屋外ガレージのコンクリート塗装
直射日光は当たらないけど、クルマをよく整備する屋外ガレージのコンクリートを塗装することにしました。
目的は2点。
・何となく薄汚れたコンクリート床の美観を向上させて、クルマを映えさせたい
・オイル汚れが染み込まないようにしたい
です!
実際に塗装してみて、こうしたほうがいいなという気付きも含めて紹介していきます。
本記事の目次
① 選んだ塗料とその理由
② 段取りと下地処理
③ 本塗装
④ 塗装後1週間後の様子
① 選んだ塗料とその理由
色々と調べた結果、RUST-OLEUM社のガレージフロアDIYペイントという商品がよさそうという結論に至りました。
塗料の原料はアクリリックエポキシ樹脂というものが使われています。
耐荷重のある塗料はエポキシ樹脂です。ただしエポキシ樹脂は紫外線に晒されると黄変するという欠点があります。なので、屋外塗装には不向きとされています。
そこで、アクリル樹脂を配合することにより、紫外線で黄変しないように対策されています。
そして、プライマーなしでも未塗装コンクリートへの密着度が良く、色ムラにもなりにくいように2026年の7月に改良されました。
色は、濃いグレーと薄いグレーの2色展開ですが、私は濃いグレーを選びました。
ただし、レビューを見ると、タイヤが接地するところの塗装が剥がれるというコメントもありました。
ふむ🤔
下地処理の問題かも?!
② 段取りと下地処理
まずは、塗装するコンクリートをきれいに掃除します。

塗装する屋外ガレージは、こんな感じです。
ざっと埃を流すために水をかけたので、左側が少し湿っています。
写真では分かりにくいですが、エンジンオイルやLLC、ブレーキフルードなどをこぼした跡などで、シミだらけだったりします。
そして、コンクリートは乾いていても色がムラムラです。

まずは、高圧洗浄機で洗浄していきます。
高圧洗浄機を床に当てると、明らかに汚れが取れていきます。気持ちいい😄
高圧洗浄機は、クルマの洗浄や、家の配管洗浄に活躍するので、戸建て住まいの方にはお勧めです!
高圧洗浄で洗い終わったら、水切りワイパーなどで水を切ります。
私はこれを使いましたが、もう少し幅広のほうが良かったなと思いました。
水切りワイパー付きブラシの幅は約25㎝です。
高圧洗浄では除去できない塗装が垂れた跡などは、スクレーパーで取り除きます。
スクレーパーは、ダイソーで何年か前に購入したと思います。

こちらが除去前。たぶん、木の壁を塗装したときに使用したオスモカラーですねw

こちらが除去跡です。
指で触って少しでも盛り上がっていたら、塗装をしたときに、弾いてしまう可能性もあるので、必ずスクレーパーで除去しておきます。
茶色いシミは、コンクリートに染み込んでいるので、除去出来ません。

ここまでコンクリートを掃除したら、コンクリートエッジング剤の粉を7.6Lの水で溶かしてコンクリートの表面を中和、洗浄、荒しを行います。
中和とはどうゆうことかというと、コンクリートの表面は、打設して間もないころはpH12~13程度の強アルカリ性です。年月が経つにつれ、徐々に中性になっていくようです。
エッジング剤を使うことで、コンクリートの表面を強制的に中性に近づけます。
塗料は、コンクリートを中性にすることで密着性が良くなります。
アルカリ性のコンクリートを中性にするということは、エッジング剤は酸性ということになります。

