エキシージ

エキシージにD型カーボンハンドルの取付け

haru

エキシージの車内は非常に狭いです。
運転している際には全く気になりませんが、乗り降りするときや、車内で作業するときはハンドルが邪魔でイラっとすることが多々あります。

そして、サーキットを近々サーキットを走行する予定なので、エアバックは邪魔です。
サーキットで、エアバックが誤動作したらとても危険ですし、場合によってはエアバックをキャンセルすることが義務化されています。

ということで、社外ハンドルに交換することにしました。

どうせ交換するなら、純正より運転しやすいものが欲しいです。

ということで、ハンドル交換を紹介していきます。

本記事の目次
① ハンドル、ステアリングボスに求める条件
② 選んだパーツと純正との重さ比較
➂ 取付け時の工夫
④ 取付け後の様子
⑤ その後のモデファイ

① ハンドル、ステアリングボスに求める条件

求める条件は主に3つあります。

一つ目は、運転しやすいこと。
ハンドル径が適切で、握りやすく、自分のポジションが最適な状態に出来ることが最も重要な条件となります。
私にとって、純正のハンドル径と距離感が ほぼ最適であったために、純正と変わらないものを選定することになりました。

二つ目は、軽いこと。
少なくとも純正より重いようでは話になりません。
私の丸目インプのステアリングボスを500g軽いものに変更したところ、明らかにステアリングフィールが良くなりました。
したがって、ハンドルとステアリングボスが軽いということは、重要と認識しています。

三つめは、カッコいいこと。
運転するときは常に触りますし、常に目に入ります。
カッコいいことは、とても大事です!

② 選んだパーツと純正との重さ比較

ハンドルは、D型のリアルカーボン製のものを選びました。
ハンドル径は純正と同じ、320mmです。

D型ハンドルは下側がフラットな形状になっています。
一見、運転しにくそうに感じますが、少なくとも私は全くそんなことはありません。
むしろ、ハンドルをどれだけ回しているか分かりやすくて、こちらの方が好みです。
あと、フルバケのときは下側がフラットなので乗り降りが楽なのも大きなメリットです。

Aliexpressで22000円ほどで売っていましたが、どこかのOEMで作ったB級品のような気がしています。

カーボンハンドル単体の重さは、ボルトやホーンボタンも含めて568gでした。

ラフィックス2と、15mmのショートステアリングボスを含めた重さは、1407gでした。

私が使用するラフィックス2は、丸目インプレッサから引っぺがしたもので、1世代前の物なので約750gと、ちょっと重いのです。
まあしょうがないですね。

一方、純正はといいますと

エアバックなしの状態で1024gです。
思いのほか軽くてビックリしました。ちなみにMOMO製です。

エアバックを抜いた状態で真ん中の穴を蓋するだけでも、ステアリングを切ったときのフィールはかなり改善しそうな気がします。
まあ、私はハンドルを脱着したいのでやりませんけども。

エアバックユニットの重さは1020gでした。
これが重かったんですね。

したがって、純正ハンドルの重さは、エアバック含めて2044gです。
それに対して、新しく交換するハンドルは1407gなので、637gの軽量化となります。

まずまずの結果です。

ラフィックス2は現行モデルだと516gのようです。200g以上軽量化されたんですね!

私はこちらのカーボンのNRGのほうが気になります。

重さはラフィックス2よりも軽い454gとのこと。
カーボンハンドルなので、こちらの方が合いそうです。
この軽さは魅力的ですね。心が揺らぎます。

ラフィックス2と組合わせるステアリングボスは、こちらを選びました。

ラフィックスと組合わせるために、4穴から6穴へ変換できるステアリングボスの中では、これが一番短いものでした。

実は、このショートボスを買う前に、間違えて10mmのボススペーサーを買ってしまったんですよねー。
ボススペーサーでは4穴から6穴へ変換できないので、私には不要でした。
一瞬、自分で4穴加工しようかと思いましたが、フライス盤があるわけでもないし、やめておきましたw

