クローゼットの調湿剤DIY
年末の大掃除の時に、クローゼットの木の棚の裏に薄っすらと白カビが生えているのを発見しました。
木の棚以外には白カビが発生していないので、材質によってカビが繁殖しやすいとかあるんでしょうけど、クローゼットの風通しが悪く湿気がこもってしまったことが本質的な原因です。
クローゼットの湿度が高くて良いことはありませんので、対策を実施します。
ということで、調湿剤を設置することにしました。
除湿剤じゃなくて、調湿剤です。
除湿剤は、湿度を吸ったら交換するやつ。
例えば、下のリンクのようなやつで、水分を吸着したら放出しないので基本的に使い捨てとなります。
一方、調湿剤は、湿度が高い時に水分を吸着して湿度が低いときには水分を放出します。
適度に換気している環境であれば、何にもしなくても調湿してくれると思いますが、常に湿度が高い場所だと水分を放出するタイミングがなくて、調湿できなくなってしまうので注意が必要です。
売っているやつだと、こんなやつです。
さて、前置きが長くなりましたが、使用した商品はこちらたち。
いずれも過去に使用した余りものです。
ゼオライトB形の調湿剤です。
以前、床下に設置したときの余りです。どうしようかなと思いつつ、ずっと倉庫に眠っておりましたw
床下に湿気対策で設置したときのDIYはこちらです。
床下の湿気対策
床下は、その後もカビが発生することなく絶好調です!
あと必要なのは、これを入れる袋です。
不織布にしようかと思っていましたが、果実用防虫防鳥ネットが使われずに眠っているのを思い出して、それを使うことにしました。
サイズは30×20cmで蛍光緑です。果実用だと目立たないのかな?
栽培しているトウモロコシの実に被せようと思って購入しましたが、目が細かすぎて受粉出来なくなりそうなので使わなかったものです。
拡大して見てみてもこれくらい目が細かいです。
シリカゲル調湿剤を入れるにはちょうどいいですね。色がかなり微妙ですがw
検めてAmazonで検索してみると白色のものも売られているので、こちらの方がいいような気がします。
もしくは、不織布巾着とか、布巾着とか。
不織布は白がほとんどですが、黒も売っていました。
和風な巾着袋もなかなかいいと思います。サイズ的にはこれより小さいのは、あまり調湿効果が得られない気がします。
ではでは、シリカゲルの袋詰めをしていきます。
何も考えずに袋に詰めてみると、こんな感じになりました。。。
これだと、袋の中心部にあるシリカゲルは、水分を吸着することができないので調湿効率が悪いことになります。
なので、袋が広がらず平べったくなるように工夫をしてみることにしました。
最終的にはこんな感じです。
左が改良後。使用するシリカゲルの量は減らしつつ、外気に触れるシリカゲルの表面積は増えたかなと思います。
それにしても色がw
袋に2/3ほどシリカゲルを詰めてみると重さが約647gです。
袋が広がらないようにしたときの重さが約334gでした。およそ1/2の重さになりました。
この加工時間は1枚当たり約2分と簡単です。
参考に、加工方法を紹介します。
まず、横5cm、縦4cm間隔のマス目に千鳥状に印を付けます。上の写真の赤丸のところです。
一番下の真ん中の印だけマス目から1cm上にずらしました。
最初にマーキングした袋をマスターにして、新たな袋を上に被せて印の位置を重ね書きしていきます。
印を付けた位置にホッチキスで止めていきます。
印を付けずにホッチキスで止めていってもぜんぜんOKですが、真ん中をホッチキスで止めるとき、写真のようにシワが寄ります。そうすると、真ん中がよく分からなくなってホッチキスで止めるのに慎重になってしまいます。
結果的に印を付けた方が無心でホッチキスで止めていけるので、結果的に早く正確に作業が出来ます。
私の場合、8Lのシリカゲル剤から13個のポーチに袋詰め出来ました。
このシリカゲルは重さに対し最大で0.8倍の水を吸着できるので、シリカゲル350gを詰めたポーチ一袋で、最大で約280g水分を吸着出来ます。
一方、冒頭で紹介したこちらの調湿剤は最大で70gの水分を吸着出来ると記載されています。
比較すると、コスパだけは良さそうですね。
蛍光黄緑が好きになれず、見た目はイマイチですけどw
実際にクローゼットに掛けるとこんな感じになります。
湿気は上昇しやすいです。なので下に置くよりハンガーポールに括り付けるのがいいと思います。
括り付けるには、片紐より両紐タイプの紐の袋のほうが楽だと思います。
気になる実際の吸水量ですが、シリカゲルの入った袋の重量変化をウォッチしていけば把握出来そうなので、チェックしてみて次回結果を報告できればと思います。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!