掃除

超万能コーティング剤の自作

haru

YouTubeで、vwfixlifeさんという方がシリコン洗車を紹介しています。
シリコン洗車の元祖らしいです。独特の日本語の言い回しで配信されており、楽しく拝見していましたが、最近は動画配信をしていないようです。

そこでシリコンオイルを希釈したものでスプレーする方法を紹介していたのですが、それが超優れものなので紹介したいと思います。

シリコンオイルでコーティングするわけですが、シリコンオイルには次の特徴があります。

・変質しない
これは本当にすごいことです。金属は錆びます。油は酸化します。プラは劣化してボロボロになっていきます。
ですが、シリコンは化学的に安定しているので、変質しにくいです。
身体の中に入っても変化しないので、化粧用品とか医療用としも使われていますね。

・耐熱性が高い
キッチン用品にも耐熱容器とか、様々なものに応用されています。

・潤滑効果が高い
摩擦係数が低く、浸透性が高いという特徴があります。まあ、オイルですからねw

・撥水効果が高い
シリコンオイルの被膜を形成するので、水を弾きます。そしてシリコンオイルは浸透性が高いので、撥水効果が長く保たれます。

・艶出し効果が高い
変質しないので、長く効果を保つことが出来ます。

・耐候性が高い
紫外線にも強いです。

つまり、化学的に変質しにくく、潤滑性のある撥水コーティング剤ということになります。

私はこれを掃除するたびに色んな所にスプレーします。
・お風呂の窓や洗面器、棚、風呂蓋、浴室の壁など
 水を弾いて、防汚効果があります。

・家の窓ガラスやサッシ、レール(主に外側)
 水を弾いて、防汚効果があり、窓や網戸が驚くほど軽く動きます。

・工具類
 艶が出て汚れにくくなります。(グリップは滑りやすくなるので、あまり塗りません)

・バッグ、靴
 革製やビニール素材など、艶が出て、撥水、防汚効果があります。

・スマホ
 画面の滑りが良くなり、汚れにくくなります。

・車の内装、ボディー、窓ガラス、樹脂部、ゴム部
 ただし、ハンドルは滑りやすくなるのでお勧めしません。握りにくくなります。
内窓も若干曇りやすくなるので塗らない方がいいと思います。内窓には何も付けないというのが鉄則です。
特に樹脂部品やゴム部品は黒い艶を取り戻し、劣化を防止できるので超おススメです!

 

たとえば、車のウインカーとライトのレバーをシリコンコーティング有無を見てみます。
上の写真の赤丸が塗布前、青丸が塗布後です。

赤丸はゴムが劣化して白っぽい粉を拭いたような色をしています。
右はちょっと付け過ぎな感じもしますが、新品のように艶があり黒々としています。

 

こちらは左側も塗布した状態です。
ちなみに、樹脂部分もハンドルのセンターも全部塗布されています。
右のレバーは艶がありすぎるので、この後乾拭きしましたw

ボディーコーティングとしてもシリコンコーティングは非常に優れています。
シリコンの油膜を張るので、深い艶と撥水性を得ることが出来ます。
普通のコーティングは塗装の表面で硬化しますが、シリコンは浸透型です。硬化することはありません。なので、薄い油膜が傷を目立たなくするのと、潤滑性があるので傷が付きにくくなる効果があります。浸透するので耐久性も非常に優れています。
ウォータースポット(雨染み)も出来にくくなります。
また、汚れが付きやすくなるという印象もありません。

ただし、ボディーコーティングとしては、一つ大きなデメリットもあります。
塗装に浸透していくので、修復で再塗装が必要なときに撥水してしまって新たに塗装が乗りにくくなってしまいます。塗装表面を削っても、内部までシリコンが浸透していることもあるようで、それが塗装屋さん泣かせになる可能性があります。

もし板金修理が必要な場合は、シリコンコーティングをしている旨を伝えたほうがいいかもしれません。それ相応の対応をしてくれますが料金は高くなるかもです。
もっとも、シリコンオイルの原液を毎月塗りこんでいるというレベルでなければ大丈夫だとは思いますが…。
また、硬化型のコーティングの上からシリコンコーティングをする場合は、塗装までシリコンが浸透しにくいかもしれません。

・その他、汚れて欲しくなくて滑りを良くしたいものなら汎用性が高いので、試すことが出来ます。

 

・塗布してはダメなところ
優れたコーティング剤ですが、塗布してはいけないところもあります。
それは屋内のフローリングです。滑りやすくなるので、危険です!
あと、洗面所の鏡もお勧めしません。鏡は、ガラス表面に不純物が付着すると曇りやすくなります。シリコンも然りです。
テーブルもあまりお勧めはしません。

塗布してみて、滑りすぎて困るという場合はアルコールを含ませたウエットティッシュでよく拭き取ると、ある程度は除去できます。

それでは配合をご紹介します。

使用するのはこれだけ。

水500㏄に対して
・知る人ぞ知る、信越化学のシリコンオイルを5~20㏄
 これがシリコンコーティングの基材になります。分量はお好みで調整してください。
 最初は少なめから始めるといいと思います。私は15㏄くらい入れるこが多いですw

信越化学工業
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1kgあればかなり色んな事に使えますね!

 

・ヒバ油を3~10滴
 ヒノキの油なので、ヒノキのいい香りがします。
 ヒバ油は水とシリコンの繋ぎ(乳化剤の代わり)になります。
 シリコンオイルは油なので、水と全く混ざりません。ヒバ油を入れることで不思議なことに、とても良く混ざります。分離もしにくいようです。

 

・小麦粉を小さじ半分から1杯程度
小麦粉にはグルテンが含まれます。このネバネバしたグルテンが汚れをとても吸着してくれます。なので、少量小麦粉を混ぜることで、汚れ除去効果が高まります。
シリコンだけでも汚れを浮かせる効果があるので、相乗効果が期待できます。

 

・丈夫なペーパータオル
おススメは洗って使えるペーパータオルです。
これにシリコンスプレーをシュッと吹きかけて使ってます。

これは本当に便利で、キッチンペーパーとしても勿論優秀ですし、車の洗車や内装掃除などにも使いますし、ウエスとしても使っています。

1枚当たり5円。コスパ良すぎです!

超万能コーティング、お試しあれ!
きっと感動しますよ。

以上、皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

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DIYオタク
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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