ブラーバジェットm6にクイックルワイパー付けるDIY
初代ブラーバは、市販の使い捨てドライシートが装着出来ます。
でも、ブラーバジェットm6に乗り換えたら市販の使い捨てドライシートが使えるオプションがありません。
純正の場合、専用の使い捨てパットを購入する必要があります。値段はAmazonだと1枚あたり約100円。
クイックルワイパーだと、1枚当たり12円くらいです。しかも裏表両面使えます!
つまりドライで拭き掃除する場合、かなりコスパが悪くなったということです。
一応、使い捨てじゃない毛長のドライパットというのも付いていますが、拭き掃除後のパットの掃除が面倒くさいし、使い捨てドライパットより汚れが取れないと確信していますw
特に、細かい砂系の汚れ。
激しく不満なので、市販の使い捨てドライシートが使えるようにDIYしてみます。
実は、使い捨てドライシート使えるDIYは2代目なので、初代の改良版です。
製作時間は1時間くらいで、掛った費用は400~500円くらいです。(消耗品は除く)
作るのは割と簡単ですが、参考にする方は自己責任でお願いします。
さて、ここからが本題です。(いつも前置きが長くてすみません)
本記事の目次
① 純正ドライパットの特徴
② ブラーバ本体の特徴
③ 観察結果から分かる注意点と製作のコツ
④ 必要な材料
⑤ 製作手順
⑥ 掃除後のドライシートの様子
① 純正ドライパットの特徴
まずは純正ドライパットをじっくり観察してみます。
まず取付け面側。
上が使い捨てタイプで、下が洗って何度も使える毛長タイプ。
どちらも硬い素材ではないですね。比較的柔らかいです。
洗って何度も使える毛長タイプは、ブラーバへの差し込みプレートが縫い付けてあります。
上の使い捨てのやつは、差し込みプレートは紙で出来ていて接着されています。
ブラーバが装着されているシートの種類を識別するための穴の位置が違うのは何故でしょうね?同じドライなのに。
続いて掃除面側。上の使い捨てタイプも下の毛長タイプも、サイズは同じで、
270×105㎜くらいです。
どちらも上側3㎝くらい(ブラーバ進行方向)は埃を取らないツルツルの部分が設けてあります。
なので、有効掃除面積は270㎜×70㎜くらいとなっています。
気になるのはツルツルの部分ですが、これは小さな段差をスムーズに乗り越えられるようにするためのものだと推測します。
市販の使い捨てシートでは何か工夫をする必要がありそうです。
少し話は逸れますが、
市販の使い捨てシートをブラーバジェットに装着する一番簡単な方法は、毛長タイプのドライパットに市販の使い捨てシートを包むことです。
固定方法は、後で登場する面ファスナー(マジックテープ)を使います。
本記事で紹介するDIYの前は、その方法で市販の使い捨てシートを取付けていました。
でもブラーバが良く引っかかって止まるんですよ。
そして拭き取り効果はイマイチでした。市販のドライシートを取付けるには、もっと高さを抑える必要があるんです。
さて、話を戻しましょう。
② ブラーバ本体の特徴
次に、ブラーバ本体をじっくり観察してみます。
幅は270㎜なので、市販のドライシート取付け用プレートを製作するときは、270㎜以下にしないといけません。
はみ出ると、掃除中に引っ掛かってブラーバが助けを求めてきますw
そして、前面のスカートの両サイドには段差検知センサーが付いています。
ここを塞いでしまうと、段差が検知できずに階段や玄関などに落ちていく可能性があります。(後でまた説明します)
③ 観察結果から分かる注意点と製作のコツ
以下2点が観察結果から分かりました。
・段差を乗り越えやすくするための工夫が必要。
・本体に見合ったサイズで作る必要がある。
こちらは初代の自作使い捨てドライシート取付けパットですが、欲張って面積を大きくし過ぎたせいで、サイドが引っ掛かったり、赤丸の段差検知センサーを塞いでしまうことがありました。引っかかってズレちゃうんですね。
本体のサイズに見合っていないサイズで製作すると、このような不具合が発生しますw
④ 必要な材料
ダイソーで「PPシート」と「面ファスナー両面テープ付き」を購入します。
PPシートはいくつか色がありますので、お好みで。
面ファスナーは似たような種類がいくつかありますが、両面テープ付きを選びます。縫い付けようのやつは、両面テープ付いていないので注意してください!
色は黒で。
次に滑り止めシート(食器棚シート)。
下記リンクのような、ディンプル加工がしてあるやつを準備します。
ちなみに私は家に余っていたIKEAのやつを使いました。@399円
【追記】
ダイソーにも売っているのを後日発見しました。IKEAのより厚みは薄いかな?
