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2024年のDIYオタクの畑作りを考える

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去年の2023年は不作でした。
2022年はたくさん収穫できたトマトやキュウリ、インゲンが8月にはほとんど枯れてしまうというありさまでした。

その他ブロッコリーやピーマンなんかも枯れはしませんでしたが、収穫はあまり出来ませんでした。

なんというか、全体的に野菜が出来なかったのです。
暑すぎた天候のせいもあるでしょうが、本質的な要因はもっと違うところにあるはずです。

2022年と2023年で、アプローチにどんな違いがあったのか、項目別に比較してみました。

ちょっと表が小さいですが、ご容赦下さい。並びは使用量順です。

2022年は野菜がたくさん収穫出来ましたが、とにかくアブラムシなどに悩まされました。
追肥は化成肥料が中心でしたが、化成肥料は偏った栄養バランスになりやすくてアブラムシが大量発生したんじゃないかと思っています。

そのため、2023年は化成肥料と農薬の使用量をかなり減らしました。
農薬は、ネキリムシとアブラムシが出ると困るのでオルトランだけは毎月撒いていました。

今表を見返してみると、そりゃ2022年のほうが野菜は出来るだろうなと感じます。

2023年は何が良くなかったのか?

畝高さは花壇形式にして籾殻を敷いたけど、低くなってしまいました。
適度な排水性と通気性を保つには、畝が高い方がいいようです。そういった意味で畝高さは2022年と比較してマイナス要因です。

左の畝が、花壇形式の籾殻マルチ。右の畝がシルバーのビニールマルチです。

籾殻マルチは、良かったのか悪かったのかよく分からず。
追肥は楽チンでしたが、実はビニールマルチでいいんじゃないかと感じました。
その方が土の水分が安定する気がします。(畝高さが確保できていることが前提ですが)
今年はビニールマルチと草マルチの2本立てで比較してみたいと思います。草マルチは、刈り取った雑草を畝の上に乗せるだけです。草マルチは土の微生物の餌にもなりますので、土が豊かになる効果も期待できます。籾殻は畑の微生物に分解されにくいようです。

2023年の春の土作りに時には、色んなものを入れましたw
7月頃までは野菜が順調に育っていたので元肥としては一定の効果はあったのだと思います。
でも、気温が高くなるにつれ野菜たちは元気がなくなっていく一方でした。

要するに、野菜たちが軟弱だったのです。
考えられる理由は主に二つ。
・種が古くて弱っていた。もしくはこの土に合わない野菜だった。
・土に力がなく、野菜に必要な栄養を継続的に供給出来ていない。

土って何だろう?

土は植物を育てる土台です。
土ってどうやって出来てるんでしょうね?
土地によって土の性質も異なります。砂地だったり粘度質だったり。

野菜が良く育つ畑は、ちょっと黒っぽいくて、フカフカな土に見えます。

では、どうやってそんな土になっているんでしょう?

色々調べてみると、土の中の微生物のおかげだったり、植物の根が深く土に張ることで土を崩して柔らかくしているようです。

つまり、土の中の微生物の働きが元気になれば良さそうです。
土を手入れしていると、生えてくる雑草も変わってきます。
これは私も家の周りや畑周辺を草抜きをしているときに感じます。雑草の勢力図が年々変わってくるんですよ。
雑草にも土の状態に合わせて役割があるのかもしれません。

土の中の微生物が元気になるには?

土にいる微生物は、1gの土の中に1億匹以上存在するとも言われています。
種類も凄いんでしょうね。私には多種多様な微生物を理解することは無理そうです。
ただ、農薬とか化成肥料とか自然にないものは入れない方が微生物には良さそうだなと思いました。

もっと言うと、本来畑の土に存在しないものを添加するのは、畑に存在する微生物たちを困惑させるだけなのかも知れません。

だったら、動物性堆肥も籾殻も入れなくてもいいことになりそうです。そういった意味では2023年の土作りは不要なものを沢山投入していた可能性もあります。

次に簡易コンポストで作った堆肥について。
去年はハッキリ言って失敗でした。

コンポスト堆肥というのは、野菜クズなどの残渣を微生物に分解してもらって堆肥化したものです。

分解の仕方は、大きく分けて2種類あります。
それは腐敗と発酵です。
植物と人間は腐敗の環境では弱っていきます。
逆に、虫は腐敗したもを好みます。腐敗したものは虫が分解を手伝ってくれるんですね。

発酵しているものには虫は集まりません。発酵しているものは虫は食べられないということのようです。
植物や人間に対しては、発酵は良い方向に作用します。具体的には体調を整え、栄養の吸収を助けてくれます。

善玉菌と悪玉菌という言葉を聞いたことがあると思います。
人間にとって良い作用をしてくれるのを善玉菌(発酵)と呼び、悪い作用をするのを悪玉菌(腐敗)と呼びます。

おならが臭い人は、腸内環境が良くなく、悪玉菌が多いということです。

話を戻しまして、コンポスト堆肥に虫が寄ってきている場合は、残渣が腐敗していることになります。もしくは発酵ではなく腐敗が進行しているということです。

いずれにせよ、あまり良い状態ではありません。

そして、分解が完全に終わった完熟堆肥になって初めて植物が必要とする栄養に変化します。
完熟堆肥になると無臭になります。つまり無臭じゃない堆肥は完熟していません。
堆肥を濡らすと匂いが良く分かるそうです。
ビニール袋に水を入れて、その中に堆肥を入れたとき匂いがしなければ完熟堆肥です。
市販の完熟堆肥で試してみたら、結構な匂いがしましたw あれれ?

つまり、匂いがする堆肥は植物が必要な堆肥としては不完全で、虫を呼び寄せるリスクがあることになります。

去年はそんな状態だったんだなと思った次第です。

今年はどうするか?

土作りを諦めて、化成肥料に戻すのも野菜を育てる上で選択肢の一つです。
化成肥料は土を育てませんが、野菜に直接作用します。楽です。
でもまた虫に悩まされそうです。虫に悩まされたら、農薬も使わなくてはいけません。
虫は不健康な野菜に集まるそうです。つまり虫は不健康な野菜を駆除してくれているのだと思います。
不健全な野菜を育てて、農薬も散布する。だったら、手間暇かけて自分で育てずにスーパーで買えばいいじゃないかとも思ってしまいました。

健全な野菜は抗酸化力も高く、虫は好まないそうですよ。
(本当かどうかは、これから試していきます)

有機農法で虫がたくさん来て困るところは、動物性肥料を大量に使っているからなのかもしれません。植物を分解する微生物と、動物を分解する微生物は違うと思います。

なので、動物性肥料をたくさん使っていると一見フカフカな土で良さそうに見えるけど、野菜に適した微生物バランスにはなっていなくて、抗酸化力の高い野菜にはならないということなんじゃないかと推測します。
(色々な情報を読み漁って整理した結論なだけですが)

なので、今年は土作りを頑張ろうと思います。
といっても、ほとんど土に頑張れーと応援するだけなんですけどねw

畝が5つあるので、畝ごとに色々と試してみようと思います。

・枯草と木の枝を入れた畝。
・何も入れない畝。
・微生物資材(カルスNC-Rとか)と完熟堆肥を入れた畝。

など。
1年じゃ結果は出ないでしょうけど、良い方向に行く予感がしています。

そして、楽して美味しい野菜を作る目標に近づいていってることを期待しています。
今のところ一進一退ですけどw

以上、皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

ABOUT ME
haru
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。

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