エキシージにTPMSの取付け その②
エキシージに社外のTPMSを取付けることにしました。
その①では、ホイールに空気圧センサーを取り付けるところまで紹介しました。
その②では室内にモニターを取付ける作業を紹介したいと思います。
モニターの取り付け予定位置はこちらです。

しかし、赤丸で囲った電源用配線が下に伸びていて邪魔です。かつ、エキシージはシガー電源が近くにありません。
そこで色々と工夫をすることにしました。
これが悲劇を生むことになるわけですが、このときは夢にもそんなことは思いません。
とりあえず、車内に設置するための工夫を紹介します。

まず、乗り込むときにメータを蹴とばす可能性があるので、写真のように可倒式にする必要があります。

そのために、トルクヒンジを購入しました。

この蝶番は、曲げるために約0.25Nmのトルクが必要です。
指でヒンジを曲げてみると、まあまあ硬いです。
つまり、モニターを任意の角度で調整することが出来ます。
どのように使うのかは後ほど説明します。

次に電源線の下に伸びている赤丸部分が足に当たり邪魔なので、配線を交換する必要があります。

L字型のUSB-A変換タイプを手配しました。

しかしこのまま使用することは出来ません。USB-Aは5A出力です。
TPMSの電源は12Vですので、改造が必要です。

12Vのアクセサリー電源と接続したいので、USB-A端子の根元でぶった切ります。

被覆を剥くと、赤、黒、白、緑の4芯ケーブルが出てきます。
通常、赤がプラス、黒がマイナス、白と緑は信号線となっています。


なので赤と黒の線に接続端子を取付け、オーディオ配線を分岐させて引っ張り出したアクセサリー電源と繋いでみました。
しかし、モニターは無反応…。
どこかで断線してしまったのかと思って、テスターで導通を確認すると電源は来ています。
そして、テスターの導通確認中に誤ってショートさせてしまったようで、オーディオー/インストルメントパネルの7.5Aのヒューズを飛ばしてしまいました💦
その他、インパネとエアコンの照明も付かなくなってしまいましたが、イルミのヒューズは見つけられず。
面倒くさいことになってしまいましたが、ここは一旦後回しです。
後日ウイングオートさんに行って点検してもらうことにします。

テスターで元の電源配線のピン配をよくよく調べてみると、赤と白がプラス、緑がマイナスということが分かりました。
なんじゃそりゃw

したがって、このように配線するのが正解でした。
まさかの黒は不使用!意表を突かれました。

次に幅20mm、厚さ2mmのアルミバーを長さ42mmで3個切り出します。
でも使うのは1個です。

これをミニクランプにこのように挟み込み、真ん中のアルミ板を19mmのソケットで押し当て、弓なりに曲げます。

何とか曲がりました。

モニターを取付けようとしているところが、緩やかに弧を描いているので その形にフィットさせたかったんです。

トルクヒンジの片面に、超強力両面テープを直接貼り付けます。

トルクヒンジを超面テープでモニタの裏に貼り付け、もう片方は先ほど曲げたアルミ板に穴を開け、タップを立ててネジ固定します。
ネジはM3の皿ネジです。

飛び出たネジ山はディスクグラインダーで削り取りました。

最後に、両面テープを貼って、加工は完成です。

実際に装着すると、このようになりました。

乗り込むときに、うっかり足で蹴とばしたら、折り畳まれます。
さて、視認性はというと、ハンドルの隙間から見える位置ですので、必ずしも良いわけではありません。
かなり明るい表示なので敢えて覗かないと見えない位置にしてみました。
そして、TPMSのセンサーを組み込んだホイールにまだタイヤを組んでいないので、検証は来月までお預けですwww
でも実際に取り付けてみて思ったのは、もっと見やすい位置に変更したほうがいいかもしれないということです。
せっかく凝った取付けをしてみたわけですが、改良の余地ありですw
検証したらブログを更新しておきます。
2025/8/18追記
ウイングオートさんでインパネとエアコンの照明が付かなくなってしまったのを点検してもらったところ、インパネ照明がOFF設定になってしまっていることが判明。ハンドルコラム横のボタンで照明OFF,ONおよび明るさ調整が出来、無事直りました。
エアコン照明もインパネと連動でした(多分350後期以降から)。
ウイングオートさん、ありがとうございました!
以上、エリーゼ、エキシージ乗りの皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!