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自作BBQテーブルの製作 Ver.2 製作編後半

haru

先々週に引き続き折り畳みBBQテーブルの製作の続きです。
先週の記事はこちらを参照ください。
自作BBQテーブルの製作 Ver.2 製作編前半

本当はもう終わっているはずだったんですが、失敗して部品を追加で頼んでいまして、部品の到着待ちとなりましたw

その他にも色々と試行錯誤しながら組み立てていますので、思いのほか時間がかかります。

本記事の目次
① 加工ミスのリカバリーと残りの加工
② 自作BBQテーブルの完成した様子とアイディア紹介
③ 使った部品まとめ
④ 掛かったコストと感想

① 加工ミスのリカバリーと残りの加工

テーブルの真ん中に、グリル設置用の直径490mmの穴を開けたつもりが、中心から9mmズレたところに穴を開けてしまいました。

天板とアルミフレームの写真赤丸の位置関係がおかしくなってしまったので、青矢印アルミフレームの長さを修正します。

追加で発注したアルミフレームを作業台に並べてみました。
天板に開けた490mmの穴が左右に9mmズレていたので、アルミフレームも145mmから、9mm長いものと短いものに交換して辻褄を合わせます。

交換したアルミフレームは、トリマーで角を削り落とします。

トリマーの刃は木工用ですが、このようにアルミでも割ときれいに削れてくれます。

アルミフレームを削った理由は、分割したテーブルを繋ぐ蝶番のヒンジの干渉を避けるためです。
テーブルを折り畳んだ時になるべく隙間をなくしたいので、背押し加工あり蝶番をチョイスしてみました。
デメリットは、折り畳んだ時にヒンジが飛び出ることです。使ってみて都合が悪ければ、背押し加工なしの蝶番に交換することにします。


組立て後のヒンジはこんな感じです。

DIYの加工の順番は前後しますが、ヒンジを固定するとこんな感じです。
残念ながら、真ん中の穴は位置が悪くて使用できません。
ネジ4本で固定しているわけですが、固定力には不安がありますね。。。

この蝶番、B-1100-7という品番なのですが、穴径が4.9mmで、皿面取りの外径が6.5mmしかないでのです。
普通のM5とかM4の皿ビス使うと、確実にネジ頭が飛び出るんですよねー。
悩みながら、数百種類くらい貯め込んだネジBOXを暫く漁っていました。ネジマニアかもしれませんw

そして使用したネジはこちら。

アルミサッシビスのM4です。皿ネジなんですが、頭が小さいんです。
なので、ネジの頭が飛び出さない訳です。
ただし、頭の小さいネジは緩みやすいかもしれませんので、注意が必要です。

加工の順番が前後してしまいましたが、アルミフレームの加工に戻ります。
アルミフレームを天板にコーススレッドでネジ止めするんですが、アルミフレームにネジ止め用の穴を開けて、面取りします。

再び登場した、簡易ボール盤を使用して面取りしました。
余談ですが、電動ドリルの頭に丸型水平器を貼り付けてますが、垂直に穴開けできているか分かって便利ですよ!
こちらのDIY記事も過去に書いたので、よろしければ参照ください。

面取りはこんな感じです。45度の角度で面取りしてます。
面がガタガタになるのは何故なんだろう?

次に、脚になるアルミフレームの中心部にM8のタップを切ります。
手動でタップ建てようとしたけど、断面がスメースインベーダーみたいな形をしていて、刃が真直ぐ食い込みませんでした。殺意を抱きつつ悪戦苦闘すること数十分。
作業台にアルミフレームを挟んで、簡易ボール盤でタップ切るという方法でなんとか解決しました。

タップ切ったところに、M8の超低頭ボルトを締め付けます。

こんな感じです。このボルトはステンレス製ではなくて、スチール製です。
なぜこんなものをわざわざ付けるのかは、後ほど説明します。

これでアルミフレームの加工は終了です。

天板の裏の脚を嵌める位置にΦ16mm、深さ5mmの穴を開けます。
ここにネオジウム磁石を埋め込みます。

こんな感じ。
この磁石と、先ほどアルミフレームの先端に付けたボルトの頭がくっつくのです。

使用した磁石はこちらです。全部で8個使いました。

磁石埋め込む座ぐり加工が終わったら、天板の裏側をオスモのフロアクリアで塗装します。
一応木の保護をしておこうと思いまして。
木の呼吸は妨げないけど、撥水になります。
でもベニヤ板にオスモの塗料塗る人もなかなかいないかもしれませんねw

使用した塗料はこちらです。我が家の木のコーティングはほとんどこれです。

裏面の塗装が乾いたら、アルミフレームと天板をネジ(38mmのコーススレッド)で固定していくわけですが、写真を撮り忘れました(;’∀’)

天板とアルミフレームが合体したら、写真手前側の側面に取手とパチン錠を取付けます。

取手は、右面の板と左面の板に一つずつ取り付けます。
そうすることで、テーブルを折り畳むときに、左右どちら側から折り畳んでも、取手を持って折り畳むことが出来ます。

パチン錠はこんな感じです。折り畳んだテーブルを固定するのに使います。
これもアルミフレーム用ナットにネジ固定しています。
ネジは、先ほど紹介したアルミサッシビスがジャストフィットでした。専用ネジですか?

