カーエアコンの潤滑剤補充
エアコンの潤滑剤とは??
エアコンコンプレッサの潤滑剤です。
エンジンにオイルが必要なように、エアコンコンプレッサにもオイルは必要です。
一説によるとエアコンの潤滑剤は1年で数㏄減っていくのだとか。
通常ですと、普通車で潤滑剤は100㏄ほど充填されています。
5年以上経過したらエアコン潤滑剤は補充を検討してもいいんじゃないかなと思います。
補充方法は初体験ですが、至って簡単でした。
やり方さえ把握すれば、誰でも出来きると思います。
今回は3台補充していきます。
まずは新車から8年目のBMWの420iから。
準備したのはこちらです。

エアコンガスチャージホースとエアコンオイルです。

ホースは車によって差し込み口が奥まったところにあったりするので、少し長めの80cmを選びました。

エアコンオイルは安心のデンゲンを選びました。
この中にPAGオイルが10ml、R134aガスが40g含まれています。
つまり、カーエアコンに必要なオイル量の約10%を補充することになります。
F36に必要なガス量は550gとのことなので、ガスは7%くらいの補充量ということになります。

まずは潤滑剤補充前のエアコン性能を確認しておきます。
CoolMAXでエアコン吹き出し口からの温度は8~9℃くらいでしょうか。
それでは作業していきます。

エアコンクイックジャックはLとHがありますが、補充は赤丸のLを使います。

エアコンガスをセットして、クイックチャックに接続すると、メーターにガス圧が表示されます。
次にホース内のエア抜きをした後、ガス管に穴を開け、エンジン始動してエアコン全開にします。
青色のところにあれば、ガス圧は正常です。
気温は35℃くらいですので、針が45~55くらいにあればちょうどいい感じでしょうか。
このあたりはYoutubeがいっぱい出ていますので、そちらを見た方が分かり易いと思います。
管が常温になったら、エンジンを止めてガスチャージホースを外して完了です。
時間にしたら5分くらいじゃないでしょうか。簡単でした。
さて、潤滑剤補充後のエアコン製のチェック結果です。

エアコン吹き出し口からの温度は、全く変わりませんでしたw
むしろ0.5℃~1℃くらい高くなっているかも??という結果です。
エアコン性能は、全く低下していなかったのかもしれません。
まあでも性能低下しないための保全が目的なので、別にいいのです。
でも性能差が目に見えて現れたらテンション爆上がりなんですけどねw
続いては、24歳の丸目インプレッサです。
まずは潤滑剤注入する前のエアコン吹き出し口の温度チェック。

8℃くらいでしょうか。
420iより優秀なのでは??
こちらは10年ほど前にエンジンをO/Hしたときにエアコンガスも補充しているかもしれません。

ガス圧も問題ありません。
インプレッサはご高齢なので、今後ガス漏れしたときに対処しやすいように蛍光剤入りの潤滑剤にしました。

こちらはガス漏れすると、漏れ箇所に色が付くのですぐに分かります。
ブラックライトを当てると、一発なんだとか。
蛍光剤有無で、性能差は特にないようです。

潤滑剤チャージ後にクイックチャックを抜くとき、プシュッと音がして少し漏れるんですが、見事に蛍光色になっていましたw
もちろん、パーツクリーナーできれいに掃除しておきました。

潤滑剤補充後の吹き出し口の温度チェック結果です。
こちらも何にも変わりませんでしたw
最後は、ド本命のエキシージです。
まずは潤滑剤補充前のエアコンの実力チェックから。

14℃でした。これでもCoolMAXです。
そりゃ暑いよ。ただでさえアルミバスタブ構造で熱を伝えやすいのに。
ガスが減ってるんじゃないのと疑ってしまいます。
そのため、エキシージにはこちらの潤滑剤を準備しておきました。

蛍光剤+漏れ止め剤入りです!
こちらの漏れ止め剤も中で詰まるということもないので予防的に使っても大丈夫なものです。
ちょっとお高いですけどね。

さて、ガス圧の確認結果ですが全く問題ありませんでした!
これが実力のようです…。残念!
ところで、エキシージのエアコンガスを補充する場所は、右のリヤタイヤを外し、フェンダーライナーを外すとアクセス出来るようになります。面倒くさいですねw

さて、潤滑剤補充後の温度は、13℃でした。
誤差の範疇ですね。
やっぱりシートクーラーを自作して、涼しい環境を構築することにします。
手のかかる子ですね…。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!