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75インチテレビの壁掛けDIY

haru

15年ほど前に購入した日立の50インチのプラズマテレビから、ハイセンスというメーカーの75E7N PROというテレビに買い替えました。

国内メーカーより値段がお値打ちだったのでインチアップしたんですが、設置してみるとデカいですねw
すぐに大きさには慣れちゃいますけど。
テレビ自体は安っぽさもなく、起動も速いしリモコンなどの使い勝手は良いので今とのころ満足しています。
性能と質感も良く、なおかつ値段が国内メーカーと比較しても3割ほど安いので、なるほど国内メーカーではもはや太刀打ちできないなと感じてしまいました。
なんだか寂しい限りです。

ただ、音はシャカシャカしているのと、映像は白色が青白くて発光が強いので不自然に感じました。
音はスピーカーがショボいので本質的には外付けスピーカーに頼るしかありませんが、映像に関しては設定で修正が可能です。

修正した設定値は最後に紹介します。ほとんどの人は興味ないと思いますのでw

さて、今回の本題は75インチテレビを壁掛けする方法の紹介です。

壁掛け金具を買ってきて、付けるだけじゃん。と安易に考えていたんですが、日本の木造の家に適合する壁掛け金具がなかなかないんですよ。

それでは紹介していきます。

本記事の目次
① 壁掛けのメリット
② 壁掛け金具選定の注意点(木造の家)
③ 壁掛け金具設置の様子
④ 設置後の様子と使い勝手
⑤ オマケのハイセンスE7Nシリーズの画像補正値の紹介

① 壁掛けのメリット

人によって理由は様々ですが、私の場合は以下メリットがあるため壁掛けにしました。
・設置位置の自由度が上がる
・地震の時に、倒れて床が傷付くのを防止できる
・テレビの上にあるエアコンの暖房温風の直撃防止
・テレビボードがスッキリする
・テレビ裏配線の取り回しがし易い
・角度変更が容易

一言で言うと便利です。
PCモニターにモニターアーム使っている人なら理解しやすいのではないでしょうか。

エアコンの暖房温風直撃について分かりにくいと思うので説明します。

この写真はテレビを買い替える前の50インチテレビです。
暖房時は、矢印の方向に温風が出ます。つまりこの写真の位置に、もっと大きいテレビを置くと、エアコンの暖房がテレビに直撃してしまうわけです。
そうなるとテレビは熱くなって寿命が短くなってしまうし、エアコンの暖房効率は悪化するしで、良いことは何もないわけです。

壁掛けにすることで、大きいテレビを設置してもエアコンの温風の直撃を回避したいということです。

② 壁掛け金具選定の注意点(木造の家)

私が購入したHisenseの75インチテレビの重さは、約28kgです。
木造の家に壁掛けにする場合、石膏ボードで支えることは不可能です。
壁面が12mm程度の構造用合板だけでも支えることは危険で、壁の裏側に柱が必要になります。

一般的な木造の家は柱の間隔は90cmだと思います。
そして柱と柱の間に、ボードを固定するための間柱があります。
つまり、柱と間柱の間隔は45cmということになります。

壁掛けてテレビのフレームのネジを固定するピッチは45cmないと困るわけですね。

こちらは、我が家の建築途中の様子です。
赤丸の中の横線と青点が壁掛けテレビ金具の固定位置と思ってください。
フレームに対し、左は柱、右は間柱という幅3cmの細い角材にネジを固定する必要があります。

ところが、壁掛け金具で壁に固定するネジピッチが45cm確保できている商品がなかなかないのです。
何でなんですかね?海外はコンクリに固定してるんでしょうか?
メーターモジュールの家だと。ネジピッチ50cm必要になりそうですけども。

私が選んだ壁掛け金具はこちらです。

こちらはネジピッチが最大で60cmまで対応できるタイプです。

③ 壁掛け金具設置の様子

それでは簡単に(端折って)設置の様子を紹介していきます。

まず最初に、テレビを設置する高さを決めます。
テレビの真ん中が目線と同じ高さになるようにすると、見るときに疲れないと思います。
私はソファーに座ったときに目線と同じ高さになるようにしました。

その高さは、テレビ付属のスタンドをテレビボードに載せたときの高さでした。
余談ですが、我が家のテレビボードは木のベンチを改造したものですw

このときは、まだ画面の保護フィルムを剥がしてはいけません。
壁掛け金具にテレビを設置して、最後に保護フィルムを剥がします。

次に、壁の中の柱を探します。

私は安価な非接触型の下地センサーを利用しましたが、まあまあ精度が良いようです。
最も精度が良いのが、針で刺して下地を探すやつなんですが、すぐに針が曲がっちゃってとても使いにくいんですよね…。

