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自作BBQテーブルの製作 Ver.2 準備編

haru

年間20回くらい自宅のウッドデッキでBBQを楽しんでいます。
思い立ったらBBQする感じです。

そのためには、準備も片付けも簡単でなくてはいけません。
そして、家族みんなでグリルを取り囲んで焼く過程を楽しんでいます。

過去紹介したDIYの記事も、よろしければ参照ください。
バーベキューテーブル製作DIY
超手軽におうちBBQを楽しむアイディア紹介

さて、4年ほど愛用してきた6人座れる大きな自作の初代BBQテーブルですが、ウッドデッキに置きっぱなしだったので、天板が紫外線でだいぶ痛んできてしまいました。
テーブルサイズは1800×900mmなので、半分に畳んだ時は900×900mmとなります。

劣化したBBQテーブル

特に写真の赤丸で囲ったグレーに退色した部分は、爪でカリカリやると剥がれます。

劣化したBBQテーブル

拡大すると、こんな感じ。
2液混合タイプの高級ウレタンクリア塗装していたんですが、紫外線には勝てません。
直射日光の当たる手前側は、かなり傷んでいます。

それだけなら天板を張り替えれば終わりなんですが、他にも改良したいなと思うことがいくつかあったりします。
ということで、新たにテーブルを作り直すことにしました。

それでは紹介していきます。ほぼリアルタイムで書いていきますので、3部作くらいの記事になると思います。

今回は準備編です。

本記事の目次
① 初代自作BBQテーブルの問題点
② 問題点を解消するアイディア
③ フレームの設計と材料手配

① 自作BBQテーブル Ver.1の問題点

問題点はいくつかありますが、
 屋外保管のため、紫外線で劣化する。
前述の通り、天板がかなり劣化してボロボロになってしまいました。
ボロボロになると、ササクレもあって危ないし、掃除しにくいので衛生的ではありません。
そして見た目が嫌です( ;∀;)

 テーブル全体が有効利用できていないこと。
ウッドデッキの真ん中にテーブルを置きたくて、柱をテーブルで挟んで設置できるように分割式のテーブルにしましたが、柱の奥側に座ってしまうと、結局柱が邪魔なんです。
つまり、柱をテーブルで挟んで設置するのはイマイチだったということです。

初代BBQテーブル新品時

こちらは新品時の様子。
柱の奥に座る人は外れ席でした。。。
なので、奥側はグリルの蓋や、まだ焼いていない食材置き場になっていました。なんだかなぁって感じです。

 組み立てが面倒なこと。
その理由がテーブルが分割式になっているため、組み立てと分解が少し面倒くさいのです。

一般的な折り畳みテーブルを組み立てる時間って、どれくらいかかると想像しますか?
まず、折り畳まれたテーブルを広げて、そして折り畳まれた足を出します。
1分かからないですよね。

私の作ったVer.1のテーブルは急いでも3分ほどかかります。
3分かかると、ちょっと面倒くさいって感じちゃうんですよね。

組み立てる様子を簡単に紹介してみます。

初代BBQテーブルを組立てる様子

まず、立て掛けてあるテーブルを横にして4本のハンドル付きネジを外します。

初代BBQテーブルを組立てる様子

折り重なっている分割式テーブルを裏向きで広げます。

初代BBQテーブルを組立てる様子

テーブルの内側に収納してある脚を差し込み、抜けないように横からハンドル付きネジで固定します。分割式の2つの天板にそれぞれ脚は3本設置します。
写真は手前の天板のみ脚を設置した様子ですが、奥の天板も同じように設置します。

初代BBQテーブルを組立てる様子

テーブルを起こして、真ん中にグリルを置きます。
1枚の天板に脚が3本なので、安定感が悪くて写真のように結合部に段差が出来ます。

初代BBQテーブルを組立てる様子

結合部にボルトを差し込み、固定します。これで結合部の段差も解消します。
これは分割テーブルを固定していた、最初に外したボルトです。

初代BBQテーブルを組立てる様子

組立て完成はこんな感じです。
ちなみにこれは2024年7月の様子です。
部分的に、かなり天板が劣化しているのが分かると思います。。。

初代BBQテーブルを組立てる様子

拡大するとササクレがあるのが分かります。屋外保管するのに、OSBボードで作ったのは失敗だったかもしれません。

 重い。
重さは約23㎏あります。
畳んだ時の取手の高さが900mmですので、女性が持ち上げるのは大変です。
まあでも、ウッドデッキでしか使わないし、普段もウッドデッキに置きっぱなしだから、なんとか許容できる範囲ではあります。せいぜい3mしか動かさないしw

