インプレッサのフューエルレギュレーターの交換DIY

haru

私の23歳のGDBインプレッサは燃料ポンプもインジェクターも後継インプレッサのGRBのものに交換してあります。GDBよりGRBのもののほうが性能がいいのですよ。当たり前ですけど。

さて、そんなインプレッサですが、コンビニ等に立ち寄った後にエンジンを掛けると始動性が悪い頻度が増えてきました。
たまに冷間始動性も悪かったりします。
始動以外は調子は悪くありません。

点火系もISCバルブも整備済み。
そうなると疑わしいのは燃圧が狂ってきているということです。
暖機後のほうが症状が顕著というのは意味が良く分かりませんが、部品としてはフューエルレギュレーターの不調が考えられます。

もう車も23歳だし、燃料ポンプもインジェクターも純正から変更しているので、燃圧調整式のフューエルレギュレーターに交換して、きっちりと適切な燃圧に調整することにしました。

本記事の目次
① 選んだ燃圧調整式フューエルレギュレーター
② 設置場所の検討
③ 設置方法の工夫
④ 設置に関する注意点
⑤ レギュレーターを交換した結果

① 選んだ燃圧調整式フューエルレギュレーター

選んだの東名パワードのフューエルレギュレーターです。
国内品だとほぼ東名かSARDの二択になるかと思います。

個人的には、お好みの色がある方を選べばいいんじゃないかと思っていますが、レビューなどをあちこちのサイトで比較すると、SARDのほうが若干品質が高いのかもしれません。

私は東名パワードにしました。色が好みだったのでw

燃圧調整式フューエルレギュレーター一式

購入したものたちはこちらです。

燃圧調整用のメーターも東名パワードです。

燃圧調整用のメーターは、針がプルプルしちゃうのを防止するために、中にグリセリンが入っているそうです。脈動で針がプルプルするんですかね?

そして純正のフューエルレギュレーターの接続位置に取り付けるアタッチメントはこちらを購入しました。

本当は東名パワードで全部揃えようと思ったんですが、東名パワードは欠品中だったので、適当にリーズナブルなものを選びました。
スバルとトヨタが同じ規格となります。

燃料ホースは柔らかくて取り回しのしやすい豊田合成のインジェクションホースをチョイスしました。耐圧性は0.5MpaなのでOKでしょう。

燃料ホースはよく分からないメーカーの物を使うのはちょっと怖いです。特に中華製。

あとはフューエルレギュレーター固定用金具。

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これはどこに取り付けるかによって最適な金具が変わってくると思います。
私は適当に選びましたが、これが素晴らしく丁度良かったです。

② 設置場所の検討

これは皆さん悩むと思います。
私も悩みました。燃圧メーターが見やすくて、元のレギュレーター位置からあまり遠くないところがベストです。

レギュレーターの取付け場所

純正のフューエルレギュレーターは赤矢印の下に付いています。
そして、後付けする燃圧調整式燃料レギュレーターはオレンジの丸のデットスペースに取り付けることにしました。

オレンジの丸の空間は元々はレゾネーターが付いていたと記憶しています。
キノコ式のエアクリに変えてしまったので、撤去しちゃいました。

余談ですが、フェンダーの中にチラ見しているアルミダクトはエア導入用のダクトです。フォグランプの穴からエアクリまでアルミダクトを引いています。
エンジンルームの熱い空気を吸わなくなるので、夏場のパワーダウンを防げるようになります。
むき出しのエアクリには、効果絶大なんです。

③ 設置方法の工夫

フューエルレギュレーターを上手に固定したいですよね。
購入したステーを観察していたところ、丸穴の径がΦ4.2であることに気が付きました。

ということは、そのままM5のタップが切れます。(M5の下穴径は4.2mm)