あとは両面テープ。
私は半透明のPPシートを使用したので、目立たないように透明の両面テープを使いました。
(両面テープは、色んな種類を持っていて使い分けてます)
⑤ 製作手順
PPシートをカットしていくときに定規を使いますが、PPシートがツルツル滑って定規がうまく固定出来ないので、定規の裏に接着力の弱い両面テープを貼っておきます。
これがいい感じの滑り止めになるんですw
仮固定に接着力の弱い両面テープ!覚えておいて損はないDIYテクニックです。
PPシートを2種類カットします。
大きいほうは260×100㎜
小さいほうは260×70㎜
PPシートはカッターではなかなか切れないのでハサミでカットしていきますが、カットする線をカッターで軽く切れ目を入れてやるといいです。ボールペンは弾いてしまって書けませんでした。
2枚のPPシートを上の写真のように両面テープで張り合わせます。
今度は270×85㎜にカットした食器棚シートを貼り付けます。両面テープは上の写真のように貼りまくってますw
食器棚シートを貼るとこんな感じ。それぞれ張り合わせるもののサイズが異なるのには理由があります。
横から見るとこんな感じ。右側がブラーバの進行方向になりますが、ちょっとした段差を乗り越えやすいようにスロープを作っています。
あと、食器棚シートのディンプル加工がいい感じの凹凸になって、埃の吸着率がUPします。
ひっくり返して、ダイソーの面ファスナー(マジックテープ)を貼り付けます。
真ん中に、柔らかいほうの面ファスナーをカットせずにそのまま1枚貼ります。
そして、両側に硬いほうの面ファスナーをそれぞれ1枚貼ります。はみ出た分はハサミでカットします。
カットしたやつも使うので捨てないように!
続いて、ブラーバへの差し込みプレートの加工です。
差し込みプレートと呼んでいるのはこれです。
私のは社外品の毛長タイプのドライシートから拝借しました。
PPシートで製作してもいいですし(カットが大変なのでお勧めはしません)、お試しで使い捨てドライパットから剥がして流用してもいいです。
ただし使い捨てのやつは、差し込みプレートが紙なので、そのうちボロボロになると思います。
使い捨てドライシートDIYが成功して、これは便利と実感したら、その時は毛長タイプのドライパットから縫い付けてある差し込みプレートを剥がして使いましょう。
毛長タイプのドライパットは、おそらく不要になると思います。
くれぐれもウェットタイプのパットの差し込みプレートを使わないように!
水拭きモードになってしまいます(;’∀’)
差し込みシートを裏返して、赤丸の部分に先ほどカットして余った面ファスナーの硬いほうを貼り付けます。
穴は塞がないようにしましょう。ブラーバは、この穴の位置でドライパットかウェットパットか判別しています。
黄色い矢印の部分は、社外品のため最初から付いていましたが、これも面ファスナーの硬いほうです。あったほうが、使い捨てドライシートの滑り止めにはなるかなという程度です。
使い捨てドライシートは、下のリンクのやつを使います。
色々試しましたが、クイックルワイパーの薄手のやつが一番使いやすくて、埃もしっかりキャッチしてくれます。ドラックストアによく売っていますね。
使い捨てドライシートをこのように取り付けます。
面ファスナーの硬いほうにドライシートがくっつきます。
真ん中の面ファスナーの柔らかいほうにはくっつかないので、写真のように広げます。
そして差し込みプレートをくっつけます。
穴の後ろは黒い方が読み取りでエラーになりません。
なので面ファスナーは黒色を使用します。
ここまで作れたら、一旦ドライシートを外した状態で、ブラーバに取り付けます。
写真赤丸の部分がブラーバからはみ出ているのが分かると思います。
ここをはみ出ないようにカットします。少し大きめにカットするといいと思います。
これで完成です!
実際に使用してみました。
初代よりもスムーズかつ埃もよく取れるようになりました。
角度を変えて、横から見てみます。
前面が汚れていないのが分かると思います。ここは、スロープ状にして小さな段差を乗り越えやすいようにしてあるためです。
狙い通り機能していそうですね。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
ここからは全くどうでもいい余談です。
我が家の床掃除は、ルンバとブラーバに任せています。
ルンバの掃除終わったら、ブラーバが拭き掃除してくれます。平日は乾拭きで休日は水拭きで、掃除インターバルは、平日は1日おき、土日は両方です。
正直、空気清浄機よりもルンバとブラーバを稼働したほうが部屋のハウスダストは断然除去できるんじゃないかなと思っています。(花粉症なので、一応高性能空気清浄機も2台運用しています)
何故かをザックリ説明してみます。
自分で掃除機を掛けるよりもルンバが掃除する方が取れるゴミ(埃)の量が多いです。理由はルンバのほうが丁寧だからです。ざっくり1.5倍はあります。
単純に、掃除をした後に溜まったゴミ量の比較結果です。
その差分を空気清浄機がカバーできるかというと、到底無理です。
私が掃除機を掛けるのと、ルンバが掃除を掛けるのでは、吸い取った埃の量の差分は1か月の累積で5リットルの袋分くらいになります。空気清浄機で1年頑張ってもそんなに埃除去してくれません。
埃とは何なのか?空気中に舞っている繊維クズとか、細かい砂とか、花粉とか、カビ類の胞子とか、ダニの死骸とかが床に積もったものなんですよね。
空気清浄機稼働してても、これだけルンバとブラーバが埃除去してるんだから、家の中の埃除去はルンバとブラーバのほうが遥かに優秀と言えそうです。
以上、皆様の参考になれば幸いです。