BMW 420iに空力改善対策
去年、本気のアルミテープチューンを実施して、燃費が10%以上改善することを確認し、空力の重要性を実感しました。
今年はさらにシェブロン(実行空力デバイス)とボルテックスジェネレーターを試してみました。
結論を言いますと、適切なところに貼れば、ハッキリと効果が出ます。
ただ、見た目は好みが分かれるかと思います。
シェブロンはとボルテックスジェネレーターの解説は次のYoutubeが分かり易かったです。
[空力解説] 意外と知らないボルテックスジェネレーターの仕組み、 デザイナー分かりやすく図解します! [ Vortex Generator ]
それでは紹介していきます。
まずは自作シェブロンから。
材料はスチレンボードという発泡剤のボードを使います。

色は黒と白がありますが、お好みで。

1辺が30mmの正三角形のギザギザを作ります。
まずは幅50mmの型紙に養生テープを貼った、型を用意しました。

そして、スチレンボードには透明の幅50mmのテープをぐるっと1周貼ります。
写真を撮り忘れましたが、テープを貼ったところをカットします。

幅50mmにカットしたスチレンボードに型紙を貼り付けて、ギザギザのところをカッターで切っていきます。

カットしたら、こんな感じになります。

早速トランクの上とテールライトの端面に両面テープで貼り付けてみました。
理屈としては、下手くそな落書きですが、何も貼っていないときは青色のように空気が車の後ろに渦を巻いて、車を後ろに引っ張るような作用をします。
それがシェブロンやボルテックスジェネレーターを付けると、矢印の方向にスムーズに空気が流れやすくなり、空気が車を後ろに引っ張る作用が少なくなります。
実際、近所をグルグル走ってみると、ハッキリと違いが分かりました。
車が軽く感じます。曲がるときも素直に曲がります。
たったこれだけの細工で、これは凄い!
アクセルOFFした後の減速も遅くて、いつまでもスルスル進んでいくような感じがします。なので、ブレーキもいつもより少し強めに踏まなくてはいけません。
これで燃費計測してみたら面白い結果が出そうです。
しかし!嫁様から目立つからすぐ剥がしてくれとw
くやしいけど、まあしょうがない…。
近々エキシージでも試してみる予定です。
さて、次に用意したのがこちらです。


サイドミラー周りの風切り音を低減する整流アイテムの3点セットです。

空気が乱れやすい赤丸のところに貼ります。
余計抵抗が増えるから乱れやすいじゃんと思うかもしれませんが、この小さな突起が小さな空気の渦を作ります。
小さな空気の渦は真直ぐ後ろに伸びていくので、その渦に引っ張られて周りの空気も真直ぐ後ろに流れるという仕組みなんだとか。

そしてもう1カ所はここ。
この突起も先ほどと同じ理屈です。これをボルテックスジェネレーターと呼びます。
この3点セットを取付けて、明らかに風切り音は低減しました。
整流ってすごいんだなと簡単に実感できます。
でも、1ヶ月ほどの検証では燃費効果は殆どなさそうですw
次に用意したのはシェブロンに似たゴム素材のプロテクターです。


上がバンパー用プロテクターで、下が自作したシェブロンです。
シェブロンとボルテックスジェネレーターを足して2で割ったような形をしています。

これをフロントバンパー下に赤丸のように貼り付けます。
整流はもちろんのこと、バンパー下を擦ってしまうことも防止してくれるので、一石二鳥の商品ですね!
青丸は純正の空力対策アイテムです。
タイヤハウスの前方に壁を立てて、タイヤハウス内に乱流が起きないようにしています。これが侮れないほどの効果があるようですよ。だからメーカーが実施しているわけですが!
最近の車の多くは、同じような対策をしているようです。
もし、自分の車が実施されていないようであれば、DIYで自分で作ると面白いかもしれません。

リヤバンパーにも赤丸の位置に貼り付けました。
そして、見づらいですが青矢印のところには、純正でボルテックスジェネレーターが付いてます。
BMWも、空力については色々と対策していることがわかります。
さて、バンパー下にプロテクター貼り付け効果ですが、シェブロンのようにはっきりとした違いは分かりませんでした。
少なくとも、直進では差は分かりません。
ハンドルを切ったとに、切れ味が若干よくなったかなという程度です。
プラセボでは?と言われたら否定できないかもというレベルでした。
420iの場合、車の下は割とフラットになっています。
なので、空気が真直ぐ流れやすく、元々リヤバンパーの後ろで上方向に渦を巻きにくいということなのかなと思いました。
まとめ
・シェブロンも、ボルテックスジェネレーターも適切な箇所に貼れば整流効果がある。
・空力的に最も効果があるのは、リヤのボディーから空気が剥離する場所に貼ること。
・形状的にはシェブロンの方が有利と思われるが、目立つのが難点。
以上を踏まえて、今後もエキシージで検証をしていきたいと思います。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!