家メンテ

床下の湿気対策

haru

先月(2022年9月)、とある加工が出来るか確認しようと床下に潜ってみました。
そしたら床下がカビ臭いではないか!

ということで、床下の湿気対策をします。

本記事の目次
① まずはカビの駆逐
② 除湿剤選び
③ 床下への除湿剤の設置方法アイディア
④ 実践!

① まずはカビの駆除

ガス配管に見事に黒カビが付着しているのを目の当たりにするのでした。

カビの付着したガス配管

幸い、ガス配管以外には黒カビは付着していないようだったので、ガス配管をアルコール付けたウエスで綺麗にふき取り、防カビ燻煙剤を床下に10個ほど設置してカビを駆逐します。

カビが付着して日が浅かったようで、アルコールを含ましたウエスで拭いたら綺麗になりました。

防カビ燻煙剤は、ルックお風呂のくん煙剤が有名ですが、こちらは無香タイプがなかったので、私は らくハピ お風呂カビーヌ 無香性 を選びました。
でもこれも全然無香じゃなかったですけどね。

防カビ燻煙剤と水の入ったペットボトルを入れた箱を持って床下をズリズリとほふく前進して、3m間隔くらいで防カビ燻煙剤に水を入れてセットしていきます。ちゃんと置く場所と移動動線は事前に考えておきます。段取り大事。

基礎図面をスマホで撮影して、防カビ燻煙剤の置く場所と移動順序をメモします。

セットして数十秒ほどすると、煙が激しく立ち込めてくるので、急いで避難します。
でも燻煙剤をセットしながら ほふく前進で避難するので、⑧、⑨あたりで煙に追い付かれて、激しくむせましたw
運動不足のようです( ;∀;)

ひとまず、これで床下のカビは駆逐出来たとして、再発の可能性を考えなければいけません。

② 調湿剤選び

家を建てて6年。床下には、なんだかんだで毎年潜っていますが、カビ臭いのは今年が初めてでした。ということは、今までにないような夏場の多雨による高温多湿状態が続いたのが原因だと思います。風がない日が続き、床下の多湿状態がなかなか解消しなかったと思われます。
これが来年以降もありえるかどうか。ということになります。

ありえる。と判断しました。

重要なことはは多湿のときに吸湿して、乾燥しているときに放湿して床下を調湿してくれる機能を床下に備えることです。できれば半永久的に。

ネットで検索してみると、
・換気ファンをセットする
・調湿剤を敷き詰める

という2種類の方法が出てきました。

我が家は基礎パッキンの家なので、換気ファンをセットできる換気口がないため、換気ファンは却下。

床下用の調湿剤は炭が有名みたいですね。でも基礎パッキンで風は通るため閉鎖空間というわけではありません。したがって、相当な量の炭が必要になりそうです。

色々調べて、下の写真のシリカゲルを採用しました。

20袋を大人買いです。
これはシリカゲルB形という材料で、ゼオライトや炭の約6倍の吸湿能力があるようです。そして、床下の湿度が下がれば水分を放出してくれます。(風が通るので天気が良ければ湿度が下がるはず)
ということは、炭やゼオライトよりも性能が良いため、コスパが良いことになります。

シリカゲルA形というものもあり、こちらはゼオライトや炭の10倍吸湿能力があるようです。しかし吸湿したら、なかなか水分を放出しないようで、調湿するとは言えないようなので却下。
食品の袋に入っている除湿剤がシリカゲルA形なんだと思います。

③ 調湿剤の設置方法のアイディア

さて、床下は高さがなく、ほふく前進でしか移動できません。
このシリカゲル剤は厚さ1㎝程度を目安に床下に敷き詰めるのがいいようです。

ということは、床下を ほふく前進で5㎏弱の袋を引きずって持っていき、うつぶせの状態で袋を開封して均一に敷き詰めるという作業をするわけですね?細かい粉も盛大に舞うんだろうな~

嫌です( ;∀;)

そもそも、シリカゲルがびっしり床下に撒いてあったら、点検などで床下に潜るときに困ります。(通常、5年に1回くらい?)

最初、適度なサイズの不織布にシリカゲルを詰めて置き並べようと思いつきました。
でもネットで検索しても、ちょうどいいサイズの不織布の袋が見つかりませんでした。
自分で作るのも面倒くさいです。

そこで目を付けたのが洗濯ネットです。100均でも色んなサイズが売っています。
私が購入したのはAmazonの40x50cmサイズと30x40cmサイズが各4枚ずつセットになっているやつを9セット。
つまり、2サイズをそれぞれ36枚です。

こちらがAmazonで購入した洗濯ネット。左が40x50cmサイズで、右が30x40cmサイズ

再び基礎図面の画像に洗濯ネットに入れたシリカゲルの設置場所を落書きして段取りします。
赤が洗濯ネット大、青が洗濯ネット小で、番号は数を数えるだけのために振っていて、特に意味はないです。緑は各場所に置く袋の数です。

この画像をスマホに保存して、床下に潜ったときもスマホで確認をします。覚えられないんですよw

④ 実践

さて、いよいよ作業に移ります。

まずはバケツを2種類用意し、洗濯ネットにシリカゲルを入れたい量のところにマスキングテープで印を付けます。

緑のシートは、園芸シートと呼ばれるものです。園芸する人には一度使ったら手放せない必需品です。
フチをホックで立ってることが出来るので、中のものが散らばらないという優れモノのシートなんです。

そしたらバケツにネットを被せ、シリカゲルをテープの位置までザーっと入れます。

チャックして出来上がり。
これを大小合計72袋量産しました。かかった時間はおよそ2時間弱。
実際には、嫁に袋詰めしてもらっている間に、私が床下に順番に配置していく感じで役割分担しながら同時進行です。

こちらが床下にシリカゲル入り洗濯ネットを配置した様子。配置したときに高さが15㎜程度になる量しか入れていません。
袋にシリカゲルを入れすぎると、調湿効率が落ちてしまいそうなので。

これなら床下点検でほふく前進しても、シリカゲルまみれになることは回避できます。

余談ですが、シリカゲルを設置する2週間前に設置した防カビ燻煙剤の亡骸は、このとき回収しました。防カビ燻煙剤の効果か、床下のカビ臭さはすっかりなくなっていました(^^)

私と同様に、床下のカビと湿気対策を検討している方の参考になりましたら、幸いです。

それではまた!

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DIYオタク
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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