エキシージのナンバーステー製作
V6エキシージのFrナンバーはリップスポイラーから生えてるように設置されていて好みではありませんでした。
洗車もしにくいです。

そして、ナンバーステーが錆びる問題もあり、過去に記事にもしました。
ナンバーステーを何とかしようと思い2ヶ月経ちましたが、ようやく対策しましたのでご紹介したいと思います。
まずは構想の話からさせて頂きます。
エリエクのナンバステーと言えば、JRE Rasingの牽引フックに付けるタイプが定番かと思います。
でも、牽引フックの先にナンバーステーを取付けると、Frバンパーからナンバーが飛び出す格好にになります。

こちらはお知り合いのエリーゼで、JRE牽引フックの先に取り付けられたナンバーステーです。
個人的には、Frスポイラーからナンバーが飛び出さないような仕様で取り付けるのが好みです。
おっちょこちょいの私には、ナンバーに脛を引っ掛けて悶絶する未来が見えるのです。
(丸目インプレッサで何度かやらかして、ナンバーの位置を微修正しておりますw)
そして、エキシージスポーツ350以降では牽引フックの仕様が変わり、JREの牽引フックとナンバーブラケットを装着するのにひと手間掛かるらしいのです。
ということで、自作することにしました。といっても、自分で図面書いて加工屋さんに作ってもらうんですけどね。
最初に材料選定からです。

牽引フックのネジピッチを調べて、使えそうな牽引フックをAmazonで注文しました。
これを流用します。
ちなみに、牽引フックのネジはM16のP3.0の逆ネジでした。何で逆ネジ??

ちなみにGolfのGTIもM16のP3.0の逆ネジのようで、流用出来ます。
ヤフオクでエキシージ用として上記の製品を9800円で横流ししている人がいるのを見かけましたが、なかなか売れないようです。
この商品、実物を確認すると ネジ部もアルミなので強度はイマイチです。牽引出来るだけの強度があるかというと、ちょっと怪しいというのが正直なところです。
私はナンバーステーとして使用したいので、特に問題はありません。軽いし!

この牽引フックを分解すると、このようになります。

赤い部分を除いて、ナンバーステーとして活用することにします。
デロンギのダンボールで試作品を作ってみますw

こんな感じで、サクッと完成しました。

ダンボールのナンバーステーを車に取付け、ナンバーの角度とかも検討します。
20度傾けた、ヤンチャ仕様が好みであることが分かりました。
空気抵抗も低減できますしねw

こんな形も試してみたりもしました。
狙ったわけではありませんが、どこかのナンバーステーと似てますねw

さて、実際にオーダーしたナンバーステーが写真左側になります。
真ん中の形を採用したことになります。

構成パーツは、このようになります。
青い部品はボルトと共にミスミで注文した樹脂カラーです。
サーキットを走るときは、ナンバーステーを外して赤い牽引フックに交換する仕様です。

牽引フックの黒いパーツにネジ固定したいので、穴開けして、M4のタップを立てられるように加工します。

穴が空いたら、タップを立てていきます。

無事、タップを立てられました。

まずは牽引フックの軸を取付けます。
ついでに、純正のナンバーステー固定部は以前防錆塗料を軽く塗っておきましたが、雑だったので、塗り直しておきました。

その後ナンバーステーを取付けます。
Frバンパーからそんなに出っ張ることもなく、好みの位置に取付け出来ました。
ちゃんと強度計算もしてあります。板厚2mmのSUS304で、補強も入れていますので 過剰強度でしたw。

そしてこちらがナンバーを取付けた様子です。
正直、ナンバーの角度はバランス的には20°じゃなくて、15°にすればよかったと思いました。
最後に、Before、Afterの比較です。

こちらがBefore。

そしてこちらがAfter。
Frスポイラーが、かなり精悍な顔つきに変貌したと思います。
後期モデルのデザインの狙いを、ようやく理解できたような気がします。
ナンバーの角度が付き過ぎて、3カ所の元のブラケット穴が見えてしまっているのはご愛嬌ですw
そして、純正のナンバーステーより少しだけ軽くなりました。
掛かった費用も1万円以下です。
試行錯誤の時間はそれなりですけどね。
以上、エキシージ乗りの皆さまの参考になれば幸いです。
それではまた!