6点式シートベルトステーの製作
エキシージをエスケレートのフルバケに交換するタイミングで、4点式ハーネスから6点式ハーネスに交換することにしました。
そうすると、6点式ハーネスを取付けるためのステーが必要になってきます。
ちなみにエリーゼ、エキシージ用に売られているのは、以下2点を見つけました。

「カレージシヤマのエスケレート EYE BOLTステー 運転席用 6点式ベルト取付用」
ただ、これだとシートを一番後ろまで下げると干渉します。

「BSKの6点式シートベルトステー」
これはシートを一番後ろまで下げても干渉しないと思います。
ただ、真ん中2本の又ベルトの脱着がとても大変そうです。
私はサーキット走らないときは、外したい派なのです。。。
そんなわけで、既製品はなんだかモヤモヤするので、倉庫に眠っていた丁度いいサイズのステンレスアングルを使って、シートベルトステーを自作することにしました。

いきなりカットされていますが、上の写真の40×2mmのステンレスアングルを使用します。
長いほうは長さ500mmでカットしました。短いほうは200mmくらいだったと思います。

これをディスクグラインダーでカットして、このような形に整形します。
写真手前側は、カットした残骸です。
ちょっとした軽量化ですねw


安いアクリル塗料はすぐ剥げるし、塗膜が柔らかいので、1液タイプのウレタンスプレーを選んでみました。
カラーはインディゴ(濃紺)です。
黒っぽいけど、よく見ると青味がかっています。
車内だと、黒にしか見えないと思いますけど、見えないこだわりということでw

塗装すると、こんな色味になります。
オマケで、不満だったハーネスバーの塗装も塗り直しました。
ハーネスバーの塗装の記事はこちらです。

まずはハーネスバーをキッチンペーパーで包んで、写真の紙コップ半分の量のアセトンをキッチンペーパーに浸してサランラップで巻き、以前のアクリルスプレーの塗料を溶かします。
30分も放置すれば、きれいに塗装が取れちゃいました。やはり塗膜が弱かったようです。

そしてハーネスバーも塗り直し。
これで気になっていた塗装も修正出来て、喉の小骨が取れた気分です。

さて、2日経って塗装が乾いたらアイボルトを組付けます。
通常、M8やM10のアイボルトを使用することが多いと思いますが、アングルの強度などを考えるとM8は過剰かなと思い、M6にしました。

ちなみに、純正の3点式シートベルトのボルトサイズはM11でした。
6点式は固定箇所が倍となり、応力も分散されるので、M6でも余程大丈夫でしょう。
最も衝撃を受ける2本の肩ベルトは、M11ボルト2本で受け止めるわけですし。
ただしネジ面には、ねじり応力を低減させたいので、少量油を付けておきました。
こうすることで、締め付け後のネジ面の強度低下を軽減できます。

裏はこのようになっています。
真ん中は、補強のためにアングルを二重にしています。

シートベルトステーは、シートレールの下に挟みますが、赤丸のシートレール固定ボルトとは共締めしません。
シートベルトステーは可能な限り後ろに取り付けます。
固定はオレンジ矢印の位置に開いている穴に、左はボルトナットを通して、右はアイボルトとナットを通します。

開いている穴が大きいので、ナットに穴径より大きいワッシャーを接着剤で貼り付けて固定しました。

完成すると、このようになります。
シートベルトステーをよく見ると、少し青味がかっています。
シートを一番後ろまで下げてもギリギリ干渉することなく、ハーネスの脱着が容易なはずです。
諸事情により、まだフルバケの装着が完了しておりませんが、仮の状態で装着して確認はしております。
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2025年9月日追記
私が購入したエスケレートのTYPE-E3というフルバケは、高さを低い側で設置すると床との隙間が5mmもありませんでした。
つまり、股ベルトを一度付けたら、フルバケを外さないと股ベルトが脱着できないということです!

上の写真の矢印のところが、床とシートの隙間がベルトがギリギリ通るくらいの隙間です。
つまり、一番後ろまでシートを下げようとすると、アイボルトの手前のベルト金具のところがシートと干渉してしまいます。
こんなことなら、BSKの6点式シートベルトステーを買っておけば良かったなと思いましたw
ちなみに、肩ベルトの固定はこんな感じです。

ハーネスバーに巻いて固定してます。これは皆さんお馴染みですね。

サーキットを走らないときは、フックに引っ掛けています。
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以上、エリーゼ、エキシージ乗りの皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!