エキシージのリヤ牽引ブラケット自作
エキシージスポーツ350には、リヤ牽引フックを取り付けるところがありません。
牽引フックがないと、サーキットでグラベルに突っ込んでしまったときに、後ろから引っ張り出してもらう必要があるときに困ります。
なので、アフターパーツで牽引ストラップ(トーループ)を付けられるためのリヤ牽引ブラケットが売られています。
有名なOUTERPLUSですと、リア牽引ストラップステーという商品名で38,500円で売られています。
しかも、ブラケットの固定ボルトの穴位置が左右非対称で、フレームに穴開けが必要とのことです。
商品が高額な上に、フレームに穴開け加工となると、必要で自分で取り付けるにはかなり面倒くさそうです。
そこで、自分で安価な取付方法を模索してみることにしました。

こちらはリヤのデフューザーを外したところになります。
赤矢印のフレームの穴にTOWストラップを通すことで固定する案を考えました。
さっそく試してみます。

まず、2種類のTOWストラップを用意しました。
TRSのストラップは、ロータスにはド定番のアイテムで、生地も縫い目も非常にしっかりしており、頑丈な作りです。
一方、右側のノーブランドの少し長めのストラップは、シートベルトと同じ生地でTRSと比較すると明らかに強度は劣りますが、シートベルトも3トン程度の引っ張り強度があるので、グラベルから引っ張り出す程度なら耐えられるかもしれません。
なぜこのノーブランドのものを選んだかと言いますと、これくらいの柔らかさと長さがないと、フレームの穴には巻けないのです。
この2つのベルトをどのように車体に巻きるけるかというと、

2つのベルトをこのように連結します。

このように柔らかいストラップを穴にぐるっと巻き付けます。

拡大すると、こんな感じです。
分かりますでしょうか?
そして、アルミのメッシュグリルからストラップが出るように長方形に切り抜きます。
ここまで実施して、よくよく観察してみると、何だかモヤモヤしてきました。

ベルトを上の写真のように固定すると、メッシュグリルを縦に切り抜く必要があります。
そして、ベルトの支点は水色の矢印の付け根のボルト近くのところになりますから、牽引されるときに、ここを起点としてベルトが前後左右に動くことになります。
そうしますと、かなり広めにメッシュグリルを切り抜かないと、牽引時にメッシュグリルが破壊される予感がします。
まあそのときは、メッシュグリルを買い直せばいいかもしれませんが😅
そしてストラップが飛び出る量が長すぎることになりそうなのと、かと言ってストラップを折って仕舞うには長さが足りません。
ということで、この安価な案は却下することにしました。
次に考えたのが牽引ブラケットを自作することです。

フレームを観察しますと、左右に矢印の位置に左右共に穴が開いています。
ということは、フレームに穴開け加工しなくても、長いボルトを差し込めばそのままボルトオンで付けられるということです。
もしかしたら、V6エキシージは前期と後期でこの場所の形状が違うのかもしれません。

ということで、段ボールでブラケットを試作してみました。
なんか行けそうな気がします。しかし上のボルトが中々反対側の穴から出てこないので作業性は良くなさそうな感じです。

ブラケットの角度や長さなど、最適な位置を試行錯誤すること数回。
段ボールブラケットが完成致しました😆😆
これを図面に書き起こして、加工屋さんにt3のSUS304ステンレスで作っていただきました。

出来上がったのがこちらです。
強度を考えつつ、軽量化のために肉抜きもぬかりありません。
これでバッチリと早速車体に取り付けてみますが、1か所ボルトの穴位置が合わないので、フレームの取り付け場所の穴ピッチが左右で異なることが判明しました😱
ちゃんと確認するにはマフラーと遮熱版を外す必要があります。

まずはマフラーを外します。
初めての作業なので、1時間かかりました😅

大きな遮熱板を外して、再び牽引ブラケットを取り付けてみますが、赤丸のところが穴位置がずれています!

拡大すると、こんな感じです。
4mmほどずれています。
段ボールで作っていたときは、バカ穴だったし、段ボールが柔らかいのでボルトが通ってしまったようです。確認が甘かったということですね😇
それにしても、何でここだけ穴位置が左右対称になってないんですかね。面倒くさいったらもう😡
ブラケット側の穴位置を修正しても、ボルトが斜めになってしまうので、フレーム側の穴位置を修正する必要があります。

ブラケットの穴径と同じΦ8のドリルで、フレームに穴を開け直しました。

結果はご覧の通りです。長穴っぽくなりました。
加工時間は、わずか1分ですが、マフラーの脱着には2時間かかります😇

無事、牽引ブラケットを取付け出来ました😀
フレームの板厚は、目視で1.2mmくらいで、部分的に2枚重ねになっているようです。
したがって牽引ブラケットの板厚は3mmで十分と判断しました。
これ以上牽引ブラケットの剛性を上げても、フレームが弱いので意味がなさそうです。
それにしても、穴開け加工が面倒くさいという理由でブラケットを自作したのに、結局穴開け加工が必要になってしまったという結果でした。
今なら穴開け加工不要なブラケットも作れますが、後の祭りですね😇

マフラーをYパイプとの繋ぎで取り外したので、ガスケットを新品に交換します。
元々写真右側のメタルガスケットが付いていましたが、入手が面倒くさいので汎用のガスケットにしました。
遮熱版とマフラー、メッシュグリルを取り付けたら、次はメッシュグリルに牽引ストラップを出す穴を開けていきます。

メッシュグリルは、アルミなのでリューターでカットしました。

カット後はこのような感じです。
切り口が塗装されていないので、切り口だけ塗装します。

艶消し黒のスプレーを段ボールの上にシュッと一吹きして、綿棒に塗装を付けて塗っていきます。

こんな感じです。
この方法で綺麗に塗れます。

牽引ストラップで引っ張るとこんな感じになります。
エキシージの牽引ストラップの高さは低いところにあるので、おそらく斜め上に引っ張られることになると思います。
そのとき、メッシュグリルと干渉しないように考慮する必要があります。

真横から見ると、このようになります。
おそらく、アフターパーツの牽引ブラケットも同じような設計をされているのではないでしょうか。現物を手に取って見たことがないので定かではありませんが😅

リヤディフューザーを取り付けると、このようになります。
牽引ストラップを折りたたんだ状態で収納すると、リヤディフューザーより引っ込んだ状態になるようにしました。

赤いチラ見えが萌えちゃいます😆
以上、皆様の参考になれま幸いです。
それではまた!
