エキシージの錆びたナンバーステーの加工
デイライト復活加工でヒューズBOXで配線加工をしていたとき、何気なくFrのナンバープレートを真上から見下ろしたら、ナンバープレートのステーが錆びていて、その錆でボディーに茶色い染みが出来ていることに気が付きました。
はぁ、見てしまったからには対策しますorz
こちらがナンバープレートを外した様子。
ブラケットはボディーに固定している台座と、ハンバーを固定するH型のフレームに2種類のパーツで構成されていました。
黒く塗装されたブラケットは、アルミ製でとても軽いです。
拡大してみてみると、ナッターでカシメてあるメネジが盛大に錆びております。
メッシュの奥の牽引フック取付け台座も錆びておりますが、ここは簡単にアクセスできないのでまた今度。
一番ひどいのがボディーへ固定するところ。
写真撮る前にアルコールでふき取ってしまいましたが、シルバーのボディーに盛大に茶色い染みが付着していました。
簡単に拭きとれるということは、エキシージの塗装は強いようです。
ナンバーステーの台座をひっくり返したところです。
どうしてこんなに錆びているのか分かりました。
接触する金属の種類がバラバラなので、電蝕が発生していたのです。
ボルトはステンレス。
ワッシャーは亜鉛メッキされた鉄。
ブラケットはアルミ。
メネジは亜鉛メッキされた鉄。
金属がバラバラなので、電位差が生まれて鉄の部品が錆びやすくなります。
ステンレスのボルトに鉄のワッシャーを組み合わせる意味が分かりませんし、こんな組合せをしているのを初めて見ました。国産車じゃ考えられないようなお粗末です。
他の部位のワッシャーが錆びているのも、同じ理由かもしれないですね。
(まだ外して確認していませんが)
そもそも、車にステンレスボルトを使用しているのも初めてみました。
ステンレスボルトは摩擦係数のバラツキが大きくて、同じトルクで締め付けても軸力がバラツキます。
つまり鉄製のボルトより緩みやすくなるので、重要締結部位に用いるのはご法度です。
強度も鉄のボルトより劣りますしね。
個人的にはチタンボルトも不向きと思っています。
ま、ナンバーステーとかは重要締結部品というわけではないので、いいんですけどねw
ボディーの染みは、細目コンパウンドで綺麗になりました。
ボディーに圧入してある鉄のカラーは取れないので、サビキラーという錆転換塗料を塗り塗りします。
カビも取れまそうな名前ですねw
選んだのはガンメタです。他にもシルバーの塗料が売っていました。
この場所だけならシルバーのほうがいいかもしれませんが、足回り塗装用に購入したのでガンメタです(好みの問題です)
水性なので、少し水で薄めて塗装しました。サラサラして塗りやすくなります。
この塗料は、塗装の下地剤としても使えるようです。純正ナンバーステーを外した時にちゃんと塗装しようと思います。
ついでにスケベ心を出して、ナンバーの角度を少し寝かせたいと思い、台座の真ん中を少し曲げました。
左右は形状的に簡単に曲がりません。
なので、左右は赤丸の位置に0.8mm厚のワッシャーを3枚重ねました。
今度はボルトもワッシャーもステンレスの新しいやつを準備しました。
電蝕はまた起きると思いますが、いずれナンバーステーごとアフターパーツに変えてしまおうと思います。
台座を取付けると、このようになります。
中央のボルト固定部を少し曲げ、左右をワッシャーで嵩上げすることで台座が少し傾きます。
さらにナンバーを固定するブラケットを取付ける際も、上側だけワッシャーを3枚挟みました。
これでナンバーが10~15度くらい下を向くようになりました。
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!