ウッドデッキの保護にシリコンオイルを塗ってみる
我が家には、セランガンバツというハードウッドで作られた大きなウッドデッキがあります。
南側にあるので、夏は直射日光がガンガン当たります。
天然木は、直射日光の紫外線と熱に晒されると、すごい勢いで劣化していきます。
これは自然の摂理です。
劣化すると、どうなるかというと木が白銀化してきます。
白銀化は、木の水分が抜けてしまってカラッカラになって色素も抜けてしまった状態だと理解しています。要はミイラ化です。
なので、水分が抜けたところに何らかの成分を浸透させて補ってあげれば、保護にはいいのだろうと思います。
さて、長い前置きを書きましたが、タイトル通りウッドデッキに実験的にシリコンオイルを塗ってみようと思います。
そのような事例を検索してみましたが、見つけることは出来なかったので、うまくいかないのかもしれません。

使用するシリコンオイルはこちらです。
余談ですが、缶の蓋にペットボトルの先端を取付けると、とても便利です。
こちらのYouTubeを見て真似しました。
シリコンオイルは、我が家では至る所で活躍しています。
その紹介記事は、こちらを参照くださいませ。
さて、話が少し逸れてしまいましたが、ウッドデッキに塗布するシリコンの希釈率は10%くらいにしてみました。
希釈するとき、シリコンオイルと水は全く混ざらないので中性洗剤を適当に混ぜます。
それでもちゃんとは混ざりませんが、まあ水だけよりかは、混ざりやすくはなります。
気の迷いで、キシラデコールというウッドデッキ用油性塗料を、5%ほど混ぜてみましたw

ほんの少し、色を付けると塗装したときにどんな感じになるのかと思いまして。
結果は、全く混ざらなかったので、いい選択肢ではないようです。

拡大すると、こんな感じ。分離してますw

気にせず刷毛で塗っていきます。塗装後は、濡れ色でいい感じです。
ほんのり茶色になっていますが、ちゃんと混ざっていないので、色にムラがあります。
木がかなり吸い込むので、トータルでこのバケツ2杯分くらいシリコン希釈液を作って塗りました。
キシラデコールの茶色い塗料は最初の7列くらいだけです。

塗装後は、こんな感じです。二度塗りしました。
まあまあ、シリコンオイルが浸透して、やや濡れ色でしっとりした感じになりました。

翌日、水やりしたときにウッドデッキはしっかり撥水していました。
そして、ウッドデッキの木はざらついているので、シリコンオイルを塗っても滑るということは全くありません。

ウッドデッキの水滴を拡大してみるとこんな感じです。撥水性は、さすがシリコンですね。
今回の塗布は、シリコンの10%希釈液が綺麗に混ざらなかったので、刷毛で塗ってもシリコンが濃い部分と薄い部分でムラがあると思われます。
なので耐久性はイマイチのような気がします。
次回は、乳化剤を添加して、均一な希釈状態でたっぷり塗りこんでみようと思います。
使用する乳化剤は、こちら。
これでシリコン15%希釈液を作り、しっかり浸透させます。
またリベンジしたときに、ご報告いたします。
次に、今まで試した中で一番優れていると感じているウッドデッキ保護材を紹介します。
1回塗れば、濡れ色でウッドデッキを1~2年保護してくれる、超優れものです。
でも欠点がないわけではありません。
まず、お高い!
そして、若干ベタベタして塗りにくい。
そして、高温多湿状態が続くと、白っぽく粉が吹いたようになります。
長期保存も苦手なようです。製造から数年経つと、明らかに性能低下するように感じます。
つまり余ったら、保管しておいても次回塗り直すときにはもう劣化しているということです。。。

こちらは、今年の5月にハッスル・撥水君で塗装した様子。
とても綺麗です。でも3年前の塗料なので、1年持ちませんでした。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!

