓をよじ登り、天井付近のFIX窓に住み着くという事態に陥ってしまいました。
こちらは去年の写真ですが、赤丸の天井付近のFIXガラスにアマガエルが住み着くのです。
なぜこんなところに?!と思いますよね。
あまり多くのカエルを映しても気持ち悪いかもしれないので、程々に紹介しておきます。
こんな感じで、昼間は天井付近でじっと待機しています。カエルの糞も写ってますねw
夜になると、照明の明りに引き寄せられて窓に虫が寄ってきます。その虫をカエルが狙っているというわけです。カエルにとって絶好の狩場ということのようです。
ピーク時は約20匹ほどのカエルが常駐しておりました。
そうすると何が問題かというと、糞害が凄いのです。カエルは2日に1回糞をするとします。
1か月で計算すると、20匹×30日×0.5回=300個の糞がまき散らされる計算になります。
実際たまらないですよ。ウッドデッキに置いてあるチェアーもカエルの糞だらけ。
購入してから僅か1年で処分となりました。
カエル対策で何をやったかというと、窓に虫が集まってくるからカエルが集まってくるわけなので、虫が集まってこないようにしようとしました。
まず、なぜ虫が集まってくるかといいますと、虫は紫外線(UV)に集まる習性があります。
なので、紫外線をカットすればいいと考えました。もともと窓ガラスはUVカットガラスでしが、我が家のガラスのUVカット率は55%程度しかなかったので、99%UVカットフィルムを張りました。
これが1年目の対策です。
しかし何の効果も見られず。
そもそも、我が家の照明はLEDなどで紫外線をほとんど出さないタイプの照明しか使っていません。
ということは、紫外線ではない光にも虫は集まってきているということのようです。
ムキー、話がちがうではないか(; ・`д・´)
2年目に試したのが、網戸、窓ガラス用虫コナーズスプレー。贅沢にたっぷり使いました!
しかし効果は確認できません。カエルは普通に常駐していますw
ムキー、これも話がちがうではないか(; ・`д・´)
3年目は虫コナーズスプレーと吊り下げ用タイプのダブル使用。
やっぱり効果は確認できません。
ムキー、何でやねん(; ・`д・´)
4年目は、趣向を変えて物理的にカエルを定期的に強制退去させることで、寄り付かなくなることを狙いました。
具体的には、窓を毎週掃除してカエルが住みづらい環境づくりを狙ったんです。
窓にカエル臭かなんかがしていて、カエルが集まってくるのだろうかとも思ったんです。
でも数日後には元の状態に戻っちゃうんですよね~。
アマガエルには、窓に上ると餌を簡単にゲットできるという学習機能があるってことなんですかね?
ということで、窓掃除してカエルを強制撤去は効果がなかったというのが結論でした。
もっと強力な虫よけじゃないとダメってことなのだろうか??
と思って5年目に試したのがこちら。
1プッシュで1年効くと書いてあります!室内用だけど。
FIX窓をビニールで囲って、薬剤が窓に吸着するようにしてプシュプシュしまくりました。
結果は、6月はカエルが来ませんでした。これは良いかもと喜んでいましたが、7月になると普通にカエルが集まってくるじゃあないですか(-“-)
気候の影響でたまたま6月にカエルが来なかったのかよく分かりませんが、ゼロデナイトを屋外の窓にプッシュしても期待する効果は得られないという結果でした。
そもそも、ゼロデナイトは薬剤が付着した壁や床などにいる虫が薬剤を吸い込んで、死んでしまうという仕組みです。(人体には無害だそうです)
つまり、窓に虫を寄せ付けないのではなく、窓に居続ける虫を死滅させる効果があるということです。
狙いとは違うので、効果がないのは当然ですね。そして、カエルには無害なのかもしれません。
ここまで試して思ったことは、光(紫外線以外)に集まる虫を窓にスプレーした薬剤で寄せ付けないようにするのは困難ということです。
正直、こんなに長期戦になると思いませんでした。
でも諦めてカエルの糞害を許容するかというと、それはイヤなんですよね~。
ということで、6年目に試したのが、外窓にアースノーマットを設置するというものでした。
もはやここまで来ると、常軌を逸している感すらしますw
こんな感じで、ブタのアースノーマットを寝室から持ち出してガムテで無理やり固定して実験開始です。
電源はずっと入れっぱなしで1週間様子を見ることにしました。
分かりにくいですが、赤丸のところにカエルがいますw
反対側の窓枠にはカエルがいるけど、アースノーマットを設置した側の窓枠からカエルがいなくなれば効果ありと判断します。
効果があれば、DIYでアースノーマット本体を目立たない箱に入れて夜間だけ電源が入る装置を作って、3カ所設置することを考えていました。(過去形)
1週間後の様子がこちらです。
ノーマットの周りに小さい虫が沢山死んでいるのが分かります。とくにガムテの粘着のところ。これは効果あるかも?!