柱の位置が分かったら、マスキングテープで印を付けておきます。今はまだザックリでもOKです。
右側は間柱なので、幅が3cmしかありません。
間柱の真ん中にネジを固定しないと強度が確保できませんね(*_*)

次にテレビ用金具を箱から出して組み立てます。

こんな部品構成になっていました。
説明書は日本語で書かれているので、悩むことはありませんでした。

ハイセンス 75E7N PROには、テレビに付けるステーはこのように薄いスペーサーを2個重ねて使うと丁度いい高さになります。

テレビの裏のVASAマウント用のネジ穴に固定します。ネジサイズはM5だったと思います。

取り付けるとこんな感じになります。
スピーカーにはギリギリ干渉していません。

テレビに壁掛け金具を取り付けた状態で、壁にあてがい、壁掛け金具の位置を決めます。
この時壁の裏にある柱の位置関係と取付金具が固定できるところに配置する必要があります。

壁掛け金具の設置位置が決まったら、柱の位置を正確に調べて、マスキングテープで印を付けておきます。

そして、取り付け金具をあてがい、ネジ固定位置を決めます。
固定ネジは、8mm径の巨大な木ネジです。(写真を撮り忘れました)

軸径が6mmだったので、5.5mmの下穴を開けておきます。
幅3cmの間柱は特に、下穴を開けておかないと木が割れてしまう恐れがあります。

こんな感じで、慎重に穴を開けていきます。

下穴を開けたら、巨大な木ネジを締めていきます。
ちなみにネジの頭は13mmの六角でした。

壁に、金具を設置した様子。
ここまでに、3時間掛かりましたw
どうやって取り付けるか、色々と手探りだったので、慎重に作業してました。

もう一度取り付けるならば、1時間で出来そうです。

ここまで出来れば、テレビの脚を取り外して、テレビ裏に取り付けた金具を引っ掛けて完成です。

④ 設置後の様子と使い勝手

それでは普通にテレビスタンドでテレビを設置したときと、壁掛けにした時を比較してみましょう。テレビの高さは殆ど同じです。

こちらが付属のテレビスタンドで設置したとき。
画面の保護フィルムをまだ剥がしていないので、反射が強いです。

こちらが壁掛け金具で設置したとき。

壁掛けの方がテレビが20cmほど奥に配置されているので、スッキリしています。
なおかつ、エアコンの暖房温風もテレビを直撃することはありません。

横から見るとこんな感じになっています。
テレビの水平調整と、チルト調整は六角レンチ1本で出来ますが、テレビが重くて一人だとなかなかビシッと決まらず面倒くさいです。

壁掛け金具は、このようにテレビの角度を変更したり、前に出したりすることが出来ます。
これは配線整理したり、窓から入る日光でテレビが反射して見にくいときなどに角度変更したりします。
アームに剛性があるので、テレビはスムーズに動きます。

行き場の失ったテレビの脚は外して赤丸の位置に置いておきました。
意外と違和感がありませんw

テレビが斜めになっているのを正面から見るとこんな感じです。

壁掛けにするメリットは冒頭でも書きましたが、実際に取り付けてみて思ったのは、とてもスッキリするということです。
大型テレビこそ壁掛けにすると圧迫感なくて、いいと思いました。

⑤ オマケのハイセンスE7Nシリーズの画像補正値の紹介

このテレビは白色が青白いのと、白の発光が強すぎる傾向にあります。
ネットでレビュー等を見ると、Hisenseはどのシリーズも同様の傾向にありそうな気がします。

多分、メーカーとしての味付けなんでしょうね。
なんというか、色が強すぎて目が疲れてしまいます。

色々と調整してみたところ、以下の設定で大分見やすくなりましたので、参考に紹介しておきます。

まず、リモコンの設定ボタンから、映像設定を選択します。
以下、デフォルトからの変更点です。
・色の濃さ -5 (あまり重要ではない)
・色詳細調整
 色温度 -3
・カラーイメージコントロール
 色合い -2
 色の濃さ -4(超重要)
・キャリブレーション
 2ポイント ホワイトバランス
  Gオフセット -2
  Bオフセット -4
  Bゲイン -2

以上、皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

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DIYオタク
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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