エキシージ

エキシージのクラッチペダルストッパーの改造

haru

運転席のカーペットに樹脂の小さな破片が落ちていました。

もしやと思い、運転席の奥を覗いてみると、クラッチペダルストッパーが危篤状態でした。

上の写真の、赤矢印のクラッチペダルストッパーに、クラッチペダルのアームが当たって、それ以上奥に行かないようになっています。

このクラッチペダルストッパを外してみました。

外すのが下手くそのため、とどめを刺してしまい、ご臨終ですw
いや狭いんですよ、ペダルのところに身体を入れて腕を伸ばそうにも体勢が厳しくて…。特に、身体を入れるのにハンドルが邪魔です。
この作業で、一刻も早く脱着式のハンドルに交換しようと決心しましたw

破壊してしまったストッパーは、何のことはない、ちょっと柔らかいグロメットでした。
そりゃ寿命も短かろう。

ストッパーが外れたところは、上の写真の赤丸のようになっております。

ストッパーなしの状態ですと、クラッチペダルを目一杯踏み込むとクラッチペダルとアルミパネルの隙間がほとんどありません。
つまり、かなり奥まで踏み込めてしまうことになります。純正のストッパーも似たようなものです。

ということで、ストッパーを交換するわけですが、ついでに不満も解消させることにします。

不満は主に二つあります。

一つはストッパーの耐久性。同じものを付けても、きっとまたすぐに壊れます。それは面白くありません。

もう一つは、ストッパーの位置が奥過ぎることです。

計測したわけではないので、イメージになりますが、クラッチが切れる位置がペダルを踏んで40mm奥だとします。つまり、40mm踏めば十分なわけです。

しかしストッパーの位置は80mm奥なのです。イメージですけど。

なので、イメージ50mmくらいでストッパーに当たるようにストッパー高さを調整しようと思います。

購入したストッパーとなるアイテムは、上の写真の赤丸の部品です。
それに組み合わせるワッシャーを、ねじコレクションBOXから選定中ですw

ストッパーに使う部品は、ウレタン付きストッパーボルトという部品です。
品番はUNAH6-15で、ミスミで購入しました。

ゴムの硬度は、ショア固さA90と、硬めです。
それなりに強度が要りますので、これくらいでいいと思われます。

ゴムの部分の寸法は、高さ10mm、直径15mmです。
ペダルアーム付け根からペダルを踏むところまでの長さは、図面を見ないとよく分かりませんが、仮にストッパー部とペダルを踏むところのストローク比を3.0と仮定します。

ストッパーの位置はアーム付け根から少しズレているので、多分ストッパーの高さを13~14mmくらいにすれば、丁度いい高さになると思われます。

組合わせるワッシャーは、樹脂ワッシャ+径の大きいステンレスワッシャーにしました。

樹脂ワッシャーの厚みが1.7mmで、ステンレスワッシャーの厚みが1.5mmですので、ストッパー高さは13.2mmということになります。

ちなみに、ワッシャー類は瞬間接着剤で予め合体させておきます。
とにかく狭くて作業性が悪いので、ポロっと落ちたら殺意が湧くこと間違いなしですw

無事取付け出来ました。

裏のナットは、矢印の向きから指を入れると抑えることができます。
私は高さ調整のために3回ほど脱着したので、いい加減慣れて 5分で取付け出来るようになりましたw

さて、ストッパーを取付けて目一杯踏み込むと、上の写真の位置でアルミパネルからの隙間は38mmとなりました。

この位置ですと50mmです。

私の車の場合、これでちょうどクラッチがスムーズに切れる位置になります。

つまり、必ずストッパーに当たるまでクラッチペダルを踏み込んだ状態でクラッチを切るということになります。

多分やり過ぎなんだと思います。

何もトラブルがない時はクラッチを踏み過ぎることがなく、むしろ操作しやすくて快適です。

しかしエア噛みしたときなどは、さらにクラッチを踏み込む必要があるかもしれません。
なので、もう少しクラッチを踏み込めるようにする必要がありそうです。
近々1.7mmのワッシャーを1枚抜くことにします。

何はともあれ、クラッチのストッパーは純正より手前に調整すると楽になることは間違いありません。

やり過ぎに注意して、調整すると運転しやすくなると思います。

2025/06/15追記 ここから
やり過ぎかもと思っていましたが、やり過ぎ確定ですw
TIRacingさんにお伺いする機会がありまして、クラッチが重いので見てもらったときに、クラッチのストッパー位置が高過ぎるので大至急直ししたほうがいいと指摘を受けました。
クラッチが重いのは別要因で、芯ズレの可能性があるとのことです。こちらは、いずれ実施するであろうクラッチ交換までそのままですね。。。

クラッチペダルを踏んで、クラッチが切れる位置は温度によっても変わるそうで、温度が高くなるとクラッチが切れる位置が奥にズレるようです。
したがって、冬より夏、平常時よりサーキット走行時はクラッチが切れる位置が奥になるということになります。

そして6月中旬ともなり、しっかり走行した後ですと、それなりに車は熱を持っておりますので、クラッチが切れる位置が奥になっているのでしょう。
リバースと1速が少し入りにくい状態でした。
これがクラッチペダルストッパーを取付けた直後ならすぐに異常に気が付くんですが、真綿で首を締めるように徐々に悪化していくと、もしかして?という程度になっちゃうんですよねー。慣れとは怖いなと思いました。

外したクラッチペダルストッパーの厚みを測ってみると、13.3mmくらいでしょうか。
これを約60%の高さの8mmに変更します。
樹脂ワッシャーとステンレスワッシャーを外すと、ゴムストッパー高さ10mmです。
したがって、ゴムストッパーを2mm削る必要があります。

紙やすりで削ると果てしない時間がかかりますが、サンダーを使うと瞬殺でしたw
カッターナイフでも切れると思います。多分。

狙い通り8mmの高さになりました。

これを再び取り付けます。
脱着は何度目だろうか。
もはやプロレベルのスピードで作業できますが、ちょっと恥ずかしい体勢なので誰にも見られたくありませんw

クラッチペダルを目一杯踏み込んだ時の写真の位置でのアルミパネルとの隙間は約23mmです。

つまり、今回のストッパーの調整で15㎜ペダルが奥に行くようになりました。
もっともクラッチが切れにくいリバースで、クラッチが切れてから10mmほど奥に余裕がある状態ですので、これでおそらく大丈夫かなと思います。
2025/06/15追記 ここまで

以上、エリーゼ、エキシージ乗りの方の参考になれば幸いです。

それではまた!

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身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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