② 問題点を解消するアイディア

まず、のテーブル劣化対策は、木の部分を直接紫外線に当てないことです。

厚手のペンキを塗るというのも考えましたが、数年に1回塗り直しが必要になりそうで、面倒くさいです。

UVカットできるカバーを被せることも考えましたが、これも作るのが面倒だし、数年でボロボロになりそうだし、カバー内に湿気が篭りそうなので却下。

天板をアルミ板にしようかとも思いましたが、コスト高いし加工が面倒です。
結局、ベニヤ板を使用するのがDIYにはちょうど良さそうです。

そして考えたのが、ベニヤ板の天板にはメラミン化粧板(キッチンやお風呂の壁などに使われている素材)という耐摩耗、耐候性、耐熱性に優れた素材を貼り付けるということ!
傷にも紫外線にも熱にも強いって、BBQテーブルにもってこいじゃないですか(゚∀゚)

骨組みと脚についても木の角材から、アルミフレームに変更することで劣化対策します。これで耐久性に死角なし?!

は木の柱を避けてテーブル設置すれば解決ですねw 
かつ、若干コンパクトにします。
柱をテーブルで挟んで設置しなくていいということは、テーブルを左右分割式にしなくてもいいということです。
蝶番を付けて、折り畳みテーブルにします。

の組み立てが面倒な理由は、Ver.1のテーブルは分割された天板の結合も、脚の固定もネジで結合していたからです。
ネジ結合をやめてしまえば、組立てが楽になります。
天板は蝶番による開閉式、脚はVer.1のテーブルと同じく差し込み式にして、マグネットで抜け落ちないようにすればいいんじゃないかと妄想しております。

の重さについては、サイズをコンパクトにすることで軽量化します。
長く使えるように強度は確保したいので、ゴツさは初代と同じようなものです。

まず、最も重い天板のサイズは、1800×900mmから1600×900mmへと11%サイズダウンします。

フレームに関しては、30×40mmのホワイトウッドの角材から30×30mmのアルミフレーム変更します。

ざっくり計算してみると、天板だけで約9kg。
アルミフレームも計算してみると、こちらも約9kg。

Ver.1が約23kgだったので、約20%軽量化ということになりそうです。

③ フレームの設計と材料手配

基本的なアイディアがまとまったら、具体的に新しいテーブルのフレームを設計していきます。

アルミフレームはMISUMIで設計、発注します。
MiSUMi Framesというフリーソフトでの簡易3D CAD設計が使いやすくて楽です。
アプリで設計したら、そのまま発注出来て、寸法通りにカットや穴開けなど必要な追加加工をした状態で送ってくれます。
届いたら組み立てるだけです。すばらしい!

SUS社のアルミフレームも同様のサービスがありますが、個人的にはMISUMIのほうが直感的に使えるので好きです。

BBQテーブルのフレーム設計

MiSUMi Framesで設計したフレームはこんな感じです。
この図面には表現されていませんが、脚はVer.1のテーブルと同じ差し込み式にして、マグネットで抜け落ちないようにしてみようと思いますが、うまくいくかどうかは自信がありません。
ここは作りながらの試行錯誤になりそうです。

主要アルミフレーム部品

アルミフレームのおおよその部品構成はこのようになっております。
これが全部というわけではありません。

折り畳み用の蝶番とか、マグネットは別で注文します。
蝶番は、アルミフレーム用のもあるんですが、ちょっと希望のものと違いました。

テーブルは真ん中で折り畳めるように、平蝶番というのを使うんですが、平蝶番には背押し加工ありとなしのものがあります。
私はテーブルを折り畳んだ時になるべく隙間をなくしたいので、背押し加工ありのものが欲しいのです。
ですが、アルミフレーム用のは背押し加工なしのタイプでした。
まあ、背押し加工有の物をアルミフレームに使う時は、ヒンジがアルミフレームに干渉するので多少削る必要があるんですけどね。

文章で説明するのが難しいので、実際の作業の時に改めて説明することにします。

以上、ざっくりな準備編でした。

それではまた!


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DIYオタク
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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