インプレッサのLLCとセンサー類交換
GDBの丸目インプレッサ、夏にインジェクターのガスケットを交換した際に、インジェクターが刺さるところの周りがオイルが漏れて黒く変色してひどく汚れていることに気が付きました。両バンクともに同じ症状です。
何でだろうとずっと気になっていましたが、原因はカムポジションセンサのOリングが痩せて、そこからオイル漏れを起こしているようです。
これはGDBの抱える持病で、どの車も例外なくそうなってしまうんだとか。
最悪、コネクターのところまでオイルが回って、接触不良を起こす可能性があるそうなので、交換することにします。
今部品注文すると、対策品に変わっているらしいです。
ついでに、クランク角センサとカム角センサも予防的に交換しておきます。
どちらもお亡くなりになると、エンジン不調どころじゃないですので。
で、運転席側のカムポジションセンサ交換するためには、加圧給水タンクを外す必要がありそうです。
ということは、LLC(冷却水)を抜かなくてはいけません。
めんどくさー(*´Д`)
まあ、LLCも10年くらい変えていないので、いい機会なのかもしれません。
では早速作業していきます。
作業に熱中して(手が汚れてて)写真あまり撮っていませんでした。
まず、ジャッキアップしてラジエタードレンにシリコンホースをぶっ刺します。
赤丸のところがラジエタードレンです。コックを緩めたら、シリコンホースへLLCが流れるのかと思いきや、水色の矢印の方向へダダ洩れでしたw
私は空のペール缶でLLCを受けました。これならこぼすことなく受けることができます。
そしてLLCを抜く前に、せっかくなので洗浄します。
LLCの交換作業には、このラジエターキャップに取り付けるやつは必需品です。
ここに、LLCの洗浄剤を投入します。
当然そのままでは入っていかないので、ドレンコックを少し開けます。
そうすると、下からLLCが排出したぶんだけクーラントファンネルに入ったLLC洗浄剤が入っていきます。
LLC洗浄剤が全部入ったところでドレンコックを締めて、ヒーターMAXにして30分ほどアイドル放置します。
私はアイシンのラジエター洗浄剤を使用しました。
内部の壁面に付いた汚れを除去して冷却効率を回復してくれる効果があるとのこと。
30分アイドル放置したら、ドレンコックを開け、下からLLCを排出しますが上のファンネルには水を入れていきます。
エンジンは掛けたままです。
そうすることで、内部を濯いでいきます。
下から排出されるLLCの色が透明になったら濯ぎ完了です。
ちなみに、抜き取ったLLCはとてもきれいなピンク色でした。
私はトヨタのスーパーLLCに変えてしまったので、LLCの色はピンクです。
どれだけ汚れが取れたかなと期待していましたが、元々汚れは全くなかったようです。
洗浄剤は要らなかったですねw
一旦、冷却水は全部抜いてしまいます。
次に、ラジエターロアホースを外し、サーモスタッドも交換します。
サーモスタッドは、私の記憶では若気の至りで68℃のローテンプサーモに変えた記憶があるんですよね。
それを純正と同じ78℃に戻したかったのです。今となってはローテンプサーモに意味を見出せません。
アルミのハウジングを留めている2本のボルトを外すと、ローテンプサーモが見えます。
これを取り出して交換します。
ところが、外したサーモスタッドを確認すると、78℃の刻印が入っているではありませんか!
記憶にないけど、エンジンオーバーホールしたときに交換していたということですね。
サーモスタッドも綺麗な状態でしたが、新品を用意してしまったので交換しておきます。
次にセンサ交換をやっていきます。
まずはクランク角センサから。
クランク角センサは、赤矢印のところにあります。オルタネーターの下です。
オルタネーターのベルトを外し、オルタネーターを上にずらしてやるとなんとかアクセス出来ます。
首振りエクステンションは必須です。
クランク角センサの品番はこちら。
外したセンサは綺麗な状態で、何の不具合もありませんでした。
カプラーにオイルが染みていることもなく、良好な状態です。
よく考えたら、エンジンオーバーホールしたときに交換した記憶があります。
外したクランク角センサは、予備部品として保管しておきます。
次に、カム角センサを交換します。上の写真の赤矢印位置にあります。
こいつはバッテリーを外して作業する必要があります。
カム角センサの品番はこちら。
こっちはソコソコ汚れていますね。でもカプラにオイルが染みているなどの不具合はありませんでした。
こちらも予備部品として保管しておきます。
さて、最後は超難関のカムポジションセンサの交換です。
左右共に厄介なところに付いています。
写真は運転席側のカムポジションセンサーですが、ここが一番苦戦します。
加圧給水タンクも外して、ようやくセンサーを留めているボルトにアクセスできるようになります。
拡大するとこんな感じ。
作業性の悪さに、ブチ切れそうになりますw
新旧センサー比較です。
外したセンサーはオイルでベトベトでした。
コネクターの中もオイルでベットリ。
エンジンに不具合が出る前に交換出来て一安心です。
カムポジションセンサーの品番は、22056AA091でした。
作業の細かい内容は、他の方がYoutubeなどで紹介しているので、そちらを参考にするといいと思います。
適時、車のメンテをしてあげることで調子のいい状態をキープしていきたいものです。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!