エキシージ

車のバッテリーを13kg軽量化するDIY

haru

車において軽量化の効果が最も大きく現れるのは、「バネ下」と「オーバーハング(車両の端)」、そして「高い位置」にあるパーツです。

そして私のV6エキシージは3.5Lの排気量のミッドシップエンジンなので超リヤヘビーです。
なので、リヤオーバーハングに搭載されている重たいバッテリーを軽量化することは、とても有意義な軽量化になるはずです。

軽量バッテリーに交換するDIYを実施しましたので、紹介します。(超長いです)

かかった費用は全部で2.5万ほどでしたが、今回使用したコスパのいい軽量バッテリーは、廃盤になってしまいました😭
探せば代替バッテリーはいくつかありますので、参考になるかと思います。

本記事の目次
① バッテリーに求められる性能
② バッテリー上がりに対する対策
③ 軽量バッテリーの固定方法
④ 効果確認

 

① バッテリーに求められる性能

まず、私の車に搭載されているバッテリーのスペックを調べてみました。

こちらのバッテリーが搭載されていました。
スペック表を見ると、重さが18.0kg
バッテリー容量は72Ah(PbEq)、Actualに換算すると40Ah程度でしょうか。
CCA(Cold Cranking Amps)は640Aです。

中でも、CCAが重要で、ざっくり説明すると低温時の始動性能を表す数値です。
この数値が低いと始動できなくなる恐れもあります。

一番バッテリーを消費するのが、エンジンを始動(クランキング)させるときで、瞬間ピーク電流は軽く200Aを超えます。つまり、高い瞬間電流を出せるバッテリーが車には求められるわけです。
その性能はCCAの数値で判断できます。

V6の2GR-FEエンジンの場合、冬場の始動性を考慮するとCCAは500Aほどないと厳しいようです。夏場なら300Aもあれば十分でしょうか。

ということで、軽量バッテリーに交換する場合、CCAが600A以上のものを選ぶと安心かと思います。
軽量バッテリーと言えば、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4とかLFPと呼ばれているもの)が多く、耐熱性も安全性も高いのが特徴です。
ただし、蓄電用のLFPバッテリーは、CCAがせいぜい100~200Aくらいしかなく始動できないので、注意が必要です。(そもそも、CCAという概念(表記)がありません)

バッテリー容量は、最低でも18Ah(Actual)程度ないと1か月放置したらバッテリー上がりを起こす可能性があるようです。1~2週間しか持たないバッテリー容量は、個人的には怖くて使えないと思っていて、15Ah以上は欲しいところです。

そんな中で候補として見つけたバッテリーは次のものたちです。

 

写真はSuper BのHPから拝借しましたが、Lotusが純正採用しているLFBバッテリーです。

CCAは1200Aとか1500Aとかあり、性能はまさにモンスター級ですが、価格もモンスター級です😂

 

写真はTANIDAのHPから拝借しましたが、最近モータースポーツでは注目されているバッテリーのようです。
バッテリーが上がってしまったときのためのジャンプスタート機能も搭載しており、超軽量でコスパはいいですね!
次買うなら、これが第一候補です。

 

SHORAI
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ショーライバッテリーはバイク用ですが、車に転用されている方も多数います。(自己責任ですが)
こちらは容量:12Ah(Actual)、CCA:540A、重量2.19kgです。
重量とコスト面では魅力的ですが、容量とCCAはV6エキシージにはギリギリですので、常日頃充電する癖をつけておかないと、すぐにお亡くなりになりそうな気がします。

 

さて、私が購入したのはLiTimeの船舶用クランキングバッテリーです。
LiTimeはLFPバッテリーとしては、とても定評のあるメーカーの一つです。

容量は20Ah(Actual)、CCAは800A、重量は4.4kgです。お値段は2.5万円ほどで売られており、とても格安でしたが、LFPのクランキングバッテリーはあまりニースがないのか、2025年の10月頃廃盤になってしまいました。
私は、11月に在庫セール品を約2万円で慌てて購入した次第です。
このときはあまり知識がなくて、使えるかどうか判断出来ないままの見切り発車の購入でした。
今になって(2026年3月)、あと2個くらい買っておけばよかったと、とても悔やまれます。

