デスク下の後付け引き出しのDIY
デスクの下に、Amazonで購入したトレーと百均のインテリアウォールバーという壁付けスタンドを利用して、シンプルな文具用の引き出しを作りましたので紹介します。
とても薄い引き出しなので、ローテーブルにも活躍できると思います。
掛かった費用は1100円くらい、製作時間は約30分の簡単DIYです。
さて、毎度長い前置きから書いていきます。
そんなんどうでもいいわって方は、目次まですっ飛ばしてくださいw
デスク環境の改善の後は特に、デスク周りに文具類が何となく置いてあって、ここっていう定位置がない状態でした。
定位置がない理由は、机の上をなるべくスッキリさせたくて、卓上に収納する場所を作らなかったからです。
上の写真はデスク環境の改善を実施した直後で片付いているときですが、この時でさえ赤丸に示すように文具が何となく置いてあります。
ボールペン、シャープペン、消しゴム、ハサミ、メモ帳などなど。
多い時は写真の倍くらいゴチャっと置いてあります。ノギスとかメジャーとか目薬とかw
そんなわけで、机の上をスッキリさせるべく、机の天板の下に後付けの引き出しを設置することにしました。
それでは紹介していきます。
本記事の目次
① 引き出しの設置場所の検討
② 引き出しのサイズ検討
③ 材料選定
④ 製作
⑤ 感想
① 引き出しの設置場所の検討
私の場合、椅子のひじ掛けを机の高さギリギリまで上げて、ひじ掛けに肘を置いた状態でキーボードをタイピングしています。
ひじ掛けがあるのと肩が断然楽です!
こんな感じです。
最近は変態分割キーボードに慣れるべく練習中です。
写真では片方しか写っていませんが、左手も同じようにキーボードがありますよ。
ひじ掛けの高さは、椅子を机の下にしまったときにギリギリ当たらない高さにしています。
ということは、引き出しの設置場所は、椅子のひじ掛けがぶつからないところでなければいけません。
そうすると、私の場合は上の写真の赤丸部分しか引き出し設置場所の選択肢がありませんでした。
パソコン本体の上なら、椅子のひじ掛けと引き出しがぶつかることはありません。
一般的には、引き出しの設置位置は椅子に座ったときに、利き手側にあるのが理想です。
② 引出しのサイズ検討
まずは、収納したいものを確認して必要な容量を検討します。
私の場合、仕舞いたいものは
・ボールペン
・シャープペン
・ハサミ
・B5メモ帳
・目薬
・付箋
などです。
サイズが300×200mmくらいの引き出しがあればなんとかなりそうです。
高さは、2センチもあれば大丈夫かな。
もう一つは、引き出しの設置場所の空間にどれだけ余裕があるかを確認します。
私の場合、机の天板とパソコン本体の間の隙間高さは約60mmしかありませんでした。
その隙間に窮屈にならないサイズの引き出しを設置する必要があります。
この制限がなかなか厄介ですよ_(:3 」∠)_
引出しとパソコン本体に隙間がないのも困るので、引き出しサイズの制約は
・引出し高さは40mm以下
・幅はパソコン本体の240mm以下
・奥行きは500mmくらいまで大丈夫
ということが分かりました。
とりあえず、ネットショッピングでちょうどいい後付けの引き出しが売っていないか物色してみましたが、40mm以下の高さの引出しは見つけることが出来ませんでした。
いくらDIYオタクでも、ちょうどいいものが売っていれば購入します。楽だしw
理想なものが見つからないときにDIYをするのです。
高さ制限がなければ、以下のものを検討していたと思います。
横にスライドレールが付いていて剛性感のあるこんなのとか。
簡易的な、こんなやつでもいいかもしれません。
③ 材料選定
高さ40mm以下に抑えるために、トレーを流用することにしました。
最終的に選んだやつは、こちらです。
黒いトレーで 幅が198mm、奥行きが307mm、そして高さは17mmです。
そして文具を載せる部分がザラザラの滑り止め加工になっています。ショットブラストしてあるのかな?
そしてレールになる部分はこちら。
横から見るとコの字になっています。
セリアで購入した、インテリアウォールバーという商品です。
ダイソーにも同様の商品が売っているみたいです。
ネジで固定してある吊り金具は使わないので、ドライバーで取り外してから使用します。
主要な部品は以上です。
④ 製作
それでは上記で紹介した部品を取付けていきますが、ちょっとした工夫があります。
まず、トレーの両端にインテリアウォールバーという木のパーツを挟んで置きます。
そして写真のように木のパーツの両端に両面テープを貼ります。
これは後で剥がすので強力タイプではないものを使います。
トレーの幅以上の適当な板で横に貼り付けます。
その状態で、引出しの開閉にちょうどいい幅を調整します。
幅調整の時には、両面テープを剥がしたり付けたりして調整することになります。
何度も両面テープを脱着していると接着力がなくなるので、適時両面テープを張替えましょう。
レール幅の調整は、実際にトレーを写真のように浮かさないと最適な位置はなかなか分かりません。トレーのスライドがキツ過ぎず、かつ外れないちょうどいい幅を確認します。
私の場合、写真の赤矢印の長さが226mmのときがちょうどいい幅でした。
そして手前と奥の幅が同じようにるように調整します。レール幅をちゃんと平行になるようにするということです。
調整出来たら両面テープが作業途中で剥がれないように、しっかり押し付けます(でも後で剥がします)
次にレールをひっくり返して、強力両面テープを貼ります。
私が使用したのはこちらの両面テープです。
厚み1mmなのでやや厚みがある部類です。木の接着の時には薄手の両面テープは剥がれやすい傾向にあります。
そして車両内装用は、どんなところにも強力な接着力を発揮するので万能だと思います。
貼り付け面は、アルコールやパーツクリーナーなどで、必ずしっかりと脱脂してください。
脱脂をしっかりするのとしないのでは、接着力に大きな差が出ます。
脱脂が不十分だと、1か月とか2か月で剥がれてきてしまうこともあります。
そして上の写真の左の赤丸部分が飛び出していますが、ここを左の壁にちょど当たる位置で貼り付けます。
どうゆうことかというと、このような向きで机の天板の裏に貼り付けます。
飛び出した部分を壁に当てながら貼ると壁からも並行で、左右のレールも狙いの幅で天板裏に貼り付けが出来るということです。
私は念のために、小さいネジで左右1ヵ所ずつ固定しておきました。
両面テープを使わず、ネジだけで固定する方法もありだと思います。お好みで。
机の天板裏にレールをしっかり固定したら、横板はもう不要なので剥がします。
そして、トレーが奥に行き過ぎないように、赤丸のような適当な材料でストッパーを両面テープで貼り付けます。
トレーを付けるとこんな感じです。
トレーは、天板の端から約16mmほど奥まったところで止まるように調整しました。
上の写真ですと、もっと奥まったところに見えますが、目の錯覚です!
こうすることで、椅子に座っているときはトレーが見えないんです。
でも手を入れると、すっと引き出せます。
⑤ 感想
割と簡単に後付けの引き出しを作ることが出来ました。
実際に物を入れると、こんな感じです。
トレーの底面から天板までの高さは28mmでした。
過不足なく文具類が収納出来て、圧迫感もありません。
そしてトレーが浅い方が、結果的に物が取り出しやすいことが分かりました。
トレーの底の滑り止め表面加工が上品なマットな感じで、プラスチック特有のツルツルとした安っぽさがないのが良かったです。
引き出しをスライドさせたときの動きもスムーズで、引っ掛かりも不安定感もありません。
安価な割に、思っていたよりも満足のいく仕上がりになりました。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!