畳ベンチの製作
リビングにある生地が痛んできてしまったソファを撤去して、畳ベンチを導入することにしました。
今まで愛用していた、無印良品のハイバックリクライニングソファはこちらです。

中のクッションは羽毛で、座り心地は良いと思います。

拡大してみるとカバー生地のほつれがたくさんあります。
このカバーは着脱出来て洗濯も可能ですが、もう廃版のため新しいものが入手できません。
もう15年ほど使ったソファです。
15年前と比べると家族も増えたことだし、L型レイアウトのソファに買い替えようかなと思っていました。
しかし、嫁からソファじゃなくて畳ベンチのほうがいいと要望が出たのでした。
嫁曰く、ソファだと いつまでもだらだらするから、好ましくないとのこと。
寛ぐための家具なんだから、別にいいのでは😅と思いましたが、嫁の意見を尊重することにします。
イメージ的にはこんなものらしいです。
上のリンクの商品は、120×60㎝なので小さいですが。
もしくはこんなやつ。
サイズ的にはこれより一回り小さいやつがいいとのこと。
いくつかネットで探してみましたが、ドンピシャで希望の物はなさそうなので、製作することにしました。きっと需要があまりないんですね😅
そんなに難しくはないかなと思ってしまったんですよねー、このときは😇
ホームセンターに行って材料などを物色しつつ、妄想すること1か月。
夏季連休を利用して製作に取り掛かりました。
購入してきた資材はこちら。

1800×900×12mmのコンパネ2枚

1820×400×25のオーク集成材1枚

1830×910×15mmのアカシア集成材1枚
そしてユニット畳2枚。
では早速加工していきます。
とはいうものの、クソ暑い中作業していて、あまり気持ちに余裕がなかったので、写真はあまりありません😇

まずは、畳の枠を作っていきます。
枠は、畳の厚さが25mmなので、1820×400×25のオーク集成材を使用しました。
赤矢印に示す、自作丸ノコ用定規を使って4分割にカットし、端面を45度に切りそろえます。

試しにユニット畳を囲ってみました。良さそうです。

寸法が丁度いいことを確認したら、畳を外して45度にカットしたところを木工用ボンドで接着しつつ、PPバンドでずれないように縛り上げます。
さらにテンションを掛けるために、枠とPPバンドの間にテープを挟んでおきましたw

次に畳を乗せる土台を作ります。
こちらは、1800×900×12mmのコンパネを2枚重ねにします。
残念ながら1枚だけですと、人が上に乗った時にたわんでしまいます。
これをカットして、1720×900のサイズにします。
畳のサイズは1640×820mmなので、畳に対して各辺が40mmはみ出る計算になります。
この40mm畳からはみ出たところに、オーク集成材の枠が乗る形になります。
ギリギリですね😅

コンパネは非常に重い(1枚当たり約12㎏)ので少しでも軽量化するためと、デザイン性を考慮して縁を丸ノコで45度にカットしました。
写真は2枚重ねにして、ずれないようにビスで固定したうえで縁を45度カットしたところです。
丸ノコがあると簡単に加工できます。

次に1830×910×15mmのアカシア集成材1枚を縦に3等分にカットし、さらに長さ1696mmを2枚、876mmを2枚にカットしてBOXを作ります。

短辺を45度にカットしておきます。

BOXになるよう四隅の斜めカットした部分を、木工用ボンドで接着します。PPバンドだけでは不安だったので、小さなビスで四隅を固定しました。

前日に接着しておいたオークの枠の角を、トリマーで丸く削ります。

ここまで出来たら、畳を乗せる土台と木工用ボンドとビスで合体させます。

裏はこのようになっています。
裏表共に#120のやすりで表面を整えておきます。

見えなくなるコンパネの部分は、ワトコオイルを塗っておきました。
水っぽい粘度でサラサラしているので、とても塗りやすいです。

それ以外の部分は、オスモカラーのフロアークリアーを塗ります。
こちらはトロッとしているので、メッシュスポンジに付けて塗ると、均一に塗りやすいです。
ワトコオイルよりオスモカラーのフロアークリアーのほうが耐久性があります。値段も高いんですが😆