酸性の薬剤を水に溶かして、ジョウロなどでまんべんなく撒くことで、コンクリートの表面を溶かし、表面の汚れも除去します。
これにより、コンクリート表面を微細な凹凸(多孔質化)にして、後から塗るエポキシ塗料などの食いつきを最大化させます。
約1.5m2ずつ処理するといいみたいです。
エッチング剤をジョウロで撒くと、コンクリートがシュワシュワーと炭酸水のように泡が出ます。
酸性の主成分であるクエン酸と、コンクリートのアルカリ成分である炭酸カルシウムが反応して二酸化炭素が出ているんだと思います。
反応が止まったらブラシで擦って、水で流します。
その後水を切って、次の区画を同じように処理していきます。
水を切らずにエッジング剤を撒くと、エッジング剤が薄まってしまい、エッチング効果が弱くなるので、手抜きをしてはいけません。
ブラシで擦って、水で流すと、高圧洗浄機で汚れを除去済みのはずなのに、水がほんのり茶色くなっています。
表面が汚れと一緒に溶けている証拠です。
なので、この下地処理はとても大事だと思いました。

こちらはエッジング剤を撒いて、ブラシで擦っている様子です。
気温は38度とクソ熱いので、空調服を着て、ハーフパンツに長靴というおかしな格好で作業していました🤣
ブラシで擦って高圧洗浄機で洗い流す作業を2回繰り返して、しっかり水を切って1日目は終了です。
次の工程は、壁の立ち上がり部を養生して、いよいよ塗装していきます。
その前に、コンクリートをしっかり乾かす必要があります。乾かないうちに塗装してしまうと、密着不良の原因になります。
エッジング処理した後のコンクリートは水を吸いやすいので夏場でも最低1日しっかりと乾かす必要があります。
冬場ですと、1日では乾きません。
しっかり乾いたかどうかは、透明のビニール袋をガムテープでコンクリートに四隅を隙間なく張り付け、数時間放置して結露しないかどうかをチェックすると分かりやすいようです。

しっかり乾いたことを確認したら、壁の立ち上がりを養生していきます。
養生する高さは、最低5㎝。出来たら7㎝程度まで養生するといいです。
なぜなら、コンクリート塗装には大抵ローラーを使用すると思いますが、ローラーの高さが5~6㎝程度の高さのものが多いためです。
ローラーの高さより上まで養生しないと、壁にペンキが付いてしまう可能性があります。
そして壁の際には、まずマスキングテープを貼ります。
コンクリートは、真っ直ぐなようでうねっています。そのうねりに追従して養生するには、マスキングテープが非常に相性がいいのです。
幅12~18mm程度のマスキングテープを張り、その上に養生テープを少し重て貼ると良いと思います。
養生が終わったら隅の部分を刷毛で壁から約3㎝程度まで塗っておきます。ローラーは壁の際を塗れません。
私は手持ちの幅15mmの刷毛を使いましたが、小さすぎましたw
③ 本塗装
まず、本塗装に使用した道具などを紹介します。

ローラーを挿入する真のところが波型にうねっているタイプです。
これがポイントで、塗装しているときにローラーがずれにくいです。よくできているなと思いました。
アルミの伸縮棒は、収納時に便利なことと、塗装時は適度にしなってくれます。
塗装し始めた最初のころは、しなり過ぎじゃないかと思っていましたが、慣れてくると力を入れ過ぎていたんだということが分かりました。
毛羽立たず塗りやすいです。
上記3点は、ラストオリウム社の正規代理店であるホームボディでお勧めされているアイテムです。でも、ホームボディで購入すると、3点セットで3960円なので、Amazonで購入したほうが安いです。
9インチローラー用の塗料を入れるバケットです。
バケットの中にセットする使い捨てのインナーです。
掃除が超楽になります。
ローラーに付き過ぎた塗料をしごくネットです。
冒頭でも紹介した、本塗装用塗料です。
中身はサラサラの白い砂みたいです。
成分は酸化アルミニウムと書いてありました。
塗装すると、全く分からなくなりますが塗装面は何となくザラつきますので、雨の日などで滑ることはなさそうです。
でも薄塗り塗装の時は、表面がツルツルになるわけではないので、なくてもいいかもしれません。
では、塗装していきます。でも塗装中の写真は撮り忘れたので、ありませんw

