車両用 カッコいいインナーサイレンサー製作DIY

haru

2021年12月の過去DIYです。

カッコ良くて、程々に静かになって、音色が良くなる(雑味が減る)インナーサイレンサーを作ったので紹介します。
材料費は、3代目のインナーサイレンサーが約5000円でした。今だともう少し高いかもしれません。

では、製作に至った経緯から説明していきます。

私の20年以上乗っているインプレッサ、いじり倒しているので当然マフラーも変わっているわけですが、もういい歳のオッサンなので、ご近所はジェントルな音で走りたいのです。

でも手持ちの市販サイレンサーはプベベベと情けない音がします。
加速の伸びも悪くなるので好きになれません。径を絞り過ぎなんだと思います。
出口径φ96→35ですから。
純正STiマフラーより細いw

今は処分してしまって現物が手元にありませんが、こんな感じのやつです。

後ろから見ると、マフラーを蓋している感がして残念な見た目です。

そういった経緯で、見た目がカッコ良くて、情けない音じゃないけど、ゆっくり走ってるときはジェントルでアクセルを踏み込むと気持ち良いエキゾーストノートを奏でてくれるやつが欲しいなと。(欲張り)

気持ち良いエキゾーストノートというのは、うまく表現できませんが、エンジン回転が上昇するにしたがって、排気音が徐々に高音になっていき、かつ耳障りでない音色といいましょうか。
アクセルを踏み込んでいくとF1のような官能的なエキゾーストノートがするのがまさに理想です。常用域は静かでいいんです。
そこまで求めるのであれば、可変バルブ必須だし、エキマニ含めてすべてフルオーダーしないと不可能ですが…。

ちなみに、それを市販車で最も素晴らしい音色に仕上げた車は、LFAだと思います。
興味ある方は、どんな音かYoutubeで探してみて下さい。
余談ですが、私はLFAの開発時から生でその音を聞いていたので、その音色の凄さは良く分かります。
市販時より、開発途中の方が良い音色だったと思うのはここだけの秘密です。

話を戻しまして、インナーサイレンサーの市販品を3日間ネットで必死に探しました。

どんなことを考えながら物色していたかといいますと、

径を絞れば、低音が減衰するのは分かります。口笛と同じ原理ですね。
でも径を絞り離すぎると背圧が上がって排気効率が悪くなるので、径はあまり絞らずに、銃のサイレンサーと同じような構造で消音してやればいいのではないかと思ったんです。

銃のサイレンサーの場合は径を絞るのではなく、音を響かないように吸音、減衰させているはずです。

なので、マフラー径はあまり絞らず、排気音を吸音、減衰させる機構のサイレンサーが欲しいわけです。

あと、見た目がダサくないやつw

結局、理想に近い市販品のはバイク用のしか見つからなかったので、自分で作ってみることにしました。
バイク用は自作する人もたくさんいるようです。車用は何故検索しても殆どヒットしないんでしょう?

ちなみに、妄想するのは簡単ですが、なかなか思うようにいかないのが現実でございます。
3代目の製作でようやく納得出来ました。

それでは紹介します。
自作2代目と3代目の2種類紹介しますが、特に参考になるのは3代目かなと思います。

2代目サイレンサー
構成は、エンドリングとパンチングメタル、ステンレスウールとグラスウールという組み合わせです。

エンドリングというのは、こんな感じの炭素鋼のシームレスパイプを使いました。
(今回使用したエンドリングは写真撮り忘れたので別物です。)
本当は、錆びないステンレス製がいいんですが、ステンレスは加工性が悪くて、DIYで加工する代物ではございません。

吸音するのに必要なパンチングメタルは、この商品を使いました。

流し排水栓カゴ

シンク用の排水口にセットするやつですw
安かったんですよ。

この、流し排水栓カゴを必要な長さだけグラインダーでカットします。

流し排水栓カゴをカット

カットしてこうなりました。

私のマフラー、出口部は内寸でΦ96㎜なんですが、出口から80㎜ほど奥で絞られていて、最細部は約Φ70㎜となっていました。
なので、Φ73㎜でサイレンサーを作成すると、パンチングメタルの消音部の長さが稼げないことになってしまいます。