こんな感じで、真ん中6個の穴にタップを切っていきます。

タップを切ったら、錆びないように黒色スプレー塗料をダンボールにシュッと一吹きして綿棒に塗料を付けて、それをネジ山に塗装します。

最初からネジが切ってあったかのような出来栄えになりました。

ステー取付け

ステーを写真のように取り付けます。固定は赤丸のM8ボルトとナットです。右側はエアクリ遮熱BOXで見えませんが…。

次に、純正の燃料レギュレーターを取り外す前に、燃圧を解放するために写真赤矢印の30Aのスローブローヒューズを抜いて、セルを数秒回します。これをしないと、燃料ホースをレギュレーターから抜いたときにからガソリンが結構な勢いで溢れてきますので要注意です。

燃圧を解放出来たら、インマニ下にある燃料レギュレーターを取り外し、ホースを延長するためのアタッチメントを取付けます。

その様子の写真を撮ったつもりが、撮れていませんでした。。。はて?

これが奥まったところにあって、なかなか大変な作業なのです。
そして不調と思われた純正のレギュレーターは異常が無さそうでしたが、レギュレーターから先のホースクランプが緩んでることが分かりました。

暖機後の始動性が悪かったのは、ホースが緩んでいたためにエアを噛んで燃圧を保持できなかったのでしょうかね?イマイチよく分かりません。
実は不調ではないかもしれない純正のレギュレーターは外してしまったので、予定通り東名パワードの調整式フューエルレギュレーターを取付けることにします。

フューエルレギュレーター取付け

こちらが取付け後の様子。
燃圧の調整がしやすい位置に設置出来ました。メーターもまあまあ見やすいんじゃないでしょうか。
個人的には、色合いも派手過ぎず周りとのバランスも取れていて、違和感がなくて良いかなと。

④ 設置に関する注意点

3点注意があります。

注意点

まず、ホースバンドは緑矢印のようにネジできつく締められるものを選ぶこと。燃料が漏れたら洒落になりません。

写真のホースバンドは、スリットが入っていますがスリットのないものを選ぶといいです。

間違っても細いクリップタイプのものを使用しないようにしましょう。

次に写真青丸のホースニップルは、シールテープをしっかり巻いてかなりきつく締め付ける必要があります。

そうしないとエアーを吸ってしまいフェーと笛吹き音がすることがあります。
私がそうでした。

東名パワードのネジ部は勘合がイマイチなのか、レギュレーターを万力で傷が付かないようゴムを入れて挟み、ニップルを締めこまないと笛吹き音が止まりませんでした。

そして最後に燃圧調整方法ですが、暖機後に行います。
上の写真の赤矢印の負圧ホースを抜き、大気圧状態で3kPaになるように調整します。
ホースを繋ぐと、およそ2.5kPaになっていればOKです。

⑤ フューエルレギュレーターを交換した結果

純正のフューエルレギュレーターが不調なのではなく、燃料ホースに不具合があった可能性があったわけですが、ホースもレギュレーターも交換した結果、始動性不良は直り、絶好調になりました。

古い車ですので色んなところに不調が出たりします。
とりあえず、ホース類は総点検しました。
古い車が不調を起こしやすいのは、ゴム部品が最も多いです。
もうこれは宿命です。
私は劣化していたゴムホースの大半はシリコンホースに交換しました。

ここからは完全な余談なのですが、先日ディーラーでメガーヌRSトロフィーを少しお借りしてじっくり一人で試乗させて頂きました。
メガーヌRSトロフィーはFF最速との呼び名もありますが、やっぱりFF特有の加速時のアンダーが顔を覗かせます。しかし4WSが強烈なコーナリング性能を生み出しているわけですが、どうも慣れませんでした。なんというか、違和感。
でもコーナーが恐ろしく速いです。グッと踏ん張りながらスパッと曲がっていくんですね。

自分の車に乗り換えて同じ峠道を走ってみたところ、コーナーが踏ん張れない…。
タイヤも劣化しているのもあるんですが、特にリヤの接地感があまりありません。
比較したおかげで、アライメントが狂っていることを自覚出来ましたw

ということで、次回はアライメント調整についてのお話をしようと思います。

以上、皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

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身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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