ウッドデッキ倉庫製作DIY
2020年4月の過去DIYです。
庭で使用する道具類を収納するミニ倉庫をウッドデッキの上に作ったので紹介します。
写真が少ないので、サラッと説明しますね。
本記事の目次
① ウッドデッキ倉庫の狙い
② ウッドデッキ倉庫の特徴
③ 外観に溶け込む工夫
④ 製作コスト
⑤ 製作後のトラブル
① ウッドデッキ倉庫の狙い
我が家の倉庫は北側にあります。
一方、庭は南側にあります。(猫の額ほどの広さですけど)
庭やウッドデッキで使用する道具類は、北側にある倉庫にしまうと取りに行くのが面倒くさいんです。
なので、庭やウッドデッキに使用するものを、その場所に収納できるようにしたかったのです。
主な収納物は、BBQ道具、刈払い機、丸鋸、園芸用品、肥料などです。
② ウッドデッキ倉庫の特徴
一番大きな特徴は、土台と床が不要なことです。
ウッドデッキが床になります。
倉庫を自作しようと思ったとき、悩んだのが猫の額ほどの広さしかない庭への設置場所(スペース)と耐久性でした。
耐久性に関しては、直射日光による劣化と、湿気対策(特に土台と床)が問題になると思います。
そこで、ウッドデッキの上にスリムな倉庫を建てちゃえば悩みは解決するじゃんじゃないかという結論に至ったわけです。
ウッドデッキには屋根があるので、真夏の炎天下では日陰だし、雨もほとんど当たりません。
我ながら、いいアイディアでしたw
材料には赤松の角材とOSBボードと漆喰を使いました。
OSBボードは湿気に弱そうだけど、柄がオシャレなのでどうしても使いたかったんです。
![ウッドデッキ倉庫の骨組み角材たち](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4247.jpg)
エクセルで図面を書いて、材料の必要寸法を割り出しました。
赤松の35×35㎜の角材とOSBボードはホームセンターで必要寸法にカットしてから車に積み込みます。
止めるビスはコーススレッドを使用します。
![ウッドデッキ倉庫組み立てて、アク止めカチオン塗装後](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4254.jpg)
いきなり、ほぼ組立て終わってる写真に飛びますが、白いのはアク止めカチオン塗装です。
漆喰を塗る前に、これを塗装しないとOSBの色が漆喰に染みてくるんだとか。
扉だけで10㎏近くあるので、蝶番を4個付けました。
一番蝶番に負担がかかるのは上側なので、上側(写真右側)には蝶番をダブルで取り付けてあります。
ちなみに、使用した蝶番はこちらになります。
付属のネジがショボかったんで、別途ステンレスねじを買い直しました。
![白漆喰塗ったウッドデッキ倉庫](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4258.jpg)
白漆喰を塗り、ウッドデッキに設置してみます。
重量を計算してみると約60~70㎏です。
OSBボードというのは、木片をプレスして作られた合板です。私は厚み11㎜のものを使用しましたが、これより薄いと強度に難ありかなと感じます。
なんかオシャレでしょ?
ウッドデッキは、1%勾配で作ってあるので、倉庫が傾かないように足にゴム板で傾き調整をします。
![地震対策のステンレスアングル固定](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4260.jpg)
地震対策として、ステンレスのアングルで転倒防止を試みておきます。
まあ、震度6にも耐えられるか怪しいんですけど、何もしないよりはいいかなと。
扉の開閉にはローラーキャッチを3個使ってます。品番などは覚えていないですが、
扉が木で歪みやすいので、歪み防止も兼ねて引張力が強いステンレスのやつにしました。
![扉に付けたトルクステー](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4262.jpg)
扉には、風に煽られて勢いよく動かないよう、トルクステーというアイテムを装着します。
これがあると、適度な抵抗が発生して動きに重みが出ます。
扉を動かしたときに、ちょっと高級感がありますw
一番大事なことは、扉が風に煽られて壁に思いっきり当たって破損しないことです。
![](https://harus-diy.blog/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
③ 外観に溶け込む工夫
![ウッドデッキ倉庫の完成後
扉に黒漆喰塗装](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4263.jpg)
外観に溶け込む工夫は2点。
窓と高さを揃えることと、壁と質感を揃えること。
扉はアクセントで白漆喰の上に黒漆喰を上塗りしました。
使用した漆喰は、うま~くヌレール。
屋外で使用する場合は、下塗り用というのを使うんだとか。白は10㎏使用しました。
![](https://harus-diy.blog/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://harus-diy.blog/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
④ 製作コスト
総額は、当時のメモを見ると42000円です。
詳細は不明ですが、ざっくりとした値段を挙げておきます。
OSBボード 1820×900㎜ 6枚 約12000円
赤松角材 本数不明、カット代込 約7500円
うま~くヌレール漆喰 約13000円
コーススレッド(ねじ) 約1500円
金具類 約8000円
⑤ 製作後のトラブル
2022年4月に扉の漆喰が剥がれてしまったので、一度全部剥がして塗り直しました。
![扉の漆喰剥がれ](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0249.jpg)
扉を外してウッドデッキに置いた様子。
手前の下側が何となく白っぽくなっているのが分かると思います。そこがOSBボードから漆喰が剥がれて浮いてしまっています。手で剥がすと、写真のようにポロポロ取れます…。
夏は扉に直射日光は当たらないけど、秋から冬にかけては扉の下の方に直射日光が当たります。直射日光が当たると、結構熱を持つんですよね。
なので板が少し膨張して漆喰が剥がれてしまったのかもしれません。
![漆喰剥がし途中](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0250.jpg)
スクレーパーでひたすら漆喰をゴリゴリ剥がしていきます。
下は割と簡単に剥がれたんですが、上の方は全然剥がれず。1時間くらい格闘してました(;´∀`)
![アク止めカチオン塗装を二度塗り](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0251.jpg)
アク止めカチオン塗装を、漆喰の密着性が良くなることを期待して2度塗りします。
![漆喰密着性向上のためにメッシュテープ貼り付け](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0255.jpg)
カチオン塗装の上に、漆喰の密着性がさらに良くなるように、メッシュテープを格子状に張ります。メッシュテープはタッカーで剥がれないように固定します。
![](https://harus-diy.blog/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![下塗用漆喰塗りつけ](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0256.jpg)
うま~くヌレール下塗用を薄めに塗ります。
使用したのは2Lくらいでしょうか。残ったやつは蓋をしてそのまま保存します。
![仕上げの黒漆喰塗装後](https://harus-diy.blog/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0264.jpg)
仕上げにうま~くヌレールの黒を上塗りして修理完了です。
2023年4月現在、今のところ大丈夫なようです。
以上、参考になれば幸いです。
それではまた!