車のアルミテープチューンをリベンジ 実践編
結論から言います。
走りが激変しました。
ボディには、トヨタのアルミテープに関する特許の内容を調べ、その内容を参考に適切と思われるところにアルミテープを貼りました。
これはトヨタの特許の一例ですが、図解で分かりやすく記述してあります。
断言します。プラセボではありません!
まず、アルミテープチューンが走りに与える影響をハッキリ確認するために、車のボディ左半分だけにアルミテープを貼りました。
(一部そうでない箇所もありますが)
結果どうなったかというと、ハンドルを離すと明らかに車が左に進んでいってしまうようになりました。
20km/hですとそうでもないんですが、40km/h以上だと明らかに左に進もうとします。
時速60km/hで走行していると、100~200m進む間に車線が一つ左にズレます。それくらい真直ぐ進みません。(ハンドルを中立位置に握っていれば、ちゃんと真直ぐ進みますよ)
アライメントは、3か月前に修正したばかりで、まだ数百キロしか走っていませんし、
明らかにアルミテープを左側だけ貼ってからの変化です。
運転していて、違和感しかなくて気持ち悪かったです。
この実験で、アルミテープがプラセボ効果ではなく、自分の車にどれだけ影響があるのかハッキリ分かりました。
あとは左右対称に貼るだけです。
あと、エンジンルーム内はテスターでバッテリーのマイナス端子と導通していない箇所、つまりアースが取れていないところを中心にアルミテープを貼りました。
アースが取れていないということは、静電気が帯電しやすいところと考えました。
同様の事例として、アースが取れていないマフラーにもアースを取ると、抜けがスムーズになって走りが変わるというのは有名な話です。各メーカーが純正でマフラーアースを取っていたくらいです。
最近では、配線でマフラーアースを取らなくてもマフラーが帯電しないように改良されてきているらしいのですね。
それでは、アルミテープを貼ったところを紹介しますが、まずは使用したアルミテープから紹介していきます。
基本的にはこのアルミテープを使用します。適度な細さで使いやすいですし、高温になっても剥がれることがない、安定した粘着力があります。さすが3Mです。
アース線に繋げたいときは導電性のあるアルミテープを適時使用します。
導電性アルミテープは、薄くてペラペラなのでちょっと貼りにくいのと、価格が高いのが難点ですね。
導電性アルミテープは、エンジンルームの一部に使用しました。
ハサミはこちらを使うといいと思います。
ギザギザにストレスなくきれいに切れるハサミです。もっと安いハサミもありますが、切れ味に違いがあるようです。
ギザギザに切ることで、アルミの端面の長さを稼ぐことが出来ます。
アルミテープチューンは、電気を通すアルミテープに静電気を集め、アルミテープの端面(エッジ)から放電させることで効果を得られるようです。
ということは端面が多いほど効果があることになるので、直線的にカットするより、ギザギザにカットさせたほうが有利ということになります。
では貼ったところを紹介していきます。
まずはFrバンパーとフェンダーから。
オレンジ色のラインは裏側に貼ったところです。
フェンダーとバンパーコーナーは、タイヤハウスのフェンダーライナーをめくって貼りました。
次に、Frタイヤ周りです。
まずはホイール中心。Frはセンターキャップを付けていませんので、一周グルっと細く切って貼りました。
ここはかなり効果が高いと感じました。直進性に影響大です。タイヤとホイールは、空気の乱流が起きやすいので、静電気を帯びやすいんでしょうね。
タイヤメーカーも、静電気対策はかなり研究しているようですよ。
タイヤハウスは、後ろ側ではなく、矢印の前側だけアルミテープを付けます。
タイヤ回転方向を考えると空気の流れが分かると思います。
続いて、Frリップスポイラーの下部端面に貼ります。ここも重要なポイントになります。
効果があるか分かりませんが、ショックアブソーバーにもアルミテープを貼りました。
ショックアブソーバーの表面は塗装されているので、テスターで確認したら導通していませんでした。
ということは少なからず帯電するということです。
SEVのシールをショックアブソーバー等に貼るとが効果があるといわれているのは、SEVのシールが放電するからという理由もあるのかなという気がします。
であれば、アルミテープも少しは効果があるのではないかなと思いまして。
Frタイヤ周りは以上です。
Rrタイヤ周りの写真を撮り忘れましたが、Frと同じです。
次に車両のサイド面です。
まずはサイドミラー下側。
根本のほうが重要らしいです。
サイドからリアにかけては次の場所に貼っています。
ドアの所は、ボディーラインが膨らんでいる箇所に貼りました。
あと、リアバンパーは裏側から縦に貼っています。
こちらはFrドア
こちらがRrドアになります。
テープの長さは、適当ですw
Rrタイヤはセンターキャップが付いているので、センターキャップの裏にアルミテープ貼りました。
Rrバンパー下部
リアスポイラーは赤丸の位置です。
必ず下側に貼ります。
下側の空気抵抗を減らすことで、ダウンフォースが増えてくれることを期待します。
といっても、純正だと期待できないでしょうけどw
でもスポイラーのエッジに貼ることで、空気の乱流(渦)が低減できることを期待しました。
さて、次はエンジンルームです。
写真では分かりにくいですが、沢山貼ってあります。
オレンジは樹脂の裏側にテープを貼った箇所です。
余談ですが、エンジンルームが汚かったので綺麗にしました。
こちらがおよそ1か月前の、ボンネットを開けずにバッテリー充電出来るようにしているときの様子。
何度もブログにエンジンルームを載せていると、汚れているのが気になってきましてw
さて、話を戻しましてアルミテープを貼った箇所を詳しく紹介していきます。
