エキシージのフロントキャンバー調整
私のエキシージスポーツ350は、足回りはノーマルです。
ぱっと見、フロントのキャンバーはほぼ垂直に見えます。
実際に簡易測定してみました。

こちらはFR。
地面が右に0.5度程度傾斜しているとして、キャンバー角は-0.6度ということになります。

こちらはFL。
同様に傾斜補正すると、キャンバー角は-0.5度です。

こちらはRR。
傾斜補正して-1.8度です。

こちらはRL。
傾斜補正して-1.6度です。
キャンバー角の結果をまとめると、
FR -0.5
FL -0.6
RR -1.8
RL -1.6
ということになります。
そりゃタイヤが片減りしますよねw
今回、フロントだけキャンバー調整していきます。
エリーゼやエキシージのフロントキャンバーはシムの抜き差しで調整するので、キャンバー調整だけなら、トーやキャスター角の変化は少ないはずです。(変化はします)
それでは実施していきます。

こちらはFRのアップライトの写真です。
シムは赤矢印のところに挟んであります。
FRですとシム3枚とABSブラケットが挟まっていますので、裏から2本のソケットボルトを外してシムを抜いていきます。
ボルトを緩めるのに必要なトルクは約80Nほど必要のようで、私の場合は六角レンチでは緩まず、スピンナーハンドルを使用してようやく緩みました。
2本いっぺんにボルトを抜いてしまうとアップライトが倒れてしまうので1本ずつホルトを外して、シムをずらしながら抜いていきます。

シムの厚みは1mmでした。
シム1枚で、キャンバー角が0.25度変化するそうです。
そうしますと、シム3枚で0.75度ということになります。
う~ん、1度くらい倒したい。
ということで、ABSブラケットもどかすことにします。

ちょっと分かりにくいですが、ABSブラケットはステアリングアームにタイラップで固定しました。
ステアリングを左右に目一杯切っても、車輪速センサの配線が伸び切らないように注意です。
ABSブラケットも厚み1mmなので、これでキャンバー角は1度変化するはずです。
ボルトには、中強度のネジロック剤を塗布して、65Nmで締め付けるようです。

外したボルトを見てみると、ネジ部にロックタイトが固まった残骸が付着しています。
私はロックタイトが嫌いですw
そもそも、ロックタイトを塗布しないといけない設計に不満がありますが、きっとボルトが緩むトラブルが何度か起きて、途中でロックタイトを塗るようになったのでしょう。
ソケットボルトなんか使わなきゃいいのに…。

とりあえず、ネジ部に残っているロックタイトの残骸はワイヤーブラシ等で取り除きます。

ボルトの強度区分は10.9でした。

ネジ先端にモリブデングリスを塗布して、トルク65Nmで締め付けることにしました。
ロックタイトは塗布しません。
ロックタイトを塗布したときのネジ部の摩擦係数は0.15程度。
モリブデングリスを塗布したときのネジ部の摩擦係数は0.10程度です。
トルク65Nmで締め付ければ、得られる軸力はロックタイトを塗布したとき以上となるので、そう簡単にボルトが緩むことはないはずです。(座面が鈍角になっていなければ)
そして、マニュアルと異なる方法ですので、完全な自己責任です。
後に、ショップにアライメント調整やサス交換などの整備に出すと、ショップを困らせるパターンですね😅

こちらはFLのアップライトです。
左側はシムが4枚入っていました。
光の加減で、アップライトの赤錆が酷いことがよく分かります。
これは後で錆び転換剤を塗布することにします。

分かりにくいですが、赤丸で示すようにシム4枚抜いたので、右側同様、キャンバーが1度変化することになります。
なので、こちらはABSセンサブラケットは外しませんでした。
余談ですが、赤矢印のところは錆び転換剤を試し塗りしたところです。
これは別記事で紹介しようと思います。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!