しかし、アースノーマットから揮発する成分は油分を含んでいるのか、窓も若干べとついています。長期運用すると、取れない汚れが付着しそうですね。
と思いつつよく見ると、何かいる気配が…。
正体は、アマガエルでしたw
なんかもう、ダメだなと思いました。
カエルに見られつつ、敗北感を味わいながらブタのアースノーマットを撤去ですorz
次の一手が思い浮かばなかったので、ネットに投稿して相談してみました。
いくつか案が出されて、参考になったのは、別の場所に光源を用意してそちらに虫を誘導するというものでした。なるど、窓に虫を寄せ付けないためにはそんな方法もありますね!
その他、印象に残ったコメントは、アマガエルは1匹100円程度でヤフオクで売れるというものでした。真夏は1日100匹以上余裕で捕まえられそうです。目の前は田んぼだし。
しばらく、アマガエルの数え方が100円、200円…といった感じになりましたw
でも面倒くさいので、今のところ捕まえて売る予定はありませんw
そもそも、アマガエルは私にとって嫌な虫を食べてくれる益虫です。
おそらくアマガエルのおかげだと思いますが、田んぼの目の前に住んでいるのに我が家の周りには蚊が少ないです。
都市部に住んでいた頃より、明らかに少ないと感じています。
そして見た目も可愛いんですよ、アマガエル。窓とウッドデッキに糞をまき散らすことさえなければ!
さて、話を戻しまして。
窓と別の場所に光源を準備するために、夜になると自動で点灯するソーラーライトをAmazonで物色していました。
しかしよく考えてみたら、ウッドデッキに照明を設置してあることを思い出しました。
今までほとんど使ったことがなかったので、すっかり忘れてました。
冒頭で紹介した去年の写真をもう一度。
青丸のところに、マリンライトが設置してあります。写真には2個しか写っていませんが、3カ所設置してあります。
これを有効活用することにします。
夜、マリンライトを点灯するとこんな感じです。
点灯していないときはこんな感じ。
最近のスマホは明るさの補正機能が進歩しているので、全く同じ比較は出来ませんが雰囲気の違いは分かるかと思います。
窓よりマリンライトの方が明るいですね。
ちなみに、マリンライトもLEDですので窓同様、紫外線はほとんど出ていないはずですが、きっと紫外線以外の光にも反応する小さな虫が寄ってきていると思うので、きっと何でもいいんです。たぶん。
ちなみに、なぜマリンライトを全然使わず存在を忘れていたかというと、外が暗くなるとリビングのブラインドを降ろしてしまいます。そうすると、外は全く見えないしマリンライトを点灯しても気付きません。
わざわざ夜暗い時にウッドデッキで何かするには、マリンライトでは光量不足です。
ウッドデッキで夜ゆっくり寛ぐための光源であるなら、虫よけスプレー必須です。
数回夜のウッドデッキを満喫したら、もういいかなと思ってしまいまして。
ということで、活躍の機会がなかったんですね~。
ウッドデッキにマリンライト。
流行っていますが、設置を検討している方はマリンライトを何のために付けるのか、よく考えた方がいいと思います。
そのマリンライトをリビングの照明を付ける時間帯に点灯してみることにしました。
でも、照明を切り忘れる自信があったので、秘密兵器を用意しました。
それがこちら。SwitchBotの指ロボットです。
両面テープで貼り付けると、このようなスイッチでも操作してくれます。
スイッチを右に倒すときは、トリガーでスイッチを押します。
スイッチを左に倒すときは、トリガーを引き上げてワイヤーを持ち上げます。
両面テープで貼り付ける最適場所を探すのは結構面倒くさいです。
数ミリずれると、うまくスイッチの入り切りが出来ません。
挫折して諦めてしまう人もいるだろうなと思います。
でも、一度位置が決まってしまうと、超便利です。
我が家はタイマーでON-OFF操作するようにしました。
19:00になるとON、22:00になるとOFFといった感じです。
Alexaにも連携可能です。
最近はブラインドを下まで降ろさず、マリンライトが見える位置のところで止めています。
これでウッドデッキの雰囲気を楽しむことにしました。
なかなかいいものです。
外からは、足元が多少見えてしまいますが、目の前は大きな田んぼです。
気にするほどでもないでしょうw
そして、窓に虫が集まったとしてもブラインドが開いている下の方が明るいので、下に虫が寄ってくると思うんですよね。
そうすると、カエルが窓を上ることも少なくなる効果もあるはずです。
実際の効果はというと、天井のFIX窓にカエルが常駐することはなくなりました!
たまーに窓に張り付いているカエルを目撃しますが、糞害は1/20くらいになったような気がします。
かかった費用は指ロボットの購入費用のみ。
発想の転換というか、結果的にシンプルな方法で対策が出来ました。
振り返ってみると、ベープ設置作戦とか何だったんだろうと思ってしまいますw
今回の結論は、
・虫やカエルの習性を理解し、行動パターンを変える対策が最も効果的でシンプルである
・指ロボット(SwichBot)はアイディア次第でかなり便利!
といったところでしょうか。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!