ポイントは冒頭でも書きましたが、バッテリーマイナス端子と導通がないところを確認してアルミテープを貼っていきます。
ちなみに、ボディーは基本的に塗装されているので導通していません。
樹脂も絶縁体なので導通していません。
そういったところは帯電しやすいと思います。多分。
まずはヘッドライトのところの説明です。
ヘッドライトとアッパーコアサポートにアルミテープを貼り、その2本のアルミテープを導電性アルミテープで繋ぎます。
上に写真の、青四角で囲ったところです。
普通のアルミテープは、裏のノリ面が導通しません。なので、アルミテープ同士を導通させるためには、導電性のアルミテープで繋ぐ必要があります。ノリ面が導電性のものになっています。
そして、青矢印のボルトまでアルミテープを繋ぎます。
青矢印のボルトは、写真左の赤矢印のボルトと導通しています。
赤矢印のボルトは、アースボルトになっていて、アースケーブルが繋がっていますし、バッテリーのマイナス端子にも繋がっています。
アルミテープと、アースボルトの抵抗を測ってみると、0.03Ωでした。バッチリです。
ちなみに、導通が取れていないとテスターでは1と表示されます。
サイド面もアルミテープをアースボルトまで繋いでいます。
次は、エンジンルーム内で一番感じたところを紹介します。
インタークラーにもアルミテープ貼っています。インタークラーはなぜかアースが取れていませんでした。
サイドと後側にも貼りました。
インタークーラーを固定しているボルトに、アースケーブル繋いでいるんですが、ゴムブッシュでインタークーラーのステーが挟まれているので、絶縁されていたんですねw
インタークーラーに貼った後は、アクセルオフしたときのショックが穏やかになりました。
私の車はコンピューターセッティングも変えていて、アクセル操作に対する車の反応が純正より若干ピーキーになっています。
なので、アクセルオフしたときにコクって感じのショックが起きるので、身体が勝手に構えちゃうんです。
なのにショックが小さくなっているので、あれ?と肩透かしを食らうわけです。
パワステオイルのリザーバータンクにも貼ってみます。
ブレーキとクラッチのリザーバータンクにも貼っておきました。
さて、次はFrガラスの下面です。
ここが一番大掛かりなアルミテープチューンになります。
まず、ワイパーとカウルを外し、窓ガラス下面の表から見えない位置に、アルミテープを10㎝~15cmに区切りながら貼っていきます。
窓ガラスの下面は、緩やかな弧を描いているので、1枚で貼ろうとするとシワが寄ってしまい、うまく貼れません。
続いて、こんな線を用意します。
配線に丸端子をカシメ機で圧着しています。
これをアルミテープとボディのスタットボルトを繋いで、静電気を逃がす作戦です。
もはやエッジ放電ではありませんw
だってアルミテープはカウルの下に挟まれてしまい、風も当たらなそうですし。
アルミテープとアルミテープの間は、導電性アルミテープで繋ぎます。
そして、導電性アルミテープの下にアース用丸端子を貼り付け、反対側は飛び出ているM6のスタットボルトに固定します。
これでバッテリーのマイナス端子まで繋がりました。
次は室内側のガラスです。
Frガラスの上両端に、なるべく見えないように貼ります。
Rr側の上両端にも貼ります。
Rrガラスの下側は、トランクに隠れるところに貼ります。トランクを閉めたら、見えない位置に。
また室内に戻りまして、ハンドルコラム下にも貼ります。
ここに貼ると、ハンドリングが良くなるのと、Fr窓ガラスが汚れにくくなるとかならないとか。
トヨタも効果があると言っているので、実際そうなんでしょうが、理屈が良く分かりません。
ここに貼ったのは、実は5年以上前なんですが、Frガラスは確かに汚れにくくなりました。
あまり乗らないので、砂埃が車に積もってくるんですが、アルミテープを貼ってから砂埃の堆積量が少なくなったんです。
ハンドリングの変化は、残念ながら良く分かりませんでしたw
そして、アルミテープ貼ったらフィーリング悪くなったところも紹介します。
ボンネットもたくさん貼ってみました。
そうしたら、ハンドルが軽くなって、サスが硬くなったような感じで車が跳ねるようになりました。
私の車の場合は、ボンネット上の空気抵抗が低減してダウンフォースが減ってしまったことが原因なのかもしれません。
Frが軽くなったのでハンドルが軽くなり、サスが跳ねるようになってしまったのかなと。
コンビニでボンネット開けて、アルミテープを剥がして、もう一度同じコースを走ったら明らかにフィーリングが戻りました。
アルミテープチューンって、すごいんだなとつくづく実感しました。
アルミテープチューンは、貼る場所によって、良し悪しを感じることが出来るくらい変化があります。
変化を感じない、あるいは燃費に変化が現れないのであれば、それは静電気が帯電して車に何らかの影響を与えていなかった場所であると考えることが出来ます。
色々と実験してみると面白いですよ。
ちなみに、燃費効果を何故書かないんだと思う方もいるでしょう。
私はインプレッサにあまり乗らないんです。完全な趣味の車です。
年間走行距離は500~1000kmです。つまり、給油するタイミングは数か月毎なんですねw
燃費計もないので、満タン法でしか正確な燃費は計算できません。
なので、燃費比較は諦めました。比較する頃には季節が変わっちゃいますしw
次はファミリーカーである420iにアルミテープを貼って、燃費を含めた変化を確認してみます。
インプレッサより新しく、空力も燃費もよく考えられているので、アルミテープチューンの効果は出にくいとは思いますが、妻が違いを感じられるかどうかが着目ポイントですね!
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!