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新築戸建てを建てる⑤ キッチンの話

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2016年に新築戸建てを建てました。
我が家のキッチンは、家の中心にあります。

玄関ホールを作らなかったので、玄関から入ってすぐにキッチンが見えますw

でもキッチンに拘り過ぎると、コストは青天井。それはそれは恐ろしいことになってしまいますw

キッチンに重視していることって何でしょう?
我が家の場合、見た目も大事ですが機能性が最重要項目でした。

今までに分譲マンションや戸建て借家などで対面式キッチンのI型(カウンタータイプ)とフラット型(アイランドタイプ)を利用して、おおよそのメリット・デメリットも経験してきました。

キッチンについて書かれた記事はたくさんあるので、私はちょっと変わったことも書こうと思います。

本記事の目次
① キッチンのコストを抑えるアイディア
② コンロの選び方
③ 食洗器の選び方
④ 浄水器の工夫(裏技)
⑤ 動線と収納の工夫

① キッチンのコストを抑えるアイディア

まず、壁付けにするか、対面式にするかを決めなければいけません。
我が家は対面式です。ちなみに、壁付けタイプほうがコストは安くなります。
対面式は主にフラット型とI型造作対面の2種類があります。
フラット型(アイランドキッチン)は、物を置いておくと見栄えが悪くなりやすいんですよね。
アイランドキッチンの家に住んでいた時は、なかなか大変でした。

キッチンはTOTOを選びましたが、フラット対面型ではなく、I型(壁付けタイプ)に造作カウンターを設置して対面式カウンターキッチンにしました。フラット型よりコストは安くなります。

理由は、フラット型の場合、地震で壊れないようにキッチンにかなりの補強がされています。
I型の場合は壁付けになるため、その補強が組み込まれていません。10万円以上価格差があったと記憶しています。
ただし、I型は追加で補強を兼ねた造作カウンターを作る必要があるので、その分の費用は余分にかかります。(アイランドキッチンより安いですが)

キッチンを囲むように造作でL型カウンターを設置しました。
ダイニングテーブルの高さ(多くは70㎝)と同じ高さで棚を設置すると、ダイニングテーブルと繋がるので、テーブルに余計なものを置かずに済み、スッキリします。
これは拘りポイントでしたが、やって良かったなと思っています。6年経った今でも、思った以上に使いやすくて不満は全くありません。
カウンターの木は、ホワイトアッシュの無垢材を使用していますが、とてもいい味を出しています。

余談ですが、我が家の室内の木の部分には、ほとんどオスモの床用コーティングを塗っています。


これをウエスやスポンジにつけて木に刷り込めば、防汚防水コーティングになります。木の呼吸も妨げないので、本来の質感も損ないません。
ダイニングテーブルにも塗ってますが、ウレタンコーティングより良いところは、浸透性塗料のため剥がれる心配がないこと、熱に強いことなどでしょうか。熱い鍋を直接置いても、なんともないです。
もし、傷ついたり汚れが取れなくなってしまったらヤスリでさっと削ってまた塗ればいいんです。浸透性塗料は膜を張るのではなく、浸透する塗料なので新たに塗り直しても全く違和感がありません。
控えめに言っても、最強だと思います。

② コンロの選び方

コンロは大きく分けてIH式とガス式の2種類に分かれます。以前はオール電化の家に住んでいたので、IH式の良いところも分かっていますが、ガス式にしました。
オール電化にしなかった理由は、シンプルな家にしたかったことと、地震などの災害にはガスの方が強いかなと思ったからです。
オール電化は機械設備が複雑で故障した時に復旧するのが大変です。今はコロナ過のせいで半導体不足なので、尚更ですね。

また、妻はIHよりも火で調理するほうが好きなんだとか。火力調整とか直感的に分かりやすいですしね。

ガス式コンロも今はガラストップのオシャレなやつがたくさん出ています。
ですが、我が家は妻の強いこだわりで、全面五徳の業務用っぽいやつにしました。

これだと、鍋がコンロのどこでも移動出来て使いやすいんだそうです。

コンロがステンレストップなので、キッチン全体もステンレストップです。
傷とか付きやすくてどうなんだろうと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

まあでも、コンロは好みでいいと思います。

掃除のしやすさをとにかく重視する人は、IH式が楽です。
料理を楽しみたい人はガス式選ぶほうが満足度が高いと思います。鍋を置く位置によって、火力の微妙な調整が簡単に出来ますし。

③ 食洗器の選び方

ビルトイン食洗器には、スライドオープン型とフロントオープン型があります。
見るサイトによってお勧めが変わりますが、両方使ってきた経験から、フロントオープン型のほうが断然使いやすいと感じました。
だけどフロントオープン型は国内製だと、なぜかリンナイしか作っていません。海外はフロントオープンが主流なのに。不思議です。

そういった経緯で、我が家はリンナイのフロントオープン食洗器を選びました。
リンナイのフロントオープンだと、TOTOのシステムキッチンにも組み込めたんです。

スライドオープン型と比較して何が一番違うかというと、食器の収納のしやすさです。
2段で食器を収納出来ますが上の段はカゴになっています。そしてそのカゴはシンクへ置くことも出来ます。これがめちゃくちゃ楽です。

食洗器で一番イライラするのは、食器を狭いスペースになんとか納めることです。
なのでスライドオープン型のほうが楽で使いやすいです。洗浄力も全く問題ありません。

初期投資に余裕がある方は、海外製のミーレとかがいいんじゃないかなと思います。
サイズが大きいのを選ぶことが出来て、出し入れがとても楽です。
そして高性能で部品ストックも豊富なので、故障時に対応できないということも殆どないと思います。それに比べて悲しいかな、日本製は…。