 

② バッテリー上がりに対する対策

軽量バッテリーに交換すると、どうしてもバッテリー容量は小さくなりますので、バッテリー上がりに対する備えが必要になってきます。

対策としては、こまめに充電するか、キルスイッチを取り付けるしかないと思います。
しかしキルスイッチを付けたとしても、少しづつバッテリーは放電されていきますので、そこは注意が必要です。数か月に1度は充電しないといけません。

キルスイッチを付けない場合、1週間に1回程度は充電するか、駐車中は充電器を繋ぎっぱなしにしておくのがいいと思いますが、いちいち充電のたびにトランクを開けてバッテリーにアクセスするのは面倒くさいです。

究極は、トランクを開けずに充電できるようにすることだと思います。

私のエキシージは、およそ1年前にトランクを開けずにバッテリーを充電できるようにリヤディフューザーの上にSAEの充電ポート設置加工をしましたが、充電器はLFPバッテリーに対応していなかったので、今回は充電器だけLFPバッテリー対応のものに交換します。

購入した充電器はこちらです。

プラス800円ほど出すと、10Aで高速充電できるタイプもありますので、そちらでもいいかもしれません。

 

箱から取り出すとこのようになっています。
ワニグチクリップが安っぽいオモチャみたいでしたw

 

ここからブチっと切ってしまいます。

 

2極カプラーに付け替えました。

これでワニグチクリップとSAEコネクタを自由に変換できるようになりました。
ワニグチクリップは、セルスターの充電器のものが作りが良かったので、そちらを使用しています。

 

次に、充電器を車に刺しっぱなしのままで、気付かず車を発進してしまっても、充電用のSAEコネクタが車から勝手に抜けてくれる仕組みを作ります。

仕組みと言っても、充電器が床に固定されていれば、充電器から車に刺さっているSAEコネクタが抜けるだけという単純なものです。
前回も作成しましたが、今回はもっとシンプルなものを作ろうと思います。

前回同様、充電器の固定を木枠で作ると、木枠が充電器をしまう箱に入らなくて、かさばってしまうという、しょうもない問題がありまして🤣

今回は、アルミのアングル材を使用してシンプルでコンパクトなものを作ります。

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まず充電器と同じ幅に、ディスクグラインダーでカットします。

 

こうなりました。

 

この充電器の裏に、先ほどカットしたアルミアングルをくっつけて床に引っかけることで、床に固定する作戦です。

超強力両面テープでアングルをくっつけようかと思いましたが、そうすると、しまう時や床に引っかて使わない時は邪魔になりそうです。

なので、アルミアングルを脱着できるようにします。

ダイソーで買ってきたファスナーテープを使います。
私はマジックテープって呼んでいましたけど、最近はファスナーテープって言うんですね。

 

裏面は凹凸があるので、マスキングテープで型取りします。

 

型取りしたマスキングテープをファスナーテープの裏に貼り付けて切り取ります。

 

ポッチの部分は5mmの穴あけポンチで打ち抜きます。

出来ました!

 

貼り付ける面積を最大限確保することで、ファスナーテープが剥がれにくくなるようにしてみました。
充電器側にファスナーテープの硬い方を、アルミアングル側に柔らかい方を張り付けています。

ファスナーテープは、基本的に本体側に硬い方を貼る方がいいと思います。
そうすることで、本体をカーペットなどにも貼り付けられるようになります。
充電器を、車のトランクに入れっぱなしにしておきたいとき等に、ファスナーテープでカーペットに貼り付け出来るので便利です。

 

私の場合、このようにアングルを取り付けて使用します。

 

このように床の端にアングルを引っかけて、コードが引っ張られても充電器が動かないようにします。

 

充電していることを忘れて発進しても、車に刺しているSAEコネクタがスポッと抜けてくれるという仕組みです。

 

③ 軽量バッテリーの固定方法

鉛バッテリからLFPバッテリーに交換すると、サイズが小さくなるので、そのままでは車に固定出来なくなります。

なので、軽量バッテリーを固定するものを別途用意する必要があります。

こちらが鉛バッテリーを固定してある状態です。
基本的に、欧州車はバッテリーの底面を固定する方式です。

 

どうゆうことかというと、バッテリーの底面にある赤矢印の耳を押さえつけて固定しているわけです。

なので、この底面のサイズのベースプレートを作って、その上にLFPバッテリーを固定すればいいということになります。

 

まずは厚手の段ボールで型取りして、ちょうどいいベースプレートのサイズを確認しました。

作り直すこと3回(笑)、258×178mm、厚み6mm程度がちょうどいいことが分かりました。

 

ホームセンターで売っている、厚み5.5mmのMDFボードを丸鋸でカットして作りました。ピッタリです!

