エキシージ

エキシージのフルードホース交換とリザーバータンクの別体化

haru

エリーゼとかエキシージのリザーバータンクに繋がるブレーキフルードのホースは、フルードが滲んでくることで有名です。

私も今年の1月末にエキシージ350を購入し、すぐにホースをチェックしましたが、その時は異常はありませんでした。
私はてっきり、フルードホースが対策されたのかなと思っておりました。ことのきは!

ところが、6月に再びチェックしたときは、ホースが汗をかいたように所々テカテカしておりました。ホースは対策されていなかったということです。
したがいまして、なるべく早くホースを交換する必要があります。
じゃあブレーキとクラッチが一体になっているリザーバータンクをついでに分けようと部品を購入したんですが、暑くなってしまったのでずっと先延ばしにしておりましたw

その間にも症状は悪化するばかり。
マスターバックのホースが触れている箇所は、塗装が剥げて錆びています。
2020年登録の車両なので、ここ半年で急に症状が出てくるのは考えにくいように思います。
購入時は、ディーラーさんがホースをきれいに掃除してくれていたのでしょうか??
う~ん、不思議です。

さて、それでは作業を紹介していきます。

まずは手配した部品の紹介から。

バイク用のリザーバータンクと、ステンレスとL字ステー。ステーは写真を撮る前に曲げてしまいました😅
ネジは、ストックしていたM5のステンレスのものです。

 

このステンレスのステーは厚みが3mmあるので、万力がないと曲げられないかもしれません。

 

あと、フルードが滲んでくる3本のホースは、写真のものを長さを純正ホースと同じ長さに切って使いました。3本とも似たような長さで、300mm弱でした。
950mmのホースですが、全部で880mm使用しました。
足りなかったらどうしようと、作業中は少しヒヤヒヤしました。

購入した部品は以上です。

それでは次に作業の紹介です。
すみませんが、写真少なめです。

クラッチのリザーバータンクを新たに新設するわけですが、上の写真の赤矢印の穴を利用します。

 

曲げたL字のステーを赤矢印のように設置します。
ついでに、青矢印で示すブレーキホースがブツブツとテカッているのが分かりますでしょうか?
ブレーキフルードが滲んできているんです。
手で触ると、ベタベタします(# ゚Д゚)

 

こちらはクラッチラインのホースとマスターバックが触れているところ。
フルードで塗装が溶けて錆びてます。。。

 

こちらはマスターバックの前側のホースが触れていたところ。
ホースを外して、きれいにウエスで拭き取ってみたら、赤丸のところが錆が進んでクレーターになっていました。
このまま放置していたら、いつか穴が開いてしまうかもしれません。
そうなったら怖いですね(;゚Д゚)

気が付いて良かった。。。

 

クラッチのタンクを別タンク化する理由は、二つあります。

一つ目は、クラッチラインは何故か汚れやすいそうなので、分離しておきたいなと。
上の写真はリザーバータンクを覗いたところですが、黒いモヤモヤが見えると思います。
どうやら、これがクラッチラインから来る汚れのようです。

二つ目は、フルードがFullラインまで入っていると、強烈なGがかかったときにキャップからフルードが漏れることがあるようなので、フルードレベルを真ん中より少し上くらいで管理したいのです。

しかし、リザーバータンクの側面の真ん中にクラッチホースが繋がっているので、フルードレベルが低いとクラッチラインにエアーが入ってしまうかもしれないのです。

変な設計ですね。
そもそも、リザーバータンクをタイラップで固定してる車を初めて見ました。

 

フルードが滲むホースは交換しますが、そのためにはリザーバータンクのフルードを抜いて、リザーバータンクを外す必要があります。

フルードを抜くのは、シリンジに外径6mm、内径4mmのシリコンホースを繋いで吸い取るといいです。

ブレーキホースの内径は7mmですので、シリコンホースをブレーキホースの中に突っ込んでフルードを吸い取ります。
そうすることで、純正ホースを撤去するときにブレーキフルードがこぼれてくることを防ぐことが出来ます。

 

リザーバータンクと純正のブレーキホースを撤去して、パーツクリーナーで丁寧に脱脂したら、塗装が剥げて錆てしまったところをサビ転換塗料で塗装します。

錆びてしまったところに塗装するときは、最低でも2度塗りしてあげる必要があるようです。

 

こちらが錆びたところを塗装して、ホースを交換した様子。
塗装したところはガンメタですw
黒じゃないけど、まあいいでしょう。

 

そしてこちらがクラッチのリザーバータンクを別体化した様子。
元のリザーバータンクのクラッチラインの口は、ゴムキャップで蓋をしておきました。

そしてリザーバータンクにはフルードがFullラインより上まで入っています。
これはブレーキのエア抜き前だからです。この日は時間切れとなり、翌日に持ち越しとなりました。

 

別アングルから見るとこのようになっております。

ホースのクリップは、純正のやつを流用しています。

クラッチのエア抜きですが、場所的にちょっと面倒くさいです。

クラッチのエア抜き用ニップルは赤矢印の下にあります。
なので、青丸のカバーをまず外す必要があります。

 

黒いカバーを外して、身を乗り出して頑張って覗き込むと、赤矢印のところにニップルがあります。
そして何故かニップルは遮熱板に触れそうなところに付いています。

エア抜き用のシリコンホースを付け辛いったらもう本当に。
でも遮熱板を外さなくても、頑張れば何とかなります。

作業時間は、適切な工具があれば4時間くらいです。

一番苦労したところは、クラッチのタンクとステーの選定もさるところながら、純正ホースの撤去でしょうか。
マスターシリンダーに刺さっているホースは、奥まったところにあり手が入らないので、ホースクリップを外すためにロングラジオペンチと、ホースを抜くためのホースプライヤーがないと苦労すると思います。

以上、エリーゼ、エキシージ乗りの皆様の参考になれば幸いです。

それではまた!

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身の回りの何かを常にアップデートしていないとソワソワしちゃう変態なオッサンです。 家とか車とか自転車とか畑とか…。 ネタは尽きないので、時間があるときに更新していきます。
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