最近は海外の大きな食洗器に対応したシステムキッチンも増えてきましたよね。
いいなぁ~(´ー`)

④ 整水器の工夫(裏技)

さて、ようやくDIYオタクっぽいネタの登場ですw

浄水器は浄水(ろ過)することが出来る機器のことを言います。

一方、整水器は浄水した水をさらに電気分解して、アルカリイオン水(電解水素水)や酸性水を作ることができる機器のことを言います。

日本トリムのHPから抜粋

写真は日本トリムのHPから抜粋

通常、整水器を設置すると上の写真のように蛇口から取水するタイプが一般的です。

私はこの蛇口に取り付けられるアタッチメントとホースがゴチャついてて、どうしても嫌なのです。
美観も損なわれます。

そしてホースは3本必要です。
水道水から浄水器に入るラインが1本。
浄水器から酸性水が出るラインが1本。
浄水器からアルカリイオン水が出るラインが1本。
となります。元々中性の水をアルカリ性にすると、酸性の水も出来ちゃうということですね。

なので、生成されたアルカリ水と酸性水を足すと、元の中性になります。

私は家を建てる前から整水器を使っていましたので、その整水器を後付けと分からないように設置しました。

パッと見はビルトイン浄水器です。

蛇口が2個並んでいますね。
手前がTOTOの水ほうき水栓というやつで、奥がビルトイン浄水器専用蛇口です。

水ほうき水栓、なかなかいいですね!普通のシャワー水栓より断然汚れ落とすのに使いやすいです。特にシンクの側面も流しやすいんです。

ビルトイン浄水器の蛇口は、水ほうき水栓と同デザインです。ですが、赤丸で囲った象の鼻のような部品は通常付いていません。

これはTOTOの異なるビルトイン整水器の部品です。たしか、アルカリ7の部品だったと記憶しています。
調べてみたら、アルカリ7はもう廃版のようです。部品はまだ取り寄せできるかもしれません。
部品は、酸性水スパウトという名前です。
アルカリ7の施工説明書が参考になります。

整水器は、水をアルカリ性にしますが、同時に酸性水も生成されます。
その酸性水を排出するところが酸性水スパウトという部品なわけです。

整水器の設置場所

整水器の本体は、上の写真の赤丸の位置にあります。
キッチン側面に整水器を置ける寸法でニッチを作ってもらいました。

ホースとかはどうなっているかというと、整水器の後ろから蛇口に繋がる穴を開けてもらいました。コンセントも通しています。
これで見た目スッキリ!

シンク下はこのようになっています。
3本の透明のシリコンホースをホースクリップで接続して完成です。
本来は、ここにTOTOのビルトイン浄水器用の大きなカートリッチがあります。
浄水器も整水器も水が通過したら「濾過」および「イオン化」するだけのシンプルな構造です。必ずしもシンク下にカートリッチがある必要はありません。ホースで繋がっていれば機能します。

設置して6年使用していますが、とくに不具合なく使えています。

メーカーの想定している使用方法ではないので、自己責任ということになりますが、柔軟に対応してくれた工務店と、アドバイスをくれたTOTOのショールーム担当員には本当に感謝しています。

⑤ 動線と収納の工夫

まず、キッチンの通路幅は何センチが適切なのだろうかと悩むかと思います。
私はモデルルームとか内覧会とか、事あるごとにメジャーで測りまくりましたw

そして出した結論は110㎝です。
食洗器を開けたときや、振り返ったときのキッチンの後ろの食器棚とかレンジとかの距離感も丁度良く、二人がすれ違っても狭いと感じず、本当にちょうどいいバランスです。

食器棚は、食洗器のすぐ後ろに設置すると楽です。
我が家は天井まである、作り付けの可動棚の食器棚です。

棚の位置には、どなたも大いに悩むと思います。

食器を入れてしまったら、なかなか高さを変えることはないので、最初によく考える必要があります。

キッチンの奥にはパントリーがあります。扉はあえて付けませんでしたが、付けなくてよかったと思っています。
(後付けできるようにはしてあります)
パントリーの左右にある棚も食器棚と同様、可動棚です。

そしてキッチン動線は一直線です。
パントリーを含め、棚をたくさん用意しました。上の写真の扉で隠れているところも全部可動棚です。

つまり、キッチンエリアは一直線で、可動棚だらけですw
生活スタイルの変化に合わせて、その時最も使いやすい動線になるように可動棚の使い方を自由に変えていこうという作戦です。

だから、可動棚のところにもコンセントがあちこちに付いています。
将来食器棚の中に家電を置くかもしれません。

可動棚の奥行は、食器棚が35㎝でパントリーは30㎝にしました。
食器をしまうわけではない場合、あんまり奥行きがありすぎても使いにくかったりするんですよね。詰め込めちゃうから、奥のものが取り出しにくくなります。

可動棚は、ゴムの木の集成材の板です。
安価で硬い木材で質感もいいです。我が家には可動棚がたくさんありますが、すべてゴムの木の集成材にしました。最近ではラバーウッドと呼ぶらしいです。

難点は、ゴムの木は水に弱いんですね。
なので、家を建てているときに棚材が搬入されたときに全部自分でオスモカラーの床用コーティングを塗りました。(先ほど紹介したリンク)

これがその時の写真です。
仕事終わってから立ち寄って、夜な夜な棚板を並べて浸透性塗料を塗ってました。
何十枚もあって、ホント大変でした( ;∀;)

余談ですが、階段もゴムの木の集成材で作られています。

以上、皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

ABOUT ME
haru
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。

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