浄化槽用ブロワーのメンテナンス
ブロワーの電気消費量が思いのほか多いことが分かって、2月からタイマーで稼働時間を半分にして様子を見ていました。
詳細は過去ブログ「浄化槽のブロワーの節電対策DIY」参照ください。
5月に浄化槽の法定点検があって、稼働時間半分でも問題ないかどうか結果が出るかなと思って楽しみにしていました。
結果は…
ブロワーの逆洗が正常に行えていないので、濁り気味と指摘がありました。
(点検には立ち会えなかったので、書面連絡)
ん?逆洗が行えていない??
稼働時間半分とは別の問題みたいです。
後日保守点検業者が来てくれたので確認してもらったところ、風量が低下しているとこのと。
逆洗が正しく行えていない場合は大抵はブロワーの性能が低下していることが大半で、パッキン類とダイヤフラムを交換すれば直ることが多いそうです。
業者に依頼すると部品代と工賃で2万近くかかるけど、自分でネットでメンテナンスキットを購入して交換すると1万円以下で出来るらしいです。
メンテナンスキットで直らなかったら、ブロアを交換する必要があるそうですが、これも自分でネットで買ったほうが安くていいですよと仰っていました。
そりゃ自分でやりますよね。DIYオタクですしw
早速、ブロア品番を調べてメンテナンスキットを検索してみます。
我が家のブロアは安永のAP-70WYという品番でした。
この品番のメンテナンスキットは検索してもヒットしません。
水彩ねっとヤフーショッピング店に問い合わせて、商品登録して頂き注文しました。
メンテナンスキットというのは、パッキン類の消耗品の交換部品セットのようです。
AP-70WYとAP-100WYが共通の専用パーツになっているようですね。
丸いゴム備品がチャンバーといって、空気を送り込むための重要部品です。
説明書の確認もソコソコに、とりあえず分解していきますw
上のカバーを外すと、さっそく劣化したパッキンとフィルターがありました。明らかに要交換です。
さらに分解すると、汚らしいフェルトがお目見えしました。
こいつは吸音材のようで、再利用します。それにしても茶色い…。
そしてメインディッシュのダイヤフラムのゴムを交換します。
中央のナットは7㎜という変わったサイズでした。8㎜にしとけばいいのに。
こちらが交換後。赤丸の4つのプレートを差し込んで、位置ずれ防止をする必要があるんだとか。分かりにくいですので説明書をよく読む必要があります。
そして、丸いダイヤフラムのゴム、はめにくいです。
コツが要りますが、ちゃんと溝に入れないと気密が保てずブロアの風量が確保できないので注意が必要です。
以下、写真を撮り忘れましたが、パッキンを変えつつ元通り組み立てて完成です。
作業時間は1時間くらいでした。
そして運転させてみると、交換前より明らかに風量UPし、静かになってます。
6年半でメンテしたわけですが、もっと早くメンテする必要があったようです。
これで再度3か月後に浄化槽の保守点検がありますので、1時間おきにブロワーON-OFF運転で省エネしつつ、浄化槽も問題なく浄化できているかどうかをチェックしてみます。(多分大丈夫だと思うけど)
家に浄化槽がある方、メンテナンス履歴をチェックしてみて、メンテナンスをしばらくやっていないようであれば、ご自分でメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。
意外と自分でも出来ますし、業者に頼むより半額以下の費用で出来ちゃいますよ。
DIYは、何かを作ったり改良することが多いように思われますが、半分以上はメンテナンスです。所謂、お手入れですね。
大切なものは、お手入れしながら長く使っていきます。メンテナンスフリーで長く使えるものは、ほとんど存在しないような気がします。
なので私のお気に入りとなるものは、メンテナンスしやすいものが多い気がします。
以上、みなさまの参考になれば幸いです。
それではまた!