塗料の缶は、金属の爪が付いているので、この爪を取らないと蓋が取れません。
写真のように、金属のヘラなどを下から差し込むと爪を外すことが出来ます。

塗料は、最初によく混ぜます。
私は、アンチスキッドも混ぜるので缶の中に投入したら溢れそうになりました。

しょうがないので、バケットに塗料を少し開けてから混ぜることにします。
写真のようにマスキングテープを貼って塗料を開けると垂れないと聞きました。

結果です。
垂れすぎでは?
必ずダンボールなどを敷いて作業しましょう。
あとはローラーに適量塗料を付けて、塗っていくだけです。
ローラーを速く動かすと、塗料が飛び散るのでゆっくり動かすのがコツです。
あと、ローラーを床に押し付け過ぎない。
それでは、befor、Afterを紹介します。

こちらがBefore

こちらがAfterです。
塗装した面積は、約20m2です。
1缶をちょうど使い切りました。
軽歩行できるようになるまで1日と説明書に書いてありましたが、暑すぎたせいか、30分後には乾いていて、軽歩行出来ました。
おかげで、ムラになっているところ(コンクリートの素地が薄っすら見えるところ)をすぐに重ね塗りできて、綺麗に仕上げることが出来ました。
1日経ってからじゃないと重ね塗り出来ない場合、使いかけのペンキとローラーの管理が大変そうです。
感想ですが、バトルシップグレーという濃い目のグレーを選んだつもりでしたが、明るいパステルグレーに見えます。ここは少しがっかりです。
あと、もう少しツルツルの表面になるのかなと思いましたが、塗膜が薄すぎてコンクリートの風合い(ザラつき)が残っています。
3784ml(1缶)あたり20〜35平方メートル塗装可能と説明がありますが、1缶ではツルツル表面は無理なんだなと分かりました。2缶あればもう少しツルツルに仕上がるかもしれませんが、おそらくそこまで求めるのであれば、DIYではハードルが高そうです。
クルマの乗り入れは約5日後に可能と記載がありますが、諸事情により1.5日でエキシージを入れてしまいました。
翌日には完全に乾いているように見えたので😅
④ 塗装後1週間後の様子
さて、塗装して6日後にエキシージをガレージから出して、塗装の様子を確認してみました。

タイヤが乗ってたところが部分の塗装が剥がれました😱

左側拡大。タイヤ痕のところが剥がれています。

右側拡大。こちらもタイヤ痕のところが剥がれています。
エキシージはミッドシップエンジンなので、リヤヘビーなのでリヤタイヤの塗装剥がれが顕著でした。
真夏のクソ熱い時とは言え、塗装して1.5日後では完全に乾いていなかったということですね。
補修します😅

とりあえず、アルコールで軽く洗浄して、スクレーパーで塗装剥がれの段差がなくなるようにガリガリ削っておきます。
マスキングテープは、補修後に補修場所がすぐにチェックできるようための目印です。

タイヤ痕はアルコールで簡単に落ちますが、有機溶剤系は塗装を溶かすようです。
アルコール付きウエスに塗装の色が少し付きました。
オイルとかには耐性があるとのこと。

こちらはフロントタイヤの乗っていたところです。
フロントは軽いので、剥がれは少ないですね。

捨てるつもりだった塗装の缶に少しだけ塗料が残っていました。
これで補修します。

刷毛で塗り塗りします。

塗った直後は、色が違うように見えます。

でも乾いてくると同じ色になります。
塗装が剥がれた跡も、注意深く見ないと分かりません。
とりあえず補修できたので、一安心です😊

補修したところからずらしてエキシージを戻して、このまま1週間養生して完成です。
塗料の色も、シルバーのエキシージとは相性がいいように見えます。
でもやっぱりもう少し墨色というか濃い色のほうが好みでした。
【塗装を失敗しないためのまとめ】
・段取りを手抜きしない
・本塗装前にコンクリートをしっかり乾かす
・クルマの乗り入れは、塗装後5日後(気温10度以下は8日後くらい)
ポイントは、説明書をよく読み、説明書通りに施工することです。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!


