ストレーキを自作
自動車のタイヤ前に付いているストレーキという空力パーツをご存知でしょうか。
AIにストレーキのことを聞くと以下の回答でした。
自動車におけるストレーキ
- 車体下部のタイヤ前方に取り付けられるエアロパーツです。
- 前方からくる空気の流れがタイヤに直接当たると、空気の渦が発生し、タイヤの浮き上がり(揚力)や回転抵抗の原因となります。
- ストレーキは、この空気の流れを調整し、揚力を抑え、空気抵抗を低減させます。主な効果は、高速走行時の安定性能の向上、空気抵抗の低減による燃費向上、ダウンフォースの向上、騒音の低減などです。
- 現行モデルの自動車にはほとんど装着されている部品であり、空力性能の向上に大きく貢献しています。
色んな車の下を覗いてみましたが、ほとんどの車に付いてます!
それほどまでに効果があるパーツということなんでしょう。
でも私のエキシージには付いていませんでした。
これは装着して効果があるのか確認しなくてはw
ということで作ってみました。
まずはフロントから。
使用するのは270×80×1mmのアルミ板です。

写真のようにディスクグラインダーでカットして、両面テープとクランプで捨て板に貼り付けます。

ステップドリルでΦ10の穴を3カ所開けます。穴のピッチは80mmです。
なぜ板に張り付けてステップドリルで穴を開けるかというと、板厚が1mmと とても薄いので、いきなりΦ10の穴を開けようとするとグニャっと変形してしまう可能性があるのです。

ステップドリルで徐々に穴を広げつつ、裏を板で押さえることによって、確実にきれいに穴を開けることが出来ます。

出来ました。
早速取り付けていきます。

写真左に映っているのは、フロントタイヤです。
そして、右側が車進行方向です。
インナーハウスをとめているグロメットを外して、インナーハウスの内側にアルミ板で作ったストレーキを挟み込みます。

グロメットで止めて完成です。

前から見ると、こんな感じです。
だいぶ内側に寄っていますね。タイヤハウスの空間は赤矢印のところまであります。
タイヤハウスの空間の中に走行風を入れないという意味では、上の写真の設置でいいような気がします。
アルミ板の高さは約5cmです。
サーキットで200km/h超えても耐えられるのだろうか??
ミニサーキットで試してみて、危なそうなら出っ張り高さを1cm低くして、さらに超強力両面テープで補強することにします。
続いてリヤタイヤ側も作っていきます。
リヤタイヤ側は、フロントタイヤと同じ作戦は使えないので、ゴムを使います。


このL字型のゴムを230mmにカットします。

横から見ると、力を入れないときはこの角度。
どちらの向きに貼り付けるのが正解なのでしょうか?
赤矢印の向きに風が当たると、簡単に捲れてストレーキの効果があまりなさそうです。
したがって、青矢印の向きに風が当たるように取り付けるべきのようです。

でも、軽くつまむと簡単に変形します。右が進行方向とすると、車速が上がるにつれて青矢印から車速風が強くなるので、このように変形するような気がします。

90度以上曲がって欲しくないので、12×12×1mmのアルミアングルを外装用超強力両面テープで貼り付けてみました。


念のため、剥がれてしまわないように、クランプで一晩圧着します。

あまりカッコ良くはありませんが、リヤタイヤの前にこのように貼り付けました。
どれだけ効果があるかは分かりませんが、効果があることを期待します。
そして先日スパ西浦モーターパークを走行して、最高速は180km/hでしたが、ストレーキにダメージはなく、変形も剥がれもありませんでした。
今のところ大丈夫そうです。
効果は、取付け前後で比較していないので全く分かりませんw
もっと上達して、安定したタイムが出せるようになったら脱着してタイム比較してみます。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!