電動ドリルでまっすぐ穴開けできるアイディアDIY
超簡単だけど、精度±1度くらいで真直ぐに穴開けできるアイディアを紹介します。
使用するのは、丸型の水平器2個と、両面テープだけです。
まずは毎度長い前置きですw
そんなんどうでもいいわーという方は、下にある目次まで飛ばしてください。
目視で真直ぐ穴開けするのって、なかなか難しいですよね。
ドリルの歯を当てて、横から見て、上から見て、このへんかなーって穴開けると曲がってたりすることはよくあります。
絶対に曲がらないようにしようと思って、下の画像のような簡易ボール盤を使うこともしばしば。
これはこれでとても便利です。
電動ドリルが、ボール盤に変身する超便利ツールです。
これはJSK-koubouさんが考案したツールを、ちょっとアレンジしたものです。
詳細は、過去記事を参照ください。
簡易ボール盤の改良
でも電動ドリルとしての大きな特徴である、場所を選ばずどこでも穴開けできるというメリットが活かされません。
アルミブロックでドリルガイド作ろうかなとも考えていましたけど、そうすると穴を開けるところが隠れてしまいます。うーん、微妙。
ドリルガイドは、こんなやつです。
ちゃんとしたやつを買うと、結構高かったりします。
でも木の端材で作ると、すぐに穴が広がっちゃうんですよねー。
電動ドリルは、パッと手に持って、そのまま穴開けしたいんです!
真横に穴開けすることもあるんです!
左手はドリルガイド持つんじゃなくて、穴を開ける材料を支えたかったりするんです!
電動ドリルに加えて、真直ぐ穴開けするためにもう一つ道具が増えるのが嫌でした。
まっすぐ穴開けするために、ひと手間増えるのも嫌でした。
良い方法ないかなーとずっとモヤモヤしていました。
でも閃きました。
掛かったコストは約600円。製作時間は約30分。
考えていた時間は…長いですw
では紹介していきます。
本記事の目次
① 使用するアイテム
② 注意点とポイント
③ 取付作業
④ 使用した感想
① 使用するアイテム
まずは一番重要なパーツの水平器。
直径32mmの丸型の水平器を使用します。
実際は2個しか使わないです。
Amazonで単品で355円弱でも売っていますけど、2個使うならPrimeの4個セットのほうが結果的に安いです。
黄色とか透明のタイプも売っていますので、お好みで。
あとは超強力両面テープ。
私は手持ちの、5mm幅で厚み0.8mmのものを使いました。
色んなシーンで使えて、最も使用頻度が高い両面テープです。
DIYする人は、一家に一つあるととても便利だと思います。
使用するアイテムは、これだけです。
② 注意点とポイント
丸型の水平器は、よくよく確認すると、目盛のプリントがずれているものがあります。
私が買ったやつは外れなのか、4個中3個がプリントがずれていましたw
まあ中華の安物だから、こんなものなんですかね(*‘∀‘)
黄色の水平器は、過去にホームセンターで購入したMead in Japanのシンワです。
青色が今回購入したもの。
4個ならべてみると、気泡の位置がバラバラなのが分かるでしょうか。
思わず、
え?!
どうゆうこと?
と呟きましたw
青色の水平器を90度回転してみました。
ここでやっとわかりました。
目盛のプリントの位置が中心からズレているために気泡の位置がバラバラに見えるのです。
写真の細い赤線の位置が正しい位置のようです。最もズレているもので、中心から0.5度ほどズレているような感じです。
右から2番目は水平器は目盛のプリントのズレがありませんでした。
こいつは一番重要な電動ドリルの背面に使用します。
そしてもう一つは側面に取り付けますが、こちらは水平方向だけ確認できればいいので、一番右のやつを使用します。
丸型の水平器は、色んな商品のレビューを後からチェックしてみましたが、プリントがずれているものが結構多いようです。
少し多めに購入して。水平な台に置いて、くるくる回して気泡の位置がプリントの円に対してズレないことを確認するといいかもしれません。
まあずれていたとしても0.5度以下なので、今回の使い方では さほど問題はないと思います。
③ 取付作業
作業の様子も紹介していきます。
まず、水平器を取付けるところをシャープペンでなぞります。
黒いゴムのところが両面テープで貼り付けるところになります。
上下で両面テープの面積が違うことが分かりました。
次に幅5mmの両面テープをちょっと水平器からはみ出る長さでカットして貼り付けます。
両面テープがはみ出たところは、よく切れるハサミでカットします。
両面テープに切れないハサミを使うと、当たり前ですけどきれいにカットできなくて、かなりストレスを感じます。
百均のハサミは微妙ですが、下のリンクのような500円くらいのハサミであれば新品ならよく切れます。
シャープペンでなぞったところに水平器を張り付けて、背面の取付けは完成です。
次に側面に水平器を取り付けます。
幅5mmの両面テープを写真のように貼って黄色線のところが水平器の水平線が重なるように貼り付けます。分かりにくいですが、黄色線のところにシャープペンで印を付けてあります。
水平器を貼り付けます。
真ん中の両面テープと上下の黒いゴムのところでしっかりフィットして、グラつきはありません。
水平器の側面に上の写真のように上から見たときでも水平の位置が分かりやすくなるように、マジックで線を描きます。
この状態だと、気泡をみると上から見てドリルの先端が下がっていることが分かります。
この状態だと、気泡が線の中にちょうど納まっているので、水平が出ているということになります。
全容はこんな感じ。
④ 使用した感想
木箱に穴開けすることしか試していませんが、狙い通り真直ぐ穴開け出来ました。
実際に使用するとこんな感じです。
気泡が回転振動で揺れすぎて分かりにくいかなーと心配でしたが、そんなことはありませんでした。
ちょっと出っ張りが増えてしまうのが難点ですね。
私は、最初から水平器を電動ドリルに内蔵してくれよと言いたい。
後で調べてみたら、こんな商品を見つけました。
考え方は同じですね。
レビュー見ると、使っているうちにグラついて水平かどうか分からなくなるようなので、両面テープで固定する必要がありそうです。
ツールメーカーさん、水平器を最初から電動ドリルに内蔵してくれないですか?
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!