ワークベンチ用丸鋸スライドガイド製作DIY②
BOSCHのワークベンチ用の丸ノコスライドガイドを作りました。
使ってみた感想は、もっと早く作ればよかったなと思うくらい便利です。
丸鋸スライドガイドとは、上の写真のように丸ノコをレールに浮かせた状態でスライドさせて材料をカットする治具になります。
何が便利かというと、材料を正確にカットするために丸ノコ定規を使用するより準備が簡単なことと、短時間で正確にカットできる点です。
そして、丸ノコ定規では苦手な丸棒やアングルなんかも簡単に直角にカット出来ます。
詳細は、「ワークベンチ用丸鋸スライドガイド製作DIY①」の記事を参照ください。
今回は、前回やりきれなかった追加のDIY(続き)を実施しましたので紹介します。
本記事の目次
① カット長さの目盛と位置決めストッパー製作
② 45度カットガイド製作
③ 固定用クランプの設置加工
① カット長さの目盛と位置決めストッパー製作
まず、カットする長さを一目で調整できるようにメモリを付けます。
メジャーのようなステンレスの目盛テープを両面テープで貼りつけられるやつが売っているので、それを利用します。
使用するのはセッティングメジャーと呼ばれるものです。
Amazonだと、逆目盛は1mでも1個から買えるんですが、順目盛のものは1mだと4個からしか買えませんでした。
しょうがないので、順目盛のものは2mを買いました。
約30㎝しか使わないんですけどねw
まず、0目盛のところをハサミでカットします。
ハサミでは切れるけど、ニッパーでは切れませんでした。
ステンレスを切ると、ハサミの刃が痛みそうで怖いですね。百均のキッチンハサミとかを使うといいかもしれません。
両面テープが付いているので、簡単に貼れます。終端もハサミでカットして完成です。
0の印刷が少しズレてますね。
同じメーカーなのに…。
続いて、位置決めストッパーを作っていきます。
使用するのは材料は、
・アルミフレーム用突起付反転ブラケット5シリーズ(溝幅6mm) 1個
・CLDMC4-12-S 1個
・アルミ構造材 SF共通パーツ アングル (カット品)25×25 t3 20㎜
の3点です。
まず、アングルを20㎜幅にカットします。
早速、丸ノコスライドガイドでカットしてみました。楽チン♪
なぜ20㎜にカットするかというと、ブラケットの幅と揃えるためです。
赤丸の部品がブラケットです。
ブラケットにはアルミフレームの溝にフィットするように、突起が付いているのでアルミアングルを突起の当たるところをトリマーで溝を削りました。
突起をヤスリで削ってしまえば、アングルに溝を掘る必要はありません。
あと、ブラケットの穴位置が溝高さと合わないので、穴を開けなおしました。分かりにくいですが、青丸のところが開け直した穴です。
組合わせて取り付けると、このようになります。
こんな感じで、カットする材料を任意の長さに位置決めストッパーをセットして使います。
何本か材料を同じ長さで切りたいときに、長さをピッタリ揃えることが出来るので、とても便利です!
② 45度カットガイド製作
ワークベンチに、アルミフレームを45度の角度になるようにセットしてガイドにします。
使用する材料はこちらです。
・アルミフレーム 5シリーズ 25×50㎜ 2列溝 4面溝
品番:NFS5-2550-450
個数:450㎜ 1本
・Φ20丸棒
家に転がっていた樹脂棒
個数:長さ10~12㎜ 2個
・M4×18㎜ ソケットボルト
個数:2個
・アルミフレーム用先入れナット 5シリーズ(溝幅6mm)
品番:HNTT5-4
個数:2個
まず、アルミフレームの先端を45度の角度で、丸ノコを使って切り落とし、ガイドの場所に仮置きし、ケガキを入れます。
45度はシンワの止型スコヤを使うと簡単に確認することが出来ます。
丸ノコ使うDIYをする人は、ほとんどの人が愛用してるんじゃないかと思うくらい便利な道具です。
45度ガイドの設置場所にケガキを入れたら、ガイド固定用差し込み穴を2ヵ所開けます。
Φ20㎜の穴あけはボアビットを使います。
ボアビットはなかなか便利なので、セットで揃えておくといいと思います。
ただし、安いものは刃の摩耗も早いのでご注意下さい。
赤丸が追加で開けた穴になります。
45度ガイドの裏に、長さ10~12㎜にカットしたΦ20の丸棒を穴位置に調整してネジ止めして完成です。
丸棒の中心にネジ穴を開けますが、わざと中心から1㎜ほどずらしてあります。
こうすることで、丸棒を回転させることでガイドがピッタリ45度になるように微調整できます。
と、カッコよく説明してみましたが、中心を狙って穴を開けたのが1㎜ほどずれていて、結果的に都合がよかっただけですw
角材をセットして試し切りをしてみます。
45度の角度にカット出来ました。
もし角度がずれていた場合は、Φ20の丸棒を微調整することで修正できます。
③ 固定用クランプの設置加工
すでに何度か写真に登場していますが、便利で安価なワークベンチ用固定クランプを紹介します。
これをΦ18~20㎜の穴にセットして使用します。
セットしたい場所に穴が開いていなければ、上記ボアビットを使って穴を追加で開けてしまえばいいのです。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!