子供用チェアの足置き台改造DIY
子供用チェアにはLeander(リエンダー)のハイチェアというのを使っています。
このリエンダー ハイチェアが一番スタイリッシュでシンプルです。
こんなにスタイリッシュでスリムなのに、耐荷重は125㎏らしいです。すげー( ゚Д゚)
高さ調整も細かく出来るので、正しい姿勢で座れます。
そして重たくない!
ちょっと値段は高いですが、大人になるまで使えます。
とまあ気に入っているところの紹介はこれくらいにして、
今回は足置き台の話です。
子供の身長が120㎝くらいになると、足置き台の高さが合わなくて困る事態になりまして。
足置き台の高さをもっと下げたいのに、下げられないんです。
上の写真、手前右側は身長100㎝の子供が使っている椅子で、奥左側が身長120㎝の子供が使っている椅子です。
奥左側は、もっと足置き台を下げたいんですが、下げるための穴がもうないんですね。。。
かと言って、足置き台をなくしてしまうと、足がプラプラしてしまい、かえって居心地の悪い椅子になってしまいます。
多分リエンダーを使っている人、みんな同じ悩みに直面するんじゃないでしょうか。
足置き台の高さが合わないなら、加工して何とかしてしまおうとするのがDIYオタクでございますw
ということで、本題のDIYの紹介です。
ただし、椅子のバランスが少し崩れるため、真似するのは非推奨です。
最後に理由を詳しく説明します。
本記事の目次
① 足置き台固定方法の観察
② 足置き台を下げる作戦
③ 実践
④ 足置き台を下げてみて分かった問題点
① 足置き台固定方法の観察
まずはどうやって固定されているかを確認します。
ついでに、どうしてこれ以上足置き台を下げられない設計になっているかも確認します。
座面と足置き台の固定方法は同じで、椅子のフレームの2つの穴に固定する構造になっています。
下の穴にピンが入り、上の穴にボルトが入り固定するようになっています。
ということは…。
2つの穴の部分は直線じゃないといけませんね。
椅子のフレームに定規を当ててみると、最下部の穴より下は、フレームが曲線になっています。
穴2個で金具を固定するわけですが、曲線だと金具が密着できません。
そうすると足置き台を水平に固定することも、強度を出すことも困難です。
これが足置き台をもっと下げることが出来ない理由の一つなんですね。
納得したけど、なんだかな~と思ってしまう結果です。
単純に穴を追加すればいいわけではないということが分かりました。
② 足置き台を下げる作戦
足置き台を下げて固定するために、穴を2個利用することは諦めることにしました。
従来と異なる固定方法で対策します。
まず、元々ピンが出ているところを穴に変更し、フレームにボルト止めします。
そしてもう1ヵ所、新たにL字金具でビス固定することにすることで強度を確保することにしました。
文章だけだと、なんのこっちゃですねw
③ 実践
まず、グラインダーで足置き台の金具のピンを切り落とします。
このピンは、写真をちゃんと撮るのを忘れましたが金具から生えている感じですね。
こんな感じで切り落としました。
次に、ピンを切り落としたところにΦ8㎜の穴を開けます。
こんな感じです。
下側の穴は元々あったM6のネジ山ですが、使いません。
今度は、椅子のフレームにΦ9㎜の穴を、深さ12㎜まで開けます。
開けた穴に、M6用の鬼目ナットをねじ込みます。
完成すると、M6のボルトが取り付けられるようになります。
続いて、L字アングルをビス止めする位置に下穴を開けます。
使っている工具は、電動ドライバーですが、ビットをドリルに変えると、ネジの下穴を開けるのにも使えちゃうんですねー。軽くて使いやすいです。
もし壊れてしまったら、迷わず買い直すくらい価値があります(・∀・)
下穴が開いたら、小さいL字アングルを仮止めします。
金具とフレームをボルトで固定し、L字アングルを足置き台の裏にビス止めします。
完成すると、こんな感じです。
六角頭のボルトを使った理由は、ドライバーが入らないからw
もう限界というところまで足置き台を下げました。
では、Befor-Afterを見てみましょう。
足置き台の位置が下がったのが分かるかと思います。
ちなみに、奥の椅子は座面と足置き台の板を入れ替えています。
面積の大きい板を座面、面積の小さい板は足置き台になってます。
さて冒頭で、真似するのは非推奨と言いました。
その理由は、足置き台を下げ過ぎると、足置き台の上に立った時に重心が前に行き過ぎて、椅子が前に倒れる可能性があるのです。
体重60㎏弱の私が足置き台の上に立った時に、とても不安定なバランスであることに気が付いたんです。
手前の椅子の場合は、足置き台に立っても不安定になることはありません。
体重の軽い子供ならまだ大丈夫かもしれませんが、リスクがあることは間違いありません。
きっとメーカーはそういったことも分かっていたので、複合的な事情で足置き台を下まで設置できないようにしていたんでしょうね。
結局、なんだかな~と思ったのでしたw
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!