エキシージのバッテリーをトランク開けずに充電 その1
エキシージは1ヶ月乗らなかったらバッテリーが上がってしまいます。
なので、乗る機会が1週間に1回未満なら、バッテリー充電器で充電出来る準備が必要です。
面倒くさい車ですねw
これもいわゆる、ロータスクオリティーでしょうか。
まあ不便な車なのは、買う前から百も承知です。
知恵を絞って不便を緩和させることにします。
車のバッテリー充電は、電圧監視できる充電器を使えば、車載された状態で充電してもOKです。
さて、今回も丸目インプレッサに実施した内容と同じ作戦で、トランクを開けずにワンタッチで充電する加工を行います。
つまり、バッテリーを外さないどころか、車を施錠した状態のまま充電出来るようにします。今回掛かった費用は約4000円。(バッテリー充電器除く)
細々した配線接続部品も合わせると費用はもう少し掛かりますが、そこは手持ち品を使ったため割愛します。
インプレッサをワンタッチで充電出来るようにした記事はこちらです。
車のバッテリー充電をボンネットを開けずに出来るようにするDIY
その時の記事を読みかえしてみると、作業したのは去年の9月末で暑すぎると愚痴ってます。
そして今回作業したのが2月で気温3℃。しかも風が強くて凍えます。
やっぱり作業のところで愚痴りますw
充電器本体の改造については、前回の記事で紹介したので端折ります。
そして最初に言っておきますが、やらかしていますので、後日修正作業をします。
なのでタイトルに「その1」と付いておりますw
本記事の目次
① 手配した充電用コード
② 配線経路と充電器の接続方法
➂ 実際に使用してみた結果
① 手配した充電用コード
インプレッサと同じく、安価なSAEコネクターと12AWGの線を使います。

まずはサイドウォールポートコネクタ。SAE規格コネクターの壁付けコンセントみたなものです。

今回は差し込み口が長方形のコンパクトなものを選びました。
エキシージにきれいに収まるところが見つからなかったんですよねー。
だからなるべく目立たいようにと思いまして。
付属のスリーブとかネジは使いません。

こちらは、バッテリーからSAEサイドウォールを繋ぐための線です。
被覆がシリコンなのがポイントで、柔らかいのでよく曲がります。
硬いやつは線を通すのがとても大変なのです。
それにしても、Amazonの商品ページですと、超きれいな線ですけど、実物は着色が雑でしたw
元々は2本共赤い被覆で、片方を後で黒色にスプレー塗装したような感じのような着色です。
なので、マイナス線は黒じゃなくて、赤黒なんですw
まあ線はほとんど隠れるし、性能に影響はないだろうからいいんですけどもね。
写真は後ほど作業中のやつが沢山出てきます。
後はバッテリーに繋ぐM6用丸端子とか、配線同士を繋ぐ絶縁スリーブなんかは手持ちのものを使用しました。
② 配線経路と充電器の接続方法
まず最初に、バッテリーターミナルに繋ぐために丸端子を圧着します。
ターミナルに繋がないと、適切な長さが分からないかなと。(ここでやらかしてます)

丸端子を圧着して、さらにハンダをしていきます。
どうもトランクは雨が降ると湿度があがるようなので、端子が腐食しやすいかなと思いまして。圧着部が腐食すると、抵抗が増えるのであまりよろしくありません。

こうなりました。汚いハンダですね。
12AWG(3.5sq)と太いので、熱が線にどんどん吸収されて温度が思うように上がらず、ハンダが綺麗に溶けませんでした。
そしてマイナス線が赤黒の2色ですw

ターミナルに繋ぎました。

ちょっと脱線しますけど、バッテリーを外したついでにこんなものを付けてみました。

よくバッテリーのターミナルに白い粉が付いているのを見かけますが、あれは白錆です。腐食しているんですね。
ターミナルが腐食すると、電気の流れが悪くなって車の調子も何となく悪くなっていきます。
何度も愚痴っていますが、エキシージ、色んなところが錆びています。
この車は、どうも錆には弱いようなので、腐食対策は念入りにやっていこうと思います。

ターミナルガードは被せるだけです。プラスもマイナスも区別ありませんでした。
フェルトみたいな素材なんですが、揮発しにくい油が染み込ませてあって、触ると手がベタベタになるので注意です。
さて、いよいよ配線を這わせていきますが、まだ脱線したままです。

