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ワークベンチ用丸鋸スライドガイド製作DIY①

haru

我が家にあるBOSCH(ボッシュ)のワークベンチをもっと活用しよう作戦を展開中です。

ワークベンチに簡易ボール盤を簡単取付けは出来るようになったので、今度は簡単に取り付けられる丸鋸スライドガイドを作りました。

こちらがとりあえず完成したワークベンチ用丸鋸スライドガイドです。
(まだ目盛とカット寸法を位置出しするストッパーが付いていません)

丸鋸スライドガイドがあれば、丸ノコ定規を使わなくても正確にカットできるようになります。しかも丸鋸の刃の出シロの調整も必要がありません。基本最大でOK。

もうこれはあったら絶対便利なやつですw
材料費は約6000円でした。

ワークベンチはこちらです。


ちなみに今までは、900×900のスタイロフォームが乗せられるベニヤ板の簡易的な作業台を使うことが多かったんです。

なぜかというと、丸ノコを使う時は、作業台が切れないようにスタイロフォームを敷いていたんですね。そして左手で丸ノコ定規を持ち、右手で丸ノコを操作します。なので大きめの作業台じゃないと材料が不安定になりがちです。
このカット方法だと、BOSCHのワークベンチではちょっと小さいんですよね。

過去写真ですが、簡易的な作業台はこんな感じです。
組み立て式で便利なんですが、ちょっとグラグラします。

スタイロフォーム敷いて、カットする材をその上に置き、丸ノコ定規を当てれば正確にカットすることは出来ますが、今回製作したスライドガイド方が、早く楽にカット出来ます。
そして、左手でカットする材料を支えることができるので、省スペースでカットできるわけです。

丁寧に説明していると記事がとても長くなるので、所々端折りながら説明していきます。
一般的な丸鋸スライドガイドの作り方をYouTubeなどで確認してからご覧いただくのがいいかもしれません。悪しからずご了承下さい。

それでは、便利な丸鋸スライドガイドを作っていきましょう!

本記事の目次
① ワークベンチにセットするためのアイディア
② 材料
③ 製作手順
④ 使い勝手

① ワークベンチにセットするためのアイディア

丸鋸スライドガイドをDIYで作る場合は、土台として大抵ベニヤ板などの上に作っていきます。
ワークベンチを使う場合は、土台をワークベンチの天板とします。そうするとシンプルになるはずです。(シンプル大すき)
あとは、スライドガイドが動かないようにワークベンチに沢山空いている穴を利用して、固定もしてしまう作戦です。

② 材料

材料は全部ミスミで購入しました。
下の写真で画面から切れているやつは長さが2mあります。
一応品番なども載せておきますが、基本的にスルーでいいと思います。

丸ノコスライドガイドの材料たち

・アルミフレーム 5シリーズ 25×50㎜ 2列溝 4面溝 
品番:NFS5-2550-600
個数:長さ600㎜ 3本

・アルミ構造材 SF共通パーツ アングル (カット品)25×25 t3 
品番:SFF-AW4/L2000
個数:長さ2000㎜ 1本
アルミアングルの厚みは3㎜以上がおススメです。厚み2㎜だと、剛性不足でたわむかもしれません。

・アルミフレーム用先入れナット 5シリーズ(溝幅6mm)
品番:HNTT5-4
個数:14

・Φ18㎜丸棒カット材
これは家に転がっていたよく分からない樹脂棒を使いました。木でも何でもいいです。
長さ10㎜位にカットして使用します。
個数:4

・アルミフレーム用突起付反転ブラケット 5シリーズ(溝幅6mm)
品番:HBLFSN5-4
個数:1
これは材をカットするときの長さ合わせのストッパーにします。

・ミニチュアクランプレバー
品番:CLDMC4-12-S
個数:1
これもブラケットとセットで使う、ストッパーの固定用です。

・アルミフレーム溝カバー 5シリーズ(溝幅6mm)
品番:HSCA5-S
個数:7~9本(失敗したりやり直しがある場合があるので少し多めに買っておくといい)