カットした流し排水栓カゴにエンドリングを合体

一生懸命削ったエンドリングと、カットした流し排水栓カゴのステンレスメッシュを合体します。ピカピカですね。

カットした流し排水栓カゴにエンドリングを合体

合体は、裏でネジ止めして固定しています。

エンドリングに防錆のために耐熱黒塗装して、パンチングメタル部分にステンレスウールとグラスウールをフワッと巻いて完成です。

装着後

装着するとこんな感じです。

見た目はダサくないと思っています。(これ大事!)
2代目の音はといいますと、期待した消音効果はありませんでした。
しかし、音の雑味は少し減りました。
一言で言うと、音量も音質もほとんど変わらないけど、澄んだ音になった感じです。

イヤホン付けて、目をつぶって聞くとアイドル状態でも音の雑味が減ったのが分かると思います。
消音効果がほとんどないのも分かりますねw

これはこれで、悪くないです。きっとこんなのを求めている人もいるでしょう。
⇒音量は下げたくないけど、音色を整えたい人

消音部が短いので、妥当な結果と思います。

3代目サイレンサー
3代目はパンチングメタルを長くし、消音部を大幅に稼ぎます。

作り方も2代目よりも簡単で、カッコいいですよ。

長さ300㎜、内径Φ51㎜のパンチングメッシュパイプと異径ジョイントΦ50.8→Φ70㎜です。

異径ジョイントには、4カ所にM3のタップを切ります。下穴径は2.5㎜です。
ステンレスは穴を開けるのが大変で、鉄鋼用キリ(ドリルの刃)だとキリが負けちゃって穴が開けられないことがあります。

そんな時は、下のリンクの潤滑剤を試してみて下さい。

なんというネーミングセンスw
缶に「ステンレスが豆腐になりました」と書いてありましたが、それはさすがに大げさ過ぎですw
ですが、これをキリに軽く付けると驚くほどきれいに穴が開きます。

ステンレスは、鉄よりも粘りが強く、穴を開けるときに発熱が多いそうです。
発熱すると、ステンレスとキリが溶着するのか、刃が欠けちゃうんですよね。
この潤滑剤は、ステンレスの発熱を効果的に抑えてくれるのが特徴のようです。

鉄に穴を開けるときにもこれを使ってます。切れ味抜群。
ホント、お勧めです!!

普段使わないし、もったいないよ~という方は、グリスをベッタリ付けてゆっくり穴開け加工してみるのも一案かもしれません。「ステンコロリン」ほどではないですが、効果はあります。掃除がちょっと面倒なのがアレですが(^^;

穴開け、タップ加工が完了してネジで合体させると、こんな感じになります。
ネジは必ずステンレス製のもの使いましょう。錆びちゃいますから!
穴を開けるところは、パンチングメタルの穴と合うように予め印を付けておくのがコツです。

ステンレスウール巻き付け後

ステンレスウールを軽く巻いて、ステンレスワイヤーで固定します。
スチールウールを巻く方もいるようですが、激しく錆びると思うんですよね(;´Д`A “`

ステンレスウールは粗目をフワッと巻くのがいいです。パンチングメタルの隙間を潰し過ぎないのがポイントです。

ステンレスウールの上にグラスウールを巻いて完成です。こちらもなるべくフワッと巻きます。

グラスウールは、片面がクロスタイプのものを使用すると繊維が飛び散りにくくて巻きやすいですよ。

こちらがマフラーに装着したところ。
差し込んだだけなので、背圧でインナーサイレンサーが飛び出してこないように、M3のタップを切って、ボルトをストッパーにしておきました。

異径ジョイントがマフラーの最細部より僅かに太くて入らなかったので、奥側に差し込まれる異径ジョイントをグラインダーで少し削りました。
こういったことは、一品合わせなのでDIYあるあるです。

見た目もこれ以上ないくらいにスッキリしていて、カッコよく仕上がったと思います。

音についても、アイドルもほどほどに静かで、踏み込んでも爆音にならず、いい感じです。音質も悪くなく、程よく低音が残ります。もちろん音の雑味も減少しました。

最終的には、2代目と3代目のインナーサイレンサー両方使っています。
グラスウールを使ったサイレンサーは、グラスウールの巻き方一つで音が変わりますので難易度が高いですが(吸音効果を保つにはグラスウールを潰さないことがコツと思います)、概ね満足しています。

以上、皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

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DIYオタク
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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