6点式シートベルトステーの修正
以前、6点式シートベルトステーを自作した記事を書きました。
狙いは、サーキットを走らないときは、6点式シートベルトが簡単に脱着出来て、かつフルバケを一番後ろまで下げてもシートベルトステーに干渉しないということでした。
ほぼイメージ通りの物が完成して、意気揚々と取り付けたわけですが、結果は思うようにいかず。

前回の記事のおさらいになりますが、フルバケを設置してみるとフルバケと床の高さの隙間が5mmもありませんでした。想定外です。
つまり、フルバケを装着した後だと、股ベルトをシート下に通そうとすると金具が引っ掛かってしまいます。股ベルトの脱着は現実的ではありませんでした。
そして、上の写真青丸の股ベルトの金具が邪魔で、シートが一番後ろまで下がりません。
そう、結論は、この金具 要らないのです!
ということで、股ベルトの固定金具を撤去してシートベルトステーに直接固定する修正DIYを実施していきます。
イメージは、BSKの6点式シートベルトステーの簡易版です。

BSKの商品はこちらです。自作してみると分かりますが、良く考えられています。
さて、どうやって修正するかというと

この状態から

このように改造しました。
赤丸部分の繋ぎ部をディスクグラインダーでカットしてしまったんですね。
このステンレスアングルは、補強のために真ん中だけ2枚重ねになっているので、ボルトで固定しています。
これでベルトをBSKと同じようにフック金具なしでベルトステーに固定出来るようになります。

6点式シートベルトステーを、車両に付け直します。

次に、股ベルトの金具を取り外します。
金具の代わりに、上の写真の青丸で示すベルト送り(コキカン)でベルトステーに固定します。

ベルト送りは、こんな感じです。金属製のちょうど良さそうなのが見つからず、樹脂製にしましたが、強度に問題がありそうなら後日交換です。

実際に装着するとこんな感じです。
以前よりシートを後ろに下げられるようになりました。
そして、余分なものがなくなりスッキリしました。
でも、股ベルトの脱着が容易かというと、全然そんなことはないので、やっぱり付けっぱなしになります。

股ベルトの金具類の重さは、242gでした。
まあまあの軽量化ですね!
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!
