インプレッサのアイドル不調の対策
4ヶ月前に、「23年乗っている車のヒューズ交換をしたら、エンジン不調が直った話」という記事をUPしました。
これは間違いなくて、不調は直りました。
ヒューズを交換することで、プラグ被りが解消し、スムーズにエンジンが回るようになったのです。
しかし二ヶ月前くらいから、別のエンジン不具合が発生してしまいました。
アイドルの時だけエンジンの調子が悪いのです。
もともと調子がよくなかったけど、徐々に顕著化してきたのかもしれません。
ヒューズ交換前とは症状が違い、アクセルを踏めば調子は良くなります。
最初は、まだ点火系に問題が残っているのかと思い、バッテリー端子周りのハーネスを新品に交換してみたりとかもしてみました。
しかし、なーんにも変わらず。
ガソリンエンジンが正しく燃焼する三大要素は、燃料、空気、点火です。
そのうち点火系統(点火タイミングも)は問題ないので、残るは燃料系統か空気系統ということになります。
アイドル時だけ調子が悪くなるので、アイドル時だけ固有の制御をしているところが怪しいということになります。
それはどこなのか?
ISCバルブです。
丸目インプレッサはメカスロなので、アクセルを踏んでいないときはスロットルが閉じています。
でもアイドリングしているときもエンジンは燃焼しているので、空気が必要です。
なので、ISCバルブという機構でスロットルのところで空気をバイパスさせているのです。
ちなみにISCとは、アイドル・スピード・コントロールの略になります。
つまりアイドル回転数を、バイパスさせる空気の量でコントロールするバルブです。
前置きが長くなりましたが、おそらくこのISCバルブに何らかの不調が発生していると思われます。
ということで、とりあえず分解洗浄すべく作業していきます。
上の写真の赤矢印がISCバルブです。スロットルの上に付いています。
2本のプラスネジを外すと取ることができます。
ネジはかなり硬く締っているので、ネジ山を舐めないように注意が必要です。
ドライバーに全体重を掛けながら回すことをおススメします。
外すとこのようになっています。
もっと汚れていてビッシリとカーボンが付いているかと思いましたが、パッと見はそうでもないですね。
ちょっと拍子抜けでした。
とりあえず、パーツクリーナーで洗浄します。
身近な洗浄剤だと、マジックリンもカーボン除去には効果があります。
十分洗浄したら、エアブローで良く乾かしつつ、剥がれたカーボンを吹き飛ばします。
リンクのような電動エアダスターがあると便利です。
本体側に付いているガスケットは、上の写真のように伸びてしまっているので、再利用せずに交換します。
ガスケットの品番は、GDBの場合は22659AA120でした。
ディーラーで取り寄せてもらうと、確か200円くらいだったと思います。
ガスケットを入れ替えて、洗浄したISCバルブを再び装着して完成です。
最後に、ISCバルブ初期位置の再学習のためにIGのオンオフを5回繰り返します。これやらないとアイドル不調が直らなかったりするので、大事です。
結果、アイドル不調は若干残っているものの、気にするほどではないほどに改善しました。
ちゃんと直すには、ISCバルブを交換する必要がありそうですが、とりあえずこのままでいきたいと思います。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!