アカシア集成材のBOXもフロアークリアーを塗ります。
濡れ色っぽい感じになり、濃淡がはっきりします。

BOXを合体させると、このようになります。さかさまですけど。
箱の底は、なくてもいいかなと思いました。なるべくシンプルに作ります。

箱と蓋がずれないように、四隅にブロックをビス止めします。
これで外での作業は完了です。

ちなみに、端材はこれだけでした。(細かいものは除く)
ほぼ余すことなく材料を使えたんじゃないでしょうか。
ここからは、ようやく涼しい室内での作業です😆
ここまでで、2日かかっています。

リビングに運び込んで、BOXと蓋(畳部分)を蝶番で固定します。
ただし、蓋は約30㎏あるので開けるに苦労しますし、重すぎて危ないです😱

そこで、ガスダンパーを取り付けて、軽い力で開閉できるようにしました。
どんなスペックのガスダンパーを、どのような位置に設置すればいいのか、AIに相談してみましたが、無料のAIですと計算ミス連発で信用出来ませんでした😅
AIを使い倒すには課金は必須のようです。
結局、自分で調べて計算する羽目になり、ちょっと面倒くさかったです。
採用したガスダンパーは車用のもので、160N(16㎏の反力)タイプです。
これだとスプリング力は少し弱いんですけど、蓋を閉じているときは常に箱に160Nの力で突っ張って(押されて)いることになるので、BOXの剛性を考慮して、蓋を上まで開けたときに、開いた状態を保持できるギリギリのスプリング荷重にしておきました。
扇風機などの季節ものや、空き箱なんかを収納するつもりで、頻繁に開けるものではないので、これでいいかなと思いまして。

ガスダンパーを設置するために、BOXの内側にはLアングルで最低限の補強を入れておきました。

全開時の角度は約80度です。
本当は90度にしたかったんですが、ガスダンパーの筒が長いので、90度まで開くようにすると、蓋が閉じれなくなってしまいます。

畳は、はめ込むだけです。
畳が痛んだら、簡単に買い替えられるようにしてあります。
これで作業は完了です。
製作日数は4日間、費用は約3.2万円でした。
最後に、Before Afterと使用感を紹介します。

こちらがBefoeです。4年ほど前の写真です。

そして、こちらがAfterです。
4年経つと、ソファ以外にも変わっているものがいくつかありますねw
製作前は、畳ベンチなんて寛げないんじゃないかと思っていましたが、意外なことに、とても快適でした。
畳ベンチの高さは36㎝、畳の枠がBOXの側面よりせり出しているので、かかとがBOXの側面に当たらず、座る、立つという動作がしやすいように設計しました。
狙い通り、とても楽です。
以下の点が私が感じたソファに対するメリットです。
・部屋が広く感じる
・ダイニング側にも座れるのでテーブルに座っている人とコミュニケーションが取りやすい
・大人数で座っても窮屈にならない
・横になっても快適
・かなりの収納量UP(約400L)
デメリットは、背もたれがないことでしょうか。
テレビをダラダラ見たい子供達には、それが少し不満なようです。
でも、私はそれが不満とは全く思わないです。

クッションやほかの椅子を流用することで快適に運用出来ています。
写真に写っているのは、エキシージの運転席をキャスター付きローチェアに改造したものです。
テレビをあまり見ない私にとっては、畳ベンチで寛ぎながら、キッチンにいる嫁と会話しやすかったりするので、これが丁度良いと感じました。
また、我が家には和室がありません。
和室を作っても、使用頻度はあまり高くないだろうなと思って省略してしまいました。
でも日本人なので、畳がないことへの寂しさは若干感じていましたが、それも少し解消です😄
リビングにはソファありきと思っていましたが、そんなこともないんだなと思った次第です。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!