 

ベース以外にも、このような4つの短冊状のものを作りまして

 

バッテリーの底面がずれないように枠を作ります。

 

そしてラッシングベルトでバッテリーをベースプレートごと締め付ければ簡単じゃんと思っていたのですが、固定金具とベルトが写真の赤丸のように干渉してしまうことが判明。
これが原因で、固定金具がうまく取付できません🥲

しかたがないので、ちょっと面倒くさい加工をすることにしました。
とはいうものの、DIYオタクなので結構ノリノリだったりします🤣

トリマーでプレートの裏面を削って

 

こうなりました。

 

プレートを表にひっくり返した状態でベルトを通すとこのようになります。

 

バッテリー固定枠をボンドとネジで固定したらベースプレートは完成です。
枠もベルトが通るところは、切り欠きを入れておきました。

 

こうなりました。
枠の長さが寸足らずなところがありますが、意図があるわけではなくて、材料の長さが足りなかっただけですw

 

ラッシングベルトで固定すると、このようになります。

 

さて、ここで思わぬアクシデントが発生しました。
というか、やらかしました😱

車用としてLFPバッテリーを使うには、この赤丸で囲った別売品ターミナルを取り付ける必要があります。

このターミナルを本締めするときに、なるべく導通が良くなるように接点復活剤を塗布して、長いメガネレンチで締め付けたんですね。

 

そうしたらプラス側のネジが折れてしまいました。
ターミナルは、伝導性の良い黄銅という柔らかい素材なので、接点復活剤を塗布したら滑りが良くなりすぎて、小さい締め付けトルクでも簡単にねじ切れてしまうということです。

何たる失態…。

しょうがないので、ネジ外しビットを購入して、折れたネジを取り出すことにします。

電動ドライバーにネジ外しセットの中の一番細い2mm用のビットをセットして、まず穴を開けます。
ネジ外し用ビットは全部逆回転(反時計回り)で使います。

 

ビットの先端を山形のエキストラクターヘッドに付け替えて、押しつけながら反時計回りで回していくと、折れたネジが簡単に摘出できます。

 

ネジの折れたプラスのターミナルは、ドリルで穴を開けて適当なM6ボルトで固定することで復活しましたが、後日ターミナルを買い直すことにします。

ついでに、バッテリーのベースプレートは、艶消し黒のラッカースプレーで塗装しました。

車に取り付けると、このようになります。

バッテリーターミナルのプラスとマイナスの位置が逆なので、バッテリーは180度反転させてセットする必要がありますが、バッテリーターミナルまでケーブルはちゃんと届くので問題はありません。

 

④ 効果確認

ベースプレート込みのLFPバッテリーの重さは4.8kgでした。
したがって、リヤのオーバーハングが約13kg軽量化出来たことになります。

バッテリーとターミナル、充電器を合わせても約2.5万円ほどでしたので、これほど費用対効果の高い軽量化はないと思います。

さて、肝心の始動テストですが、今までより確実に元気に始動するようになりました!
クランキングが、チュンチュンチュンからチュチュチュンに変わった感じです。

そして近所を運転してみたところ、気持ち車の動きが軽くなったように感じますが、近所を軽く走った程度で分かるものなのかというと、プラセボな気もしますw

でも理屈的には、重いものが車両の端から無くなるくらいの変化ですので、リアヘビー特有の「コーナー出口で外側に振られる慣性」が抑制されることを期待しています🤩

あとはバッテリーの実際の持ちが気になるところです。
とりあえず、1週間たった時のバッテリー電圧の低下具合を確認してみたいと思います。

以上、皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

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身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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