リヤディフューザーを外すので、ハイトカースロープと寝板があると便利です。
というか、エリエクの下回り作業するのには必須アイテムだと思います。

私が購入したやつは、有効リフト量が155mmのものです。
中にはもっと安くて、有効リフト量が170mmのものもありますけど、それらはリヤタイヤが載るところがくぼんでいなくてフラットになっています。
くぼんでいないフラットなやつは、カースロープに乗り上げたときに、所定の位置まで乗り上げたかどうか分かりにくいんですよ。
バックしすぎて、カースロープから落ちてしまったら目も当てられません。
寝板は15年くらい前に買ったような気がします。
しまう時に場所を取るのが難点です。苦肉の策で、普段は倉庫の天井に紐で吊るしています。

ダンボール敷いて車の下に潜ってもいいですが、冬はコンクリから冷たいのが伝わってとても寒いです。寝板があると工具やネジを置くところもあるし、移動も楽で便利ですよ。
配線の話に戻します。

なんか上の写真を見ると、バッテリーのマイナス端子にプラスケーブルを繋いでいるように見えますね。ちゃんとマイナスケーブルです!
赤矢印の場所の下に、配線を外に出せる穴があるのでそこを通します。
バッテリーから配線を外に出すのに必要な長さが決まったら、作業が終わるまでバッテリーの端子を再び外します。ショートしたら危ないですからね!(やらかしているけど)

リヤディフューザーを外して、バッテリーが載っているところを下から覗いた写真です。
矢印のところに、トランクから繋がっている穴が開いていて防水グロメットが付いています。
上の写真は、グロメットを外してみたところです。冬なのでとても硬かったですよ。。。
ここから、配線を通します。

配線を通すと、こんな感じです。
ここを通しているときに、シリコンの柔らかい線を購入して良かったと思いました。

車の右後ろを下から見たところです。
赤丸の位置で圧着スリーブで線を繋ぎ、SAEサイドウォールコネクターをリヤのメッシュパネルに矢印位置でタイラップで固定しました。
本当はちゃんと固定したかったのですが、手っ取り早く固定できる良い場所がなくて、とりあえずの妥協です。
これだとサイドウォールコネクターを準備した意味ないですねw

リヤディフューザーを取付けて、アップで見てみるとこんな感じです。
赤色が目立ちますね。

1m弱離れると、ほとんど分かりません。赤い線以外は…。
これでも画像の露出はかなり上げ補正をしています。
➂ 実際に使用してみた結果
超お手軽に充電出来るようになりました。
ちゃんと正しく配線できているか、バッテリーを繋いでからサイドウォールポートに正しくバッテリー電圧が来ているか確認してから充電器を繋ぎます。
使用している充電器はこちらです。

値段の割に高性能で、12Vのバックアップ機能も付いています。
私の家の駐車場は、コンセント位置が右側の壁にあるので、サイドウォールポートも車右側に付けました。

充電するときは、このサイドウォールポートにSAEコネクタを挿して充電します。
充電器は、インプレッサをボンネット開けずに充電出来るようにするときにSAEコネクタ仕様に改造しました。
詳細はインプレッサの記事に記載しましたので、興味のある方は参照ください。

こんな感じ。
お手軽充電の完成です。
さて、やらかしているところは分かりましたでしょうか。
一番やらかしているのは、充電ケーブルにヒューズを付け忘れたんですねー。
この状態でリヤを事故でぶつけたり、思いもよらない水濡れなどで充電ケーブルのプラスとマイナスがショートしてしまったら、とても危険なことになります。
なのでプラス線のバッテリーに近いところに、10~15Aくらいのヒューズを付けておくべきなのです。
あとはSAEコネクターを挿す角度がよくありません。
上の写真を見ると分かるように、サイドウォールポートが斜め上を向いています。
これだと、うっかり充電器を外し忘れたまま走り出してしまったときに、SAEコネクターのところで抜けてくれないんですね。
最悪、充電器を引きずったまま走ることになります。
エキシージは排気音が結構うるさいので、もしかしたらしばらく気が付かないかもしれないですね(゚∀゚)
サイドウォールポートを斜め下向きになるように設置していれば、SAEコネクターを抜き忘れたとしても、車が動き出したときにSAEコネクターが引張られたときにスッと抜けてくれるはずです。たぶん…
なので次回の作業は、
・ヒューズ取付け
・サイドウォールコネクターを真面目に固定(メッシュパネル一部加工)
・圧着スリーブで繋いだところを脱着式の防水コネクターに付け替え
を実施します。今回は寒すぎて最後まできっちりやる気力が湧きませんでした。
動きもスローモーションになっちゃうし、手がかじかんで細かい作業が大変でした。
あと1か月くらいすれば少しは寒さも和らいで作業しやすいかなー。
とりあえず、今回はトランク開けずにお手軽充電が出来るようになったということで良しとしておきます。
バッテリー充電は私の環境では早く何とかしたい必須案件でしたので。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!