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インプレッサのトランク容量拡大DIY

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2021年の過去DIYです

私は丸目のインプレッサ(GDB)に乗っています。
もう22年選手の車です。そしてDIYよろしく、いじりまくっています。いじっていないところを探すのが難しいくらいに。エンジン制御も自分でいじってたりしますw

最近めっきり乗らなくなってしまったんですが、出張するときに自分の車を出す機会があり、トランクに荷物をたくさん詰め込みました。

そして、そのときはじめてトランクの床がベコベコしていることに気が付きました。
これは対策しなければ!ということで始まったマニアなDIYの紹介ですw

本記事の目次
① 現状の問題点把握
② 製作のポイント
③ 作業の様子と凝り性の追加対策
④ 結果

① 現状の問題点把握

まず、トランクのカーペットがくたびれて、クタクタ。
写真では分かりにくいですが、ちょっとみっともない感じなのです。

黄色の破線は細いマスキングテープで、新しい床板を貼る場所の目印です。気にしないでくださいw
カーペットは新しいものと交換ですね。部品で売ってるんだろうか??


そして、床がべこべこで荷物を乗せると沈んで心許ない状態でした。

カーペットを剥がすとこんな状態でした。
茶色の部分がシミったれててフニャフニャです。
素材はMDF(木の繊維を固めたもの)っぽいです。

茶色の部分を横からみると、板が沈み込んでかなり変形しているのが分かります。
凹んでいるところは元々スペアタイヤが入っていましたが、軽量化のためにスペアタイヤを撤去してしまいましたw
凹んでいるところに物を載せていたわけではないのですが、スペアタイヤの支えがないために経年劣化でこうなってしまったのでしょう。

ちなみに、今は無きスペアタイヤの重量を調べてみると15㎏ほど。
車両重量の約1%です。
スペアタイヤ撤去するとざっくり燃費が0.5~1%改善する計算です。

なので最近の車は重たいスペアタイヤを載せずに、パンク修理キットが標準装備となっています。
スペアタイヤ搭載分のスペースも有効活用できますしね。

話が逸れましたが、床材を裏返すとこんな感じです。
黒いのは車載ジャッキ用のハンドルです。

この茶色い床材は、もう使えないですね。強度がないし、変形を直せそうもありません。
厚みは5㎜ほどです。

次に、トランクのほうを見てみましょう。

カーペットと、床板を外すとこんな感じになっています。
ボディーがフラットじゃないことが分かると思います。床全面に、大きな板を置いたとしてもガタガタしそうですよね。

そして、スペアタイヤが入っていたスペースは大きな空間となっているので、ここを新たな収納スペースとして有効活用できるように工夫します。

② 製作のポイント

まず、一番の問題の変形した床板は交換します。
今の床板は、たとえ新品を部品発注したとしても、スペアタイヤが入っていないと、また沈んでしまうでしょう。スペアタイヤがあの薄い床板を支えていたと思われます。

なので床板は、手っ取り早くトランク全面にベニヤ板(構造用合板)を張ります。裏面は、ガタガタしないように工夫が必要となります。

スペアタイヤスペースの底面にもベニヤ板を張り、フラットな床とすることで使いやすい収納スペースにします。

ベニヤ板はその上に新しいカーペットを敷けば見えないので、見栄えを気にする必要はありません。

③ 作業の様子と凝り性の追加対策

作業していて気付いたんですが、床を叩くとボンボンと超響くんです。スペアタイヤのスペースが一番響いていました。

私の爆音マフラーの音が、トランクで増幅されて室内に聞こえているのかもしれません。
後部座席に座る人には、マフラーの音がかなりうるさいと言われたことがあります。

これを改善したらマフラーのうるさい低音が改善するのではないだろうか。ついでに防音対策もしておくことにします。

まずトランクに、ドアのデッドニングで余っていた制振材をペタペタと貼りまくります。
鉄板を叩いてみて、音が大きいところに貼りました。
余っていた制振材は何故か黒色とシルバーの2種類がありましたが、どうせ隠れてしまうのでなんでもいいですw
使用した制振材の総重量は約1㎏…。

次に、型を取ってベニヤ板でスペアタイヤの底面にベニヤ板を置きます。
型取り写真が無くてすみません…。

型取りには、IKEAの引出しマット@399円を使いました。
半透明で、サイズが50×150㎝あるので、使いやすいです。水性ペンでカットするところに線が引けます。


ニトリにも同じようなのがあります。抗菌滑り止めシート@599円
こちらはサイズが46×180㎝あります。

もしくは、DAISOの滑り止めシートですかね。こちらはサイズが30×90㎝と小さいので、何枚か繫ぎ合わせて使用することになります。

これらを使うことで、複雑な型取りが簡単に出来るようになります。

ベニヤ板のカットは、糸鋸や電動のこぎり、トリマーなどを使えば簡単に曲線カットが出来ます。
大型のホームセンターの工作室にも糸鋸などが置いてあるかもしれません。

次に、後部座席の静音化を目指して(?)遮音シートをスペアタイヤスペースに貼り付けます。
側面も滑り止めシートで型取りすれば、複雑な形もこの通り。両面テープで貼り付けます。

使用したのはこちらの商品。

厚みが1.2㎜しかなく、カッターやハサミで簡単にカット出来ます。
見た目の割に重いくて、1m2で約2㎏もあります。ま、遮音シートですからね。

見栄えがかなり良くなるのが一番重要なポイントかもしれません。

次は新しいカーペットをホームセンターで買ってきて、古いカーペットで型取りします。
切り売りタイプのカーペットで、1.5mで1500円ほどでした。

次に古いカーペットに印を付けた点線に沿って、ベニヤ板をカットします。
そして、スペアタイヤの収納スペース用の蓋に蝶番を取付けておきます。


1枚板では入らなかったので、2枚に分割しましたw
そして蓋に取手用のベルト紐を付けておきます。

裏面にガタつき防止のために安物の切り売り人工芝を張り付けます。多少は遮音効果もあるかも?!
1m480円で売っていました。
こちらはカッター(大型のホッチキスのようなもの)で貼り付けます。
色が薄く見えるところが強く当たるところで、人工芝が潰れています。

車載ジャッキハンドルは、蓋裏に移植しました。
蓋裏は開けると見えるので見栄え重視で遮音シートを張り付けておきます。

完成です!
蓋を開けると、このように収納スペースが現れます。
ちなみに、ここにはスペアタイヤの代わりにパンク修理セットが入っていますw
隠せる収納スペースがあるっていいですよね!しかもかなり広いです。

蓋を閉めたときはこんな感じです。
カーペットの色が合わないのはご愛敬です(;’∀’)

ベニヤ板の裏に貼り付けた人工芝のおかげでガタつきもなく、しっかりと収まっています。

そして、頑張って対策した遮音効果ですが…
室内に聞こえるマフラーの「音量」は変化なしでした。スマホアプリで計測した音量は、dBで比較すると差がない感じです。
ただし、聞こえる「音質」は少し変化しました。多分、高温側の音が少し減ったんだと思います。

遮音対策だけで増えた重量は合計で約4㎏。そして効果は自己満足の域を出ず( ;∀;)
ベニヤ板を合わせると、重量増は合計8㎏という結果でした。

走りを重視したマニアな車乗りは重量増には少し敏感なのです。

以上、参考になれば幸いです。
それではまた!

ABOUT ME
haru
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。

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