最後に、天板にシリコンクッションを貼り付けていきます。

何のためにシリコンクッションを貼るかというと、このBBQ用テーブルは主にウッドデッキで使用します。
折り畳むときと組み立てるときは、天板の面をウッドデッキの上に置く必要があります。
メラミンシートを貼ってあるので、あまり傷が付かないようにしたいなと思いましてw

選んだのはこちらです。

安いですよね。ものは試しです。
両面テープは剥がして強力なやつに貼り換えましたが、そんなマニアックなことする人はいないでしょうから、説明は割愛します。

② 自作BBQテーブルの完成した様子とアイディア紹介

まずは折り畳んだ状態から。

こちらは、テーブルの真ん中の折り畳んだ側になります。
蝶番が約4mmほど出っ張っております。
これがなかなか厄介で、この蝶番が付いている面を下に置くんですが、蝶番が出っ張っているせいで、ガタつきます。
これは背押し加工ありの蝶番の特徴というか、この使い方の場合は大きなデメリットとなります。

なぜわざわざ蝶番が出っ張ってしまう背押し加工ありの蝶番を使用したかというと、折り畳んだ状態で隙間をなるべく作りたくなかったからです。

この蝶番でも、赤矢印の所を見ると分かるように、約4mmほどの隙間があります。
蝶番が出っ張らないタイプを選ぶと、この隙間が10mm以上になってしまうんですよ。

BBQテーブルはウッドデッキに置きっぱなしで運用するので、虫が入って住み着きそうで心配なのです。
少なくとも、Gだけは入らないようにしておきたいところです。

反対側はこのようになっております。
縦置きしたときに持ち上げるための取手と、パチン錠が付いています。

パチン錠を外すと、片側が3mmほど面から飛び出ていますが、今のところ問題はないようです。

組み立てるときは、このように取手を持って展開します。

こちらが広げたときの裏面の様子。
アルミフレームをネジで天板に固定しているのが分かると思います。

さて、ここにテーブルの脚も収納されていますが、分かるでしょうか。

BBQテーブルの脚の桟を赤矢印の方向へ押すと、赤丸の部分がスライドされ、外れます。

脚が取れるとこんな感じです。

脚の頂点には、先ほど締め付けたボルトが締め付けてあります。

そして、脚を差し込むところにはネオジウム磁石を取付けてあります。

脚をしまうところは、このようになっています。アルミフレームの直角ブラケット利用して横に差し込むようにしました。直角ブラケットに爪が付いているので、差し込んだら外れなくなります。
写真を見て気が付いたんですが、ネオジウム磁石が割れてますねw
様子見て、予備と交換するかもです。

脚を組み立てるとこんな感じです。ズボッと挿すだけなんですが、グラつくこともなくかなり安定しています。

テーブルを起こすために、横倒しにしても脚がグラつくことはありません。

こちらがテーブルを起こした状態です。テーブルの中央がくの字に折れ曲がることなく、まあまあ安定しています。
どうやって安定させているかといいますと…

アルミフレーム用長ナットというのを使用します。
この長ナット、長さが290mmあります。

この長ナットを、蝶番がテーブルの側面に入れます。
290mmという長さは、奥まで入れたときに、ちょうどはみ出ない長さです。

天板を広げたときに、写真の位置にスライドさせてボルトを手締めすると、可動部が動かないようにロックされるという仕組みです。

最後に自作BBQテーブルの新旧比較です。

横幅は変わりませんが、折り畳んた状態で高さは800mmで、100mm低くなりました。
重さは23kgから19kgになりましたが、高さが変わったせいか、かなり持ち上げやすくなりました。

今は日中の外気温が35℃とか暑すぎるので、30℃下回るくらいになったら新しいテーブルでBBQしてみたいと思います。

古いBBQテーブル、どうしようかな。
もし欲しい方がいらっしゃれば、着払いでお譲りします。天板は張替え推奨です。

③ 使った部品まとめ

まず、ミスミで手配したものはこちらです。

その他で手配したものはこちらです。

抜け漏れあるかもしれません。

④ 掛かったコストと感想

掛かったコストはおよそ4万円です。材料費だけでです。
実は購入したけど使わなかったり、失敗して再発注した分なども含めると4.3万円くらい行っているかもしれません。
(嫁には、かかる費用は3万円くらいの見込みと言ってあるので、実際に掛った費用は内緒です)

折り畳みBBQテーブルに原価だけで4万円。既製品でその値段だったら買いますかね?
私だったら、高いよっ!て叫ぶと思います。
工数も金額に含めたら、軽く10万円超えちゃいますw

真面目なものを一品物で作ったら、とても割高だという良い例かもしれませんw

でも後悔は全くしていません。
構想段階で出していたアイディアはすべて織り込むことが出来ました。
我が家に最適だと思う特別なBBQテーブルで、これからたくさん おうちBBQを楽しむのです。
もはや自己満足の塊ですねw

以上、皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

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DIYオタク
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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