純正のステアリングボス部の長さ(実際はハンドルと一体ですけど)は実測で68mmくらいでした。
ラフィックスの長さは62mmです。これにステアリングボスの15mmを足すと、純正より9mm長くなります。
つまり、ハンドルがウインカーレバーから遠くなり、自分の体に近くなります。
9mmなら気が付かないレベルかといえば、全然そんなことはなく、運転すれば確実に違和感を覚えるレベルで、シートレールの位置は1ノッチ変えなくてはいけません。

まあでも、しょうがないですね。これが精一杯でした。

➂ 取付け時の工夫

取付けには、少々手間がかかります。

第一関門は、15mmのボススペーサーの中にエアバッグとホーン用の配線をすべて納めることです。

あるショップは、ボススペーサーは最低20mm必要と言っています。
つまり15mmのスペーサーを付けるには、何かしら工夫が必要ということです。

それでは作業の様子を紹介していきます。

まずは純正ハンドルの取り外しから。

最初にエアバッグを外します。両サイドの赤矢印の位置のボルトを外すと、エアバッグがスポっと取れます。

エアバッグを取ると、中はこのようになっています。スペースにだいぶ余裕がありますね。
そして、ハンドルを取るためには、上の写真赤丸の4カ所のM6のボルトを取ります。
センターナットは、取る必要ありません!

次に、ショートボスを取付けますが、ラフィックスと組合わせるときは赤マークがTOPになる方に組付けます。

緑色のコネクターがエアバック用となりますが、エアバック警告灯をキャンセルするために、2kΩの抵抗をかませます。
ショートボスに抵抗が付属されていたので、それを使いました。赤色の線のやつです。

そして、ショートボス15mmだと写真を見て分かるように中の空間に余裕がまったくありません。
青矢印のホーンコネクタをしまうのが最難関です。

結論から言いますと、このようにちゃんと配線類はすべて納めることが出来ます。

そのためには、ラフィックス側のホーンコネクタを加工します。

平端子用コネクタが付いていますが、棒端子に変更します。

こんな感じ。

この棒端子をホーンコネクターに差し込んで、コネクターをラフィックス側の穴の中に収めてしまえばOKです。

ハンドル側もラフィックスを取付けて完成です。

装着して、実際の目線はこのようになります。
ギリギリメータが隠れずに視認できて、一安心です。

それにしてもハンドルに付属していたホーンボタンがイマイチです…。

ラフィックスはこんな感じです。
古いタイプのラフィックス2なので、ロゴはありません。

ところで、ハンドルを取付けた翌日にカーボンタイプのホーンボタンを注文しました。

無地でラッパマークだけ付いたやつが欲しかったんですが、届いたのはナルディーのロゴ付きでした。

しかも見る角度によっては細かい傷がたくさん付いています。
まあこれはコンパウンドで磨けば綺麗になるからリカバリーできまが、気持ちの良いものではないですね。

リアルカーボンで、車検対応のラッパマークが印字されているのは、これしか見つかりませんでした。
ハンドルはナルディじゃないけど、付けようか、返品しようか悩み中ですw

2025/3/23追記
ホーンボタンを変えようか悩み中と言った翌日に変えちゃいましたw

ついでにハンドルを固定するボルトも黒色に変更して、ホーンボタンカバーも塗装しました。
ホーンボタンカバーは樹脂製なのですが、樹脂専用艶消し黒で塗装すると、より締まった質感になります。

こちらが拡大した様子。
これでNARDIのロゴがなければ言うことないんですけどね~。

これだ!と思うホーンボタンが納得の価格で見つかるまで、とりあえず使ってみることにします。

ちなみに、このホーンボタンを取付けるために、精度が良くないのでホーンボタンの裏の爪を若干削る必要があります。
きっと正規品ではないと思われるので、このあたりの詳しい解説は割愛します。

以上、エリーゼ、エキシージ乗りの皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

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DIYオタク
身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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