車の白ボケした未塗装樹脂を黒くする その1
未塗装樹脂は、ほとんどは黒色の樹脂パーツです。
これがワックスとか撥水剤とかの古いコーティングの変色とか、紫外線や熱による劣化によって白濁した色になるようです。
古いコーティングが主要因であれば、洗剤で洗えば黒色に復活する可能性があります。
でも紫外線や熱劣化などの場合は、洗剤で洗ってもなかなか復活しないような気がします。理屈的に多分。
今回は、ガスバーナーで軽く炙って黒く復活するという方法を試してみます。
黒く復活する理由は、おそらく劣化して白ボケした表面を軽く溶かすことにより黒色に戻るのだと思います。なかなかリスクがありますね。
多分、再び劣化して白ボケするのも新品より早いと思います。
何はともあれ試してみます。
試してみるのは、この赤丸の蓋みたいな白ボケした樹脂パーツ。
紫外線劣化はないはずだから、工具とか置いたときの傷と熱による劣化でしょうか。
スポンジとマジックリンで洗っただけで、かなり黒く復活したように見えます。
でもこれは、まだ完全に乾いていないからです。
ということで、予定通りガスバーナーで軽く炙りってみます。
炙ると言っても、バーナーを素早く左右に動かして止めません。動きを止めたら樹脂が溶けちゃいます(;´Д`)
バーナーで軽く炙った結果、こうなりました。
かなり黒くなりました。
でもちょっとムラがあります。
本命の白ボケ復活は赤矢印のカウルです。
これは広範囲なので、ガスバーナーで炙って復活させるにはムラになるリスクがさらに高まります。
黒樹脂復活剤というのも、たくさん売っていますが、効果はだいたい3か月から半年です。
ワコーズ SH-Rというコーティング剤は艶々になって、1年持つようです。
おそらく、簡単に購入できる未塗装樹脂用のコーティング剤としては最強だと思います。
とはいえ、コーティング剤なので、永久的というわけにはいきません。
劣化したコーティング剤の上に重ね塗りしていくのも、ちょっと不安です。
ちなみに私の主観なのですが、黒樹脂の部分が綺麗になっても、塗装されたボディと違って感動はありません。ということは、達成感もあまりなさそうです。
面倒くさいので、出来ることなら5年は再施工したくないです。
ということで、カウルは黒スプレーで塗装してみることにします。
これならコーティング剤より確実に長く持ちます。(下地処理をしっかりやれば)
でももう少し涼しくなってからにしますw
以上、皆様の参考になれば幸いです。
それではまた!