・アルミフレーム用フレームキャップ 5シリーズ(溝幅6mm)
品番:HFC5-2525-S
個数:20 
必要個数は12個だけど、なぜか20個以上買った方が割引になって安いという謎システム。

③ 製作手順

では作っていきます。
最初に、丸ノコを乗せるレールを固定するためのアルミフレームを加工していきます。
アルミフレーム2本をL字に合体させます。

まず、25×50×600のアルミレールにM4のボルトを通すためにΦ4㎜で穴を開けます。

アルミフレームをL字にネジ固定で連結

M4×20㎜の皿ネジで4カ所固定します。
皿ネジの頭は直径が8㎜ありますので、Φ8の面取りキリで皿モミします。

ナットは、アルミフレーム用の先入れナットというものを使用します。

次に、Φ18㎜の丸棒を10~15㎜くらいに4個カットし、丸棒の中心にΦ4㎜の穴を開けます。
穴は中心から多少ずれてしまっても、問題はありません。

カットした丸棒をアルミフレームに固定

穴を開けた丸棒を、アルミレールの底面に2個取り付けます。

そうしたら、ワークベンチの穴に合う位置で丸棒を固定します。
そのとき、ワークベンチの隙間を赤色の矢印のように5㎜程度開けた状態で穴位置が合うように調整します。
この隙間は、丸ノコの刃を通すための隙間です。ワークベンチは切れて欲しくないのでw

写真には写っていない、下側のアルミフレームにも同様に丸棒をカットしたものを2個取付けます。

次に丸ノコを乗せるアルミアングルをカットします。
カットは丸ノコで行いました。刃は最初から付いていたマキタの鮫肌165/45Tです。
鮫肌は木材用ですが、超硬質特殊チップを採用しているのでアルミ程度であれば、きれいに切ることが出来ます。(寿命は短くなるでしょうが)

余談ですが、丸ノコが切れなくなってきたら次は45Tから55Tの刃にする予定です。
こちらの方が歯数が多いのでカット面が綺麗なはず!

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アルミアングルは、必要な長さより数十ミリ長めにカットしておきます。
私の場合は、730㎜でカットしました。

写真右側(丸ノコが進む先)のアルミアングルは、わざとアルミフレームから飛び出すように設置します。

写真左側(人が立って丸ノコを操作する方)のアルミアングルを、アルミフレームとツライチで固定します。飛び出してもいいのですが、多分服に引っかかって邪魔です。

位置決めしたら、上の写真のようにアングルに穴を開けてアルミフレームとネジで仮固定します。
写真左側のボルトは丸ノコのストッパーを兼ねるので、ネジの頭が飛び出したやつを使い、右側のネジは丸ノコが通過するのでアルミアングルから出っ張らない皿ネジを使いましょう。

丸ノコを乗せてアングルの位置出しをしてネジで仮固定したら、アルミフレームの位置をマスキングテープなどで印を付けます。

ここで補足ですが、私のマキタのHS610Dという丸ノコの場合、最大切込み深さは58㎜です。
刃を最大で出した時に、写真青丸のようにワークベンチより5㎜ほど刃先が天板より下にいきます。この状態で使用するわけですが、このとき上の赤丸部分がアルミアングルと干渉してしまったので、干渉しないようにアルミアングルの片方を高さ25㎜から13㎜になるようカットしました。
(カット前とカット加工中の写真を撮り忘れました)
アルミアングルと丸ノコが干渉するかどうかは、お手持ちの丸ノコの種類次第ですので、よく確認してください。

アルミアングルの縦カットも、丸ノコがあれば比較的簡単に出来ますので、最初から干渉しないサイズのアルミアングルを一生懸命探す必要はないかなと思います。

また、スライドガイドに丸ノコを乗せ、丸ノコの黒い安全カバーを上げると、25㎜幅のアルミアングルに乗ると思っていましたが、ギリギリ引っかからずに下まで降りてしまいました。
ですが、安全カバーが下まで降りた状態で丸ノコを前後にスライドさせても、何も不都合はないので、安全上このほうが好ましく、結果オーライです。

話を戻しまして、マスキングテープで印を付けたら、一旦アルミアングルを外し、アルミフレームとアングルが重なるところに両面テープを貼ります。
上の写真で指差ししているところです。

アルミアングルはネジで固定するので簡単には動きませんが、ワークベンチと脱着を繰り返していると、位置がずれる(斜めに歪む)可能性があります。なるべくずれにくくするために、滑り止め効果を期待して両面テープを貼っておくという作戦です。

再度アルミアングルをネジ固定して、丸ノコをスライドしたときにガタつかないようにアングルの幅を調整します。この時に、写真右側のアルミフレームとアルミアングルが直角になるように調整してください。ここの直角度がカットしたときの直角度です!
直角の調整は、直角定規か、直角の板を当てて調整します。

これでアルミアングルの位置が決まりました。
丸ノコをスライドさせたとき、きつ過ぎずスムーズに動けばOKです。

そして、この時点でアルミフレームの加工は終了なので、レールの溝にカバーを付けておきます。
(私は加工終盤まで溝にカバーするの忘れてて、溝に入ったアルミの切子の掃除が大変でしたw)

溝カバーは2mと長いので、溝に入れて余ったところを片刃のニッパーでカットすると楽です。

溝カバーを付け終わったら、エンドキャップを付けますが、これは完成してからでもいいかもしれません。

私は丸ノコの滑りをよくしたくて、アルミアングルに写真のベルハンマーゴールドという潤滑スプレーを塗布してみました。
この潤滑剤は、塗布後に金属に強力な潤滑被膜を形成するらしく、脱脂しても潤滑被膜が残るらしいんです。
油分があると汚れるので、潤滑剤を塗布して丸ノコを何回かスライドさせた後(軽いw)、パーツクリーナーで脱脂してしまいました。
脱脂後も滑りがいいかというと、塗らないよりは滑りがいいかなという感じです。たぶんw

自転車のチェーンに塗布したときは潤滑性能に感動したんですけど、今回の使い方ではさすがに感動は得られませんでした。残念w

そしていよいよ、アルミフレームに切れ込みを入れます。

写真の赤矢印のところが切れるまで切れ込みを入れます。
目視で分かりにくいので、薄い板をカットして、完全にカット出来た瞬間に丸ノコを止め、丸ノコの先端部分の位置をアルミアングルにマスキングテープを貼って印を付けます。
マスキングテープを貼ったところまでがアルミアングルの必要な長さということになります。

マスキングテープを貼ったところを、丸ノコ定規などを当てて、丸ノコで切り落とします。
アルミアングルをカットするとき、外す必要はありません。

カットしたら、次はカットしたところにアルミアングルを横に繋げて丸ノコのストッパーを作ります。
アルミアングルを丸鋸で早速スライドガイドを使ってカットしてみます。

これがスライドガイド初使用ということになりますが、とても便利です!
アルミアングルを丸鋸でカットするとき、どうやってカットしようか考えますよね?

スライドガイドであれば、何も悩むことはありません。
上の写真のようにセットすれば、簡単に切ることが出来ます。

ストッパーを付けるとこのようになります。
このストッパーは、アルミアングルが固定位置からズレにくくするための効果もあります。
説明が難しいですが、アングルが斜め(平行四辺形)に動いてしまうのを防止出来ます。
なので、どうしても左右のアングルを先端で繋ぎたかったんです。

丸ノコをストッパーに当たるまで進めたとき、横から見るとこんな感じです。

以上でひとまず完成です。
この後目盛などを付ける予定ですが、最近忙しいのでまた今度実施します。

完成した丸鋸スライドガイドを正面から見るとこんな感じです。

そしてスライドガイドをひっくり返すと、このようになっています。
簡単に脱着できます。

最大カット長さは約400㎜、最大カット高さは約50㎜です。

以上、皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

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DIYオタク
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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