DIYオタクの畑 2024年4月の様子
今年も畑の実験が始まりました。
何の実験をしているのか?
楽して美味しい野菜を作るにはどうしたらいいのかの実験です。
楽するだけなら化成肥料使えばいいんでしょうけど、アブラムシがたくさん来て懲りました。
ということで、今年は微生物たっぷりな土作りをして、野菜を育てる作戦です。
ただ、微生物が元気になる土作りは手さぐりになるので色々実験してみます。
本ブログの目次
① 微生物が元気になる土にするには?
② マルチの比較
③ 土に混ぜ込むものの比較
④ 比較表一覧と植えるものリスト
① 微生物が元気になる土にするには?
これは奥が深い話だと思いますが、究極は自然農法なんじゃないかなと思います。
自然農法の定義も難しいですが、基本的に無肥料、無農薬です。
土の力(微生物)に頼って野菜を育てます。
人によっては、耕すこともしないそうですが、このあたりの定義は流派みたいなのがあるようです。
継続的に肥料や農薬を使用しなければ野菜が育たないならば、微生物が元気になる土なのかは疑問が残ります。
なので、そういったことを踏まえながら実験していきます。
② マルチの比較
基本的に私は畝立てします。
そちらの方が排水性に優れ、大雨の後もグチョグチョになりません。
去年高さ10cm程度の花壇のような壁を作ったので、その上にさらに土を盛ってみました。
去年花壇のような壁を作ったのは、籾殻マルチをしたかったからですが今年は籾殻マルチをやらないことにしました。
理由は2つありまして、畝の高さが稼げないことと、籾殻は農薬が付いているからです。
農薬が付いているものが土に混ざると、微生物が嫌がるのかなと。
畝は、基本的にはもう崩す予定はありません。
毎年少しずつ嵩増しはするかもしれませんけども。
上の写真が今年4月の畑の様子です。
左から畝を1列目と数えます。畝は全部で5列あります。
1列目~3列目は黒マルチとしました。4列目と5列目は草マルチとします。
草マルチは抜いた雑草などを畝の上に載せていくだけです。
春はまだ雑草が少ないので、草マルチがあまりできませんw
3列目と4列目はビニールマルチと草マルチだけの違いで、半分ほどは同じ野菜を植えていきますので、どちらが優れているのか比較が出来ることを期待してます。
夏野菜はこれから植えていくんですが、今すでに植わっているものは去年秋に植えた葉物野菜たちとジャガイモです。
③ 土に混ぜ込むものの比較
1列目は直径数センチほどのイチョウの枝を数本ずつ束にして畝の両サイドに埋め、真ん中に枯草を埋めました。菌ちゃん農法に近いです。
イチョウの枝は、近所の土手で1年前に伐採されたものが残っていたので頂いてきたものです。1年置いてあると程よく朽ちてきているかなと思ったけど、イチョウは殺菌作用が強いのか、あまり朽ちてはいませんでした。もしかしたら、分解されるのに時間がかかるかもしれませんね。
2列目は枯草のみを混ぜ込みました。
1列目と同じものですが、近所の土手から持ってきました。
4列目は土に何も混ぜません。
5列目は簡易コンポストで野菜の残渣、米ぬか、籾殻、コーヒー粕などとカルスNC-Rを混ぜて完熟たい肥を作っていますので、それを混ぜ込んでいきます。
1~4列目は基本的に無肥料(枯草と枝は入れたりする)、5列目だけ堆肥を入れて比較をやってみます。
④ 比較表一覧と植えるものリスト
②と③で書いたものを表にすると下のようになります。
植えるものは相性を考えながら、なんとなく混植していきます。
全くこの通りにはならないと思いますが、何となくこんな感じで実験しながら野菜作りを楽しんでいきたいなと思います。
差し当たって興味があるのが、4列目と5列目の、簡易コンポスト堆肥 VS 何も混ぜない土 ですかね。
決着がつくのに数年かかるかもしれませんが。
余談ですが、残渣をすき込んだ簡易コンポストから芽が出てきました。
この葉の形は、ピーマンかシシトウですかね?
せっかくなので、鉢に移して育ててみます。
こちらはブロッコリーの残渣から生えてきた新芽です。
ブロッコリーを細かく刻んでコンポストに入れたのは1月なんですが、分解されずに生きていたんですね。生命力が強くてビックリしました。
ブロッコリーは畑に移植しました。合計5苗分。
ブロッコリーはたくさんあってもいいですよね。美味しいし、側枝が生えてきて長く収穫できます。
去年は失敗した簡易コンポスト堆肥ですが、芽がでてくるということはいい状態なのかも。
残渣はパッと見た感じでは概ね分解されてきていますが、まだ無臭ではないので分解が完了していないようです。
5列目の畝に早く混ぜ込みたいところですが、どうしようか悩み中です。未熟堆肥だと虫が湧きそうで嫌